「そばかすなんて気にしないわ・・・」キャンディ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
そばかすなんて気にしないわ・・・
そんなソバカスだらけの女流画家かと思っていたら、とても綺麗でした。しかも鼻も高いし、オーバードーズでイッちゃってる顔までもが魅力的。オープニングでは遊園地によくある遠心力でぐるぐる回る乗り物(?)で戯れる2人が描かれるのですが、この時点からすでにトリップ状態でした。
定職に就かない自称詩人のダニエル(ヒース・レジャー)はこうやってキャンディ(アビー・コーニッシュ)と恋仲になり、やがて彼がやってたドラッグに興味を持った彼女がずるずるとジャンキーへの道へと突き進む。金が無くなったら親に無心。頭の中は詩とドラッグだけのダン。どうしようもないダメ男ぶりが似合ってました。そして、よき理解者であるキャスパー(ジェフリー・ラッシュ)も曲者で、大学講師の職を得たのに一緒にラリったりしているのです・・・
とりあえず2人は結婚するものの、収入源といえば、キャンディが体を売ったりしている始末。大金を手に入れたりもするけど、結局は悪銭身に付かずといったところでしょうか・・・。まぁ、ヤク中から抜け出せないのは戒めとして、結末も理解できるし、つい大人目線で彼らを見てしまいます。
愛し合う2人は羨ましくもあるけど、共感はまず出来ないと思われる映画で、芸術家としても魅力がなかったところが残念でした。まぁ、イギリス産のドラッグ映画よりはほのぼのとしてるし、どこか大陸的な心まで感じてしまう。あれは若気の至りだったなぁ~と回想する作者の気持ちも伝わってくるのです・・・が、とても眠かった・・・
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