「圧倒的なダークファンタジー」パンズ・ラビリンス Casaさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的なダークファンタジー
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そういえば昨年はテリー・ギリアムの「ローズ・イン・タイドランド」があったなと思いつつ、少女がつらい現実から幻想世界に逃げ込むという設定は同じだが、それでも逃げようのない鬱屈した現実に根ざした「パンズ・ラビリンス」のほうが、より圧倒される。クリーチャーの造詣も秀逸。オフェリアが幻想世界に逃げ込もうにも、最後までそれを許さなかった現実(=義父)。観ていてつらくなるほどだが、しかし、迎えたラストにはオフェリアへの救いがあったと見えた。
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