劇場公開日 2007年10月6日

「なぜか突然放映されていると思ったら…。」パンズ・ラビリンス yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0なぜか突然放映されていると思ったら…。

2023年3月15日
PCから投稿

今年82本目(合計734本目/今月(2023年3月度)17本目)。

なぜか、ミニシアターでもないのに、15年前の映画が放映されていてなぜだろう?と思って見に行ったら、著作権(放映権)の関係なのですね…。

 スペイン内戦にファンタジーを絡めた不思議な作品で、どちらよりに見ることも可能です。また、多くの方が書かれている通り、ある意味「中毒性」がある作品で、何度か見ることを想定されている…といっても、どうもこの1週間(木曜日まで?)で権利は消えてしまうようです(アマゾンプライムや一般的にDVDを購入すれば普通に見られる?)。

 このように「今後はアマゾンプライム等での視聴が一般的になるであろう」という特異な映画なので、ネタバレになるような記述は一切避けるようにします。

 映画の趣旨的にスペイン内戦に関することを知っていればやや有利ですが、高校世界史でもそこまで深くは扱わず(一方でスペインではものすごく大きく扱う)、ある程度「わからない点」が出るのは仕方がないかな…というところです(映画館に行く前、あるいはVODなどで課金する前に「スペイン内戦」について検索してから見るだけでもかなり違います)。

 映画自体がそもそも今から15年ほど前なので、クオリティ的に気になる点などは確かにありますが、その15年前の映画を放映しているのが上記のような特殊な事情なのであり、15年前のことをどうこういうのはフェアではないので、減点なし(5.0)にしています。

 映画に「放映権」があるのは有名な話ですが(だから、どんなに有名な超有名映画でも権利を持っていないと、その映画館では一切流せない)、「国内ではこれ以上流せない」という意味での放映権という考え方もあるんだ、ということを知った、「別の意味で」知識も増えた良かった映画でした。

yukispica