ONCE ダブリンの街角でのレビュー・感想・評価
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普通にいそうなwanna be ストリートミュージシャンとチェコ移...
普通にいそうなwanna be ストリートミュージシャンとチェコ移民の道端の花売り子の物語。
ラブストーリーって書いてあったけど、ラブストーリーじゃなく、音楽に共感する友情物語だと思う。
ロンドンで成功を夢見る息子を応援する父親、銀行マンがデモを聞いて借金をokする場面、素敵です。
切ない爽やかな映画
去ってしまった彼女のことが忘れられないで音楽を作り続ける男とひとりのチェコからやってきた女性のお話。
と言ってもいいのかわからないぐらいには音楽が軸となって進む物語。
想いを馳せる相手に一生懸命気持ちを届けようと生きている二人は見ていて綺麗でした。
ほとんどハンディカムで撮影しているからか良い意味で「映画」らしくなくて。
写真や動画とはまた違う思い出の記録媒体である音楽というものは歌い方や歌詞を通して制作者の心情がダイレクトに伝わってきて、素人(映画の中では)が作っている曲は心に沁みるなぁ、そこがうまくこちら側に伝わる撮り方をされていたように思いました。
ドライブ先でのチェコ語の会話は、意味を知った時鳥肌ものでした、、
あとはエンドロールでもふたりに名前がないことが衝撃で。
名前なんてただの記号で相手のことを知る時には何ら関係のないことなんだなと痛感。
少し秋葉原文化に通じるところがある気がします。
元カノが忘れられない未練の気持ちはありつつ、良い感じの女性がいると誘ってしまう男、
男に好意はあるけれど子どもや母親のことを考えると自分なりの正しい行動をとる女。
女性は強くてかっこいいなと惚れ惚れしてしまいました(笑)
ラブストーリーなんだろうけどキスさえしない素敵な映画。
ふたりが幸せな今後を歩むことを祈ってしまう、そんなラストでした。
「はじまりのうた」をまだ観れていないので近いうちに観たいな思います!
Miluju tebe
音楽を通して、心を通わせるけども
結ばれない二人のミュージシャンの
お話。
一線は越えないけども、
牽かれ合う描写が、もどかしい
大人の恋愛作品。
音楽を奏でる楽器に氏名がないように、
演者も楽器の一部のように、
名前が設定せれずに、guy、girlに
なっていました。
見終わった後で気付きました
初めの出会いから、girlは、
グイグイ興味津々って
話してきて、顔見知りになる。
知り合い、友達、恋人の
線引きをがどこなのかを探るのが
本作のもどかしいところ。
節度ある対応を最後は守るんだけど、
名前がなかったり、
関係性の発展が行き止まりの中の
心のゆらぎが
サッパリしているのは、
あくまでも、
作中にたくさんでてくる楽曲を
際立たせるスパイスにするため
なのかな。
バイクデートの海岸で
別居中の夫を愛してるかと
聞かれた時の返しを
チェコ語で伝わらないように
返事するシーンは、
罪な小悪魔な笑顔で、
憎めないけど、
恋人にしたいとして
相手にこれを言われたら
どうしょうもないなー
Miluju tebeは
私はあなたがすきよという意味
だもの。
旅立ち前の
guyと父親とのやり取りは
好きなシーンです。
息子の作品をファンタスティックって
表現するのが、
お洒落。
見たかったダブリン3作品の
最後の鑑賞でした。
個人的には、
「はじまりの歌」 のテイストが
大好きなので
あの感じが、好みかな。
楽曲もストーリーも。
素敵な作品だけど、
他の2作品を知ってしまうと
物足りない…
はじける感じやワクワク感が
少なくて、しっとりしてる。
というか、
テイストが違いますね。
心を通わせても、結ばれない、
結ばれてはいけない。のが
見ていて苦痛じゃなければ
たのしめるかも。
ジョン・カーニー監督3部作
ジョン・カーニー監督のミュージックラブストリー3部作の一作目!
「はじまりのうた」「シング・ストリート 未来へのうた」その後に見てしまったけれど、いやいややっぱり楽曲にジ~~ンと来ますね。
順番に見ることをお薦めます。
名もない男女のすれ違いの恋と、夢の物語
カッコイイ音楽映画を撮るのがチャゼルだとすれば、優しい音楽映画を撮るのがカーニーという印象。
おもしろいけど、インディーズ感が強いし万人におすすめはできない。「シング・ストリート」や「はじまりのうた」を先に観てみて、興味を持った人が観るべきだと思う。
ところで、ピアノを買うお金はどこからでてきたの?お父さんの餞別……?
低予算で…
ジョン・カーニー監督作はシングストリートに続き本作が2作目。
ストーリーは音楽を通して男女が心を通わせていくというもの。
ストーリー、脚本はシンプルでひねりは特になく、わかりやすい。彼らの音楽もゆったりとしたバラード調の曲が多く、そのムードとストーリーは完璧にマッチしている。
外のシーンが多いが基本的に曇り空で作品全体に切なくて、鬱屈した雰囲気が漂う。ハンドカメラで撮っており画質が悪いことからも低予算で作られた映画であることはわかるが、それがリアリティを生み出し、鑑賞者の心に寄り添うものとなっている。
キャストには俳優を使っていないようだが、特に演技が下手だとは思わなかったし、アーティストならではの演奏が聴けたので良かった。
特にこだわった演出はないが、演出が少ないからこそ良い意味で映画っぽくないっていうか、見ていてスッと心に染みる気がした。
個人的にはシングストリートよりも楽しめた。あの作品はパワフルでハッピーな映画だから全くテイストは違うけど、楽曲とストーリーを本作の方がより楽しめた。
はじまりのうたも早く鑑賞したい。
切ない、そして、歌が最高。
ジョンカーニー監督ですよ。いい音楽。これだけで、幸せですね。ただ、音楽のシーンが長すぎかな。でも、あの一曲、一曲が最後に活きてくるんだよなー。マルケタも可愛い。あの、チェコ語で何を言っていたのかを知った時の表情が最高。あーいい映画でした。
ジョンカーニー好きだと確信した一本
たまらん
低予算丸出し感もたまらんし
すごく繊細な愛を描いてるのも良い
かっこつけない飾らない自然体主役2人も良い
ついでにファッションも好き
あと音楽
やさしくてあたたかい
だれも傷つかないような言葉の数々
素晴らしいですわ
ジョンカーニーの根ここにあり。
楽曲がいい
自分の中でヒットであった『はじまりのうた』監督作品ということで鑑賞。
『はじまりのうた』程ではないが、なかなか良かった。低予算、かつ無名の俳優陣の中、善戦した作品だと思う。
主人公の感情こもったパワフルな楽曲がいい。
また、彼女のチェコ語での告白。我々も字幕無く、主人公同様、何を言ったのか分からなかったのが良かったと思う。
主役の二人は本作を契機に付き合いが始まったとのこと。撮影の現場ではそんなことがよくあるのかな。
これほど曇り空の合う街があるだろうか
カメラマンの影が映り込んでいる所があったからそこは編集でどうにかした方が良いかと笑まあ制作費をあまりかけてないんでしょうね。
ダブリンのどこか寂しさが漂う街並みがすごく良かった。うまく言えないけど撮り方がドキュメンタリーみたいで、映画だけど映画って感じではないように感じました。ボキャ貧でごめんなさい汗
歌うまい
オープニングのこそ泥を追い掛けるシーン、
あのくだりは好きで、
これは面白そう!と思った。
けど、以降は普通だった。
泊まっていってよ、とか
かわいい目で言っちゃうとことか、
意味不明な環境で暮らしてる彼女とか、
人間くさくてた良かった。
さんざん聞かせられたので
曲が頭に残る。
音楽に浸れる映画だなと思いました。 二人のハーモニーが最高です。 ...
音楽に浸れる映画だなと思いました。
二人のハーモニーが最高です。
最初は乗り気じゃなかったプロデューサーも、彼らの歌を聴いて心動かされてるシーンが良かった。
彼女が掃除機引きずりながら街を歩くシーンも好きです
アイルランドは灯りが少ない
期待してたけど残念。
理由は劇中にフルで聴かせる歌がさっぱり心に響かなかったためかな。
歌のシーンが長くて、そこが退屈って感じた…
物語はシンプルで特筆すべきものもないし。ちょっとでも独自性や光るポイントがあれば好きになれたのに。
実直な音楽が響くダブリンの街角
いい意味で割れるほどの歌声で始まるこの映画は、ラブストーリーかと思いきや、そうではないようです。ドキュメンタリータッチな映像や音響はどうしてなんだろうと思っていましたが、日本円にしておよそ1800万円で作られた映画ということで納得です。そんな映像を通して映し出されるダブリンの街角はとても風情があって、しかもそこに胸にグッとくる音楽が重ねられています。ストーリーは捻りのない、シンプルなものなので肩の力を抜いて、なんなら雰囲気だけでも十分楽しめる映画です。マルケタ・イルグロヴァは当時19歳とは思えないぐらい大人びていて、グレン・ハンサードと並んでも違和感がありません。お互い名前なんか知らなくても、音楽があれば心は通う。そして、離れた恋人との気持ちをふたたび通わせるのもまた音楽なのですねぇ。
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