インベージョン(2007)

劇場公開日:

解説・あらすじ

「ボディ・スナッチャー 恐怖の街」(56)、「SF ボディ・スナッチャー」(78)などに続くジャック・フィニイの古典SF小説「盗まれた街」、4度目の映画化。精神科医キャロルの周囲で、ある日を境に人々が感情を失った“何か”に変貌していく。その症状は瞬く間に伝染し、いまだ感情を残す人々を襲い始める。キャロルは愛する息子を守るために、恋人の医師ベンらとともに原因究明を急ぐが……。

2007年製作/99分/アメリカ
原題または英題:The Invasion
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2007年10月20日

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(C)2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. - U.S., CANADA, BAHAMAS & BERMUDA. (C)2007 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED - ALL OTHER TERRITORIES.

映画レビュー

4.0コロナと現在の戦闘情勢を予言していたのかも…

2025年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

2007年作品と言うから、今から18年も前の作品。2020年に起きたコロナ感染を予言していたの様な、世界中に蔓延した感染病を扱ったSF・サスペンス。主演のニコール・キッドマンも、瑞々しい美しさがあり、子供を守る強いママを演じている。また、その恋人役にも、『007カジノロワイヤル』で一気に人気の出た、若きダニエル・クレイグが演じている。

コロナ・ウイルスは、否定はしているが、中国が作り出した人造ウイルスであったのは暗黙の事実。しかし、こちらのウイルスは、宇宙から帰還するところで大爆発を起こしたスペース・シャトルが持ち込んだスペース・ウイルス。しかも、感染者の口からの分泌液から感染し、そのウイルスは、睡眠によって作用し始めて、見た目は分からないが、感情を失くしてしまうというもの。

周りの人々が、次々と感染していく中、ニコール演じる精神科医のキャサリンは、自分も元夫からの吐しゃ物を浴びて感染する中。しかし、愛する息子を必死で守り抜くため、強くて逞しいママとなって、孤軍奮闘するストーリー。ただ一人、頼りにしていた恋人のベンが、最後に救いに来てくれるのだが…。

改めて、ニコール・キッドマンの美しさが光る作品。『クワイエット・プレイス』のエミリー・ブラントやホラーの名作『ラストサマー』のジェニファー・ラブ・フューイット等、美女が独りで、必死の形相で敵から逃れ、最後は勇ましく立ち向かったていくという展開は、こうした作品では鉄板。それぞれの美しさの中に秘めた、『生』に欲する強さと逞しさが開花していく様に、感情移入しやすくて見応えもある。

映画としては、思った以上にスリリングで面白かった。また、人々からウイルス感染で感情がなくした時、世界の紛争や戦闘が無くなり、国家間に友好的な流れが生まれるシーンが映し出された。これは、これで世界に向けたメッセージを強く感じた。と同時に、ラストシーンで語られた「争いも犯罪も無い世界は、人が人でなくなった世界」という言葉は、人としての性(さが)に対する憤りとやるせなさも突き付けてきた。

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bunmei21

3.5侵略者か救世主か

2024年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

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レント

1.5ニコール・キッドマンに気圧されて…

2024年6月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

2007年公開のアメリカ映画。
Wikipediaによると、ジャック・フィニイのSF小説『盗まれた街』(原題:The Body Snatchers)の4度目の映画化作品、とある。すごい。

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル、
脚本:デヴィッド・カイガニック、ウォシャウスキー兄弟。

精神科医のキャロル・ベネル役にニコール・キッドマン、
同じく医師のベン・ドリスコルにダニエル・クレイグ。

まじめに観ていたのだが、
心臓に注射するシーンでずっこけてしまった。
SFは、前提となる世界観に溶け込めるか否かで、
評価が変わってしまう。

どうやら私は溶け込めなかったのだが、
ニコール・キッドマンの「圧」というのか、「目力」というのか、
どういうわけか気圧されてしまい、最後まで見てしまった。

彼女はまるでメデューサのようだ(笑)。
ラスト含め、どうにもフィットできない作品だった。

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Haihai

2.5ダニエル・クレイグはどうしてもジェームズ・ボンドに見えてしまう。

2024年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ストーリーは子供騙しのSFだが、ゾンビを車から振り払うシーンだけはなかなかの迫力。この映画の撮影当時まだ30代後半の筈だが、ニコール・キッドマンの美しさには既に劣化が見られる。そして、ダニエル・クレイグはどうしてもジェームズ・ボンドに見える。

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Yohi