アフター・ウェディング

劇場公開日:2025年11月14日

解説・あらすじ

「しあわせな孤独」「ある愛の風景」などで国際的に高い評価を受けるデンマークのスサンネ・ビア監督が手がけたヒューマンドラマ。

インドで孤児の援助活動を行うヤコブは、祖国の実業家ヨルゲンから巨額の寄付金の申し出を受ける。故郷のデンマークに戻ったヤコブはヨルゲンとの交渉を成立させるが、ヨルゲンから彼の娘の結婚式に出席するよう誘われる。そこで思いがけない人と再会したヤコブは、ヨルゲンの真の望みを知る。

「007 カジノ・ロワイヤル」で注目を集めたマッツ・ミケルセンが主演を務める。2020年にはジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズの主演による「秘密への招待状」としてハリウッドリメイクもされた。

2006年製作/119分/デンマーク
原題または英題:Efter brylluppet
配給:シンカ
劇場公開日:2025年11月14日

その他の公開日:2007年10月27日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第79回 アカデミー賞(2007年)

ノミネート

外国語映画賞  
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(C)2006 Zentropa Entertainments16 ApS. & After the Wedding Ltd./Sigma Films III Ltd. All rights reserved 2006

映画レビュー

3.0 富と愛

2025年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「愛を耕すひと」(23)がよかったので、マッツ・ミケルセン主演の今作を観ました。インド孤児院とコペンハーゲンの豪邸とのギャップが見所にもなっていて、両者をつなぐ「過去」が紐解かれていく展開が面白かったです。ただ、誰かに共感できるかというと、そうでもなかったかなと個人的には感じました。とりわけ、キーマンとなるヨルゲン(ロルフ・ラッスゴード)の行動は、自分にはとても思いつかない発想でした。

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赤ヒゲ

4.0 優しいマッツ

2024年4月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

家族愛が溢れる良い作品でした。インドで孤児院を運営するヤコブ役にマッツ。子供たちにとても慕われている優しいマッツ、めっちゃ素敵です✨寄付の申し出があり、デンマークに行くマッツ。ここから思わぬ展開に、マッツと共に驚かされますΣ(◉⌓◉)娘が1番パニックだったと思うけど、ヨルゲンさんの家族への想いがとても深い。

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サラ

3.0 小説をそのままに

2023年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

可もなく不可もなく
それなりの良い作品だと思う
ただ、邦題で損してるね
デンマークの言葉が難しいかもしれんけど
もっと気の利いたタイトルつけて!
ミケルセンさんはいいなぁ

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けはえ

4.0 「花婿は私の元カレなのよ」「実を言うと、花嫁は俺の娘なんだ」

2018年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『007/カジノ・ロワイヤル』にもル・シッフル役として出演していたマッツ・ミケルセン。デンマークということもあってか、ヴィゴ・モーテンセンにも似てるような気がしたし、なぜか大杉漣にも見えてしまいました。

 インドで孤児たちを相手に英語を教えているヤコブ(ミケルセン)。英語ではジェイコブと発音するんだ・・・などと考えながら、救援事業も資金不足で大変だったようだ。そして彼の故郷デンマークの実業家ヨルゲンから巨額の援助の申し出があったため帰国するのだが、契約を交わす前に彼の娘の結婚式に参加することとなった。驚いたことに、ヨルゲンの妻はかつての彼の恋人だったのだ・・・それだけではない。花嫁であるアナ(スティーネ・フィッシャー・クリステンセン)が「ヨルゲンは実の父親でもないのに・・・」などと発言するのだ。

 実は18年前に別れた恋人は妊娠していた。そんな人間ドラマを濃密に描いているのですが、娘アナの心は意外にも実の父親に会いたがっていたことで、確執なんて存在しないような大らかな人間関係が窺える。ヨルゲンは事業で大成功していて大富豪であることも違和感の要因であるのですが、ヨルゲンとヘレナの間にもうけられた双子のほうに愛情が注がれすぎてたのかもしれません。

 “金満”などという言葉も使われているほど、最初はヨルゲンの態度も金持ちならではの嫌味がたっぷり。しかし、人間関係が明るみに出てからは、彼の性格に好感が持てるようになる。妻の元恋人、しかも娘の実父の出現というショッキングな出来事があったにも拘わらずなのです。そして、インドの孤児院に年間1200万ドルの寄付という、企業の儲けには全く関係のない慈善事業に投資しようというのだ。ミステリアス・・・これは何かある。

 予想通りの展開で、ヨルゲンの投げやりとも思える資産をばらまく行為。なぜだかまたもや『象の背中』を思い出してしまいましたが、彼の風貌が象に似ているんじゃないかと感じてしまいました。若干、男のエゴも感じられる。しかし、残された人たちが全て幸せになるように仕組まれてもいたのです。

 ストーリーよりも映像のほうに面白さがありました。登場人物の目がクロースアップとなるカットがとても多いのです。剥製の動物の目も映し出されるものだから、その意味も考えてしまいます。なんだったのでしょう・・・

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kossy