「ディズニーよりもずっと真のファンタジー」パンズ・ラビリンス もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーよりもずっと真のファンタジー
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①ファンタジーとは厳しい現実の対極にあるものということを、ファシズムの黒い雲に覆われた第二次世界大戦中のスペインを背景に描くGillelumo del Toro監督の傑作。②オフェリアの体験する不思議の世界は彼女の空想の産物か、それとも人間(特に大人には)には見えないが実在する不思議の国か、境界が曖昧に描かれているところが素晴らしい。オフェリアは転生した現し身の人間の肉体を離れて地下の魔法の国に帰ったのか、事切れる前に最後に見た夢が観るものの判断に任せるラストには涙が出た。③ペイルマンの造形は傑作。
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