グッド・シェパード

劇場公開日:

解説

監督デビュー作「ブロンクス物語」以来13年ぶりとなる名優ロバート・デ・ニーロによる監督第2作。アメリカが誇る世界最大の諜報機関であるCIAの誕生秘話と、そこに身を投じた一人の男の葛藤を壮大なスケールで描く話題作。第2次大戦前夜のアメリカ東海岸。名門イェール大学のエリート学生だったエドワード(デイモン)は軍からスカウトされCIAの前身である戦略事務局(OSS)の一員として国家の諜報活動に従事していくが……。脚本は「フォレスト・ガンプ/一期一会」「インサイダー」のエリック・ロス。

2006年製作/165分/アメリカ
原題または英題:The Good Shepherd
配給:東宝東和
劇場公開日:2007年10月20日

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受賞歴

第79回 アカデミー賞(2007年)

ノミネート

美術賞  
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映画評論

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映画レビュー

2.5人間ドラマに寄せた方が・・・

2023年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

CIA創設に係った諜報員の苦悩を描く物語。 ロバート・デ・ニーロ監督、マッド・デイモン、アンジェリーナ・ジョリーが出演する豪華配役のスパイドラマ。史実に基づいた・・・と誤解していましたが、フィクションのようですね。登場人物にモデルになった方はいるようですが・・・ 物語は、重厚な人間ドラマ。主人公と同級生の恋と別れ、結婚した女性との冷めた関係、そして息子。 特に、後半にあるマッド・デイモンとアンジェリーナ・ジョリーとの口論が秀逸です。激しく口論した後の静かな間・・・暗く、限りなく深い二人の断絶を感じさせる一瞬の間・・・見応え十分でした。 ただ、スパイ物としては分かり難く見るに堪えません。、エピソードが散逸して芯が通っていないうえ、60年代と40年代を交互に映す手法も分かり難くさに拍車をかけました。 その分かり難い物語を167分見せられるのは苦痛にすら感じました。 もう少し、家族を映した人間ドラマに寄せた方が、映画としての面白さは高まったように思います。 私的評価はやや厳しめです。

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よし

3.0力作ですがパンチ不足

2023年11月6日
PCから投稿

実に誠実に丁寧にCIAスパイの苦悩を描いていますが、演出、脚本が緩慢なので、後からあらすじを読まないと理解不能な箇所が散在します。ポイントとなる事実を明示する必要があります。 3時間近い大作ですが演出が平坦なのでドラマチックとサスペンスが感じられません。 せっかくの熱演が惜しまれます。 一見コッポラ的であり、スコセッジ的なのにオスカー候補にもなれず、評価も平凡である理由がそこにあります。

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越後屋

3.0淡々と進み終わった

2023年8月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

どこが盛り上がりかはっきりしないまま進み終わったような作品でした でも面白くない事はなく退屈せずに観れました CIAはこうして出来上がったのか、なるほどです タイトルの「The good shepherd」、良き羊飼い、こんな感じでしょうか ほんと、忠実なる羊飼いでした 家族にも秘密が多く、愛国心とか仕事への責任感でしょうか 日本人だと愛国心より仕事への責任感が多くを占めるのではないかと思います 家族より何よりもCIAを優先する、エドワードのあの選択には驚きました その妻が私には受け入れられなかったです 出世するであろう高学歴のエドワードを思惑通り手に入れて、結婚したらほっとかれたからって堂々と浮気を告白するし、ないがしろにされたからってキレるし、そもそもエドワードには他に好きな人がいたから仕方ないってって言ってやりたいくらいでした 若い頃のクローバーの真っ赤な口紅が余計に下品な強かな女の人に見えて、元々苦手なアンジェリーナ・ジョリーだからか、とても哀れな嫌な女の人に思えました 主人公の寡黙なエドワードを演じるマット・デイモンは良かったと思います

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小町

3.0第二次世界大戦~冷戦初期のかけての激動の時代 ある諜報員の葛藤を描く

2022年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

本作は革命後のキューバへの上陸作戦を失敗した米国のできごとをモチーフに CIAの生え抜き諜報員の半生と作戦失敗の要因が解明されるサスペンスである。 感想としては、フィクションとはいえ当時のCIAとKGBの駆け引きや 「心」を捨て、ひたすら「国家の目と耳」に徹する事を命じられたある諜報員の半生と苦悩の描写は大変興味深かった。 ほんとうの事はわからないが、事実は本作のストーリーと似たり寄ったりではないか。 何のための国家なのか?を考えさせらる。 ひたすら暗く地味な「スパイもの」であるが、そのリアルさに心惹かれた。

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スモーキー石井

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