デス・プルーフ in グラインドハウスのレビュー・感想・評価
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この映画の良さがわかりません
映画館で見たものだから、結構衝撃でした、いっしょに連れてった女性にも申し訳なさが残りました。
ラストが痛快とかいう人がいますが、途中のこの種のB級エログロ描写はもうたくさんという感じ、あえてそういう描写を撮影することに何の意味があるのかって思うんです。そこがタランティーノの病的な部分と思います。
自分は好きな作品ではなかったです。
着メロはダリル・ハンナの口笛・・・
さりげない遊び心の『キル・ビル』。前半の最後に出てくる保安官も同じ人だったのが嬉しいところです。後半のおねえちゃん達が乗ってたムスタングも黄色地に黒のストライプ。意味のないモノトーン映像もキルビル効果を増すためだったのかもしれません。ダッジ・チャレンジャーのオーナーの下卑た笑い方だって「名前はバック・・・」のマイケル・ボーウェンに似ていたし・・・
くだらない会話のオンパレードはタランティーノ映画ではいつものことなのですが、さすがに前半では眠くなってきました。女の子たちが夜遊びするためのバー。なぜだか、次から次へと登場人物が増えてきたせいかもしれません。しかし、突然目が覚めた!こいつはデス・プルーフといってな・・・200キロでぶつかっても絶対に死なない車なんだよ・・・ふふふ・・・衝突テストでも優良をもらったんだぜ・・・スラッシャー映画・スプラッター映画に出てくる凶器が鉈とかチェーンソーから車に変わった!走る凶器とはよく言ったもんだ。
ホラー映画というよりは、カーアクション映画となった後半。やはりここでも無駄話が延々と続きますが、カーチェイスの名作『バニシング・ポイント』へのリスペクトや、他にも『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』『バニシング IN 60"』(アンジェリーナ・ジョリーのはダメだってさ)にも言及し、70年代映画における本物のカーチェイスを復活させるよ!と宣誓しているかのようでした。これがまた凄い!ボンネットの上に乗るゾーイ(ゾーイ・ベル)なんて、どうやって撮ってるんだと目を凝らしてみたりしましたけど、ゾーイ自身が『キル・ビル』のユマ・サーマンのスタントをやってた女性なんですと。もちろん本物・・・
二部構成になっていることで、「あぁ、この子たちも犠牲になってしまうのか」などと安易に想像してみたのに、予想外な展開にはビックリしてしまいます。最後には爽快感をも味わえるほど・・・やり過ぎという声を聞えてきそうですけど。
エンドロールの最後に“thanks to 誰々”と出てくるのですが、その名前が100人近くあったでしょうか・・・すごく気になるんです。ちょっと見ただけでも知ってる名前がいっぱい。ショーン・ペンの名前もあったのですが、パンフによれば、タラちゃんが彼から“デス・プルーフ”の意味を教えてもらったのだとか。あとはDVDでチェックするしかないのか・・・
【2007年9月映画館にて】
ナチョスが旨そうでたまらん
二部作風に進行するカーアクションとバイオレンスに女性を絡めて、この人って本当に自分の好み120%で映画を撮りますよね。
しかもこだわり抜いたカットと小物は流石で『RED APPLE』に『BIG KAHUNA BURGER』最高です!タラファンはニヤニヤものです。
爽快感!
わたしはほとんどタランティーノ監督の作品にダルさを感じてしまう。無駄に長い気がするのだ。
これはやることやった男がやられる側になるだけのシンプルさで偏見が壊れたいい映画だった。ずっとこの路線で走ってほしかった。彼女たちのような暴れ方でどこまでも。
【どうでも良いガールズ・トーク炸裂美女軍団VS”スタントマン・マイク”の激しいカーアクション2本立て。前半:怪作 後半:快作。】
■どのような思考回路を持っているの!タラちゃん・・。前半と後半のトーンが違い過ぎるよ・・。面白いんだけれどね。
◆前半:テキサス州オースティン
どうでも良いガールズ・トークを交わしながら車を走らせる美女たちの車を、怪しい黒い車が後を追う。
サン・バイザーには、彼女たちの写真がコレクションのように挟み込まれ・・。
バーで彼女達に近づく”スタントマン・マイク”(カート・ラッセル)顔には傷が・・。怪しみながらも、”ザトウイチ”などとマイクを呼びながら、言葉を交わす美女たち・・。
タラちゃんもバーの経営者?店員?で顔を見せる。
そして、”デス・プルーフ”仕様の車にパムと言う女の子を乗せて帰るが・・。
病院で保安官が言う。”他でやってくれよ・・。”
-後味が悪い・・。ホラーか?タラちゃん・・。ー
◆後半:14か月後 テネシー州レバノン
相変わらず、どうでもよいガールズ・トークを交わす美女たち。画面はモノクロ。遠目に登場する、”スタントマン・マイク”。
ーおいおい、同じパターンか?-
けれど、画はカラーに突如切り替わり、美女たちドライブへ。うち2名、相当の車好きらしい。
”マックスカー 1970年型 440エンジン 白のダッチ・チャージャー”が売り出されている事に狂喜し、試乗しようと出かける・・。
そこへ、”スタントマン・マイク”登場。序盤、“シップ・マスト”などと言う危険な箱乗りをしているため、劣勢の美女軍団。
ー危ないよ・・。そんな車の乗車の仕方は、弊社ではお勧めしておりません・・。-
ここからの美女たちと”スタントマン・マイク”のカーチェイスが凄かった。そして、追い詰められた美女軍団の形勢逆転の一発。(ちょっとずるいけど・・)
美女軍団はマイクを追い駆け、追突に次ぐ追突で””スタントマン・マイク”は”アイム・ソーリー・・・”(情けないなあ・・)
けれど、更に肉弾戦へ。美女たちのパンチの雨あられ、そして後ろ回し蹴りが見事にヒット! エンドも顔面踵落し!
<怖いなあ・・美女軍団。
けれども、前半の重いトーンを吹き飛ばす展開に快哉した作品。>
■それにしても、何故にカート・ラッセルはあの役を引き受けたのかな?タラちゃんの映画には皆出たいんだねえ、きっと。
ダラダラ長いが面白い
映画としてはダラダラしてる。
つまらないシーンはとことんつまらない。
つまらないから良いのだ。
という人がいても、納得してしまえるほど
タランティーノのパワーは込められている。
自分的にはエンディングのチックハビットが最高で
この映画はものすごく多幸感に包まれて終わる。
内容薄からの面白かーアクション
そして、多幸感。
タランティーノ史上最高とはならないが
絶対に見る価値のある映画だと思う。
脚フェチが撮ったカーチェイス
タランティーノ監督の趣味全開。
けっこうな予算がかかってるだろうに、わざわざB級っぽく見せる演出は
もはや“カルト的”という言葉が浮かぶほどだった。
割と退屈な前半から、そのフラストレーションを放出させるような後半。
「ざまぁwww」なカーチェイスはやっぱり迫力があって、
個人的にダッジ・チャレンジャーなのがいちばん良かったポイント。
というか、チャレンジャーが出るからこの作品を見たと言っても良いくらいなんだけど。
“グラインドハウス”としてもう1本あるわけなんだけど、そっちはまぁ見なくていいかな。
最上級のB級映画
ざっくりとしたあらすじを知っている状態で鑑賞しました。
タランティーノ監督の作品は今まで一つも観たことが無く、この作品を「タランティーノが好きなことが全部詰まった映画」とレビューしている方がいらっしゃったので、最初に観るタランティーノ映画に相応しいかなと思い、数ある作品群から「デス・プルーフ」を選択。
いやー、凄かった。映像演出やカースタント。そして唐突な「THE END」。最高です。爆笑しました。
この映画を一言で評するならば、「最上級のB級映画」ですね。
面白い映画を作ろうとしてチープになってしまったB級映画ではなく、B級映画を完璧に作り上げたという印象。
序盤の展開はとにかく冗長。三人組のセクシーな女たちが本編と関係ない下世話なガールズトークを展開し、酒をガブガブ飲んでハッパをプカプカ吹かしてテンションを上げて盛り上がる。
30分以上内容スカスカのガールズトークを聞かされてうんざりしているところに現れる、猟奇殺人犯スタントマン・マイク。自宅まで送るという口実でバーで出会った女性を助手席に乗せて無残に殺害し、女三人組の乗る車には正面から全速力で突っ込み大クラッシュさせ殺害します。
スタントマン・マイクに対して「女性を無残に殺して酷い奴だ!!」という感情と「これでようやくストーリーが進む。ありがとうスタントマン・マイク。」という感情を同時に抱く、なんとも不思議な気持ち。序盤はとにかく展開が遅いし無駄な雑談が多いし虐殺シーンが結構グロい。個人の感想ですが正直そこまで面白くはありません。
しかし後半からは一転、多少雑談は多いですが、カーチェイスあり・スタントありのド迫力の内容になっています。
そしてラストにでかでかと現れる「THE END」。前半に溜まったフラストレーションが全て発散されるが如く、非常に爽快なラストです。爆笑しました。
綺麗でエロいお姉ちゃん・やりすぎてチープに感じるくらいの暴力描写・中身の無い会話劇・酒とドラッグ。B級映画にはありがちな要素をたっぷりと盛り込み、好きな人にはたまらない内容となっています。ただ、人は選ぶかもしれません。
安い素材を濃い味付けでごまかした体に悪いジャンクフードのような映画です。でもそのジャンクフードを時たま無性に食べたくなるような時ありますよね。そんな感じの映画でした。
ああ、もうだれにも言えないけど正直だいすきです。いやもうタラちゃん...
ああ、もうだれにも言えないけど正直だいすきです。いやもうタラちゃんじゃなければこの監督追っかけてるレベルですきかも。鑑賞後感の気持ちよさたるや。すっきり。構図も良くてさ、ビッチVSいかれたスタントマンってこんなしびれるん????80年代な感じも好きやし、最後の成敗で終わるのもすき。いつもは間延びに感じるタラちゃん節も今回は許せたよね。かわいいかわいいビッチたちだからですかね。オマージュとか全くわからんけど、とにかく最高。タランティーノNo.1かな。カーアクションものの中でも、ベスト級に力あるんじゃないかとおもわせるくらい夢中になっちゃった。
爽快!痛快!豪快!\(^o^)/
爽快!痛快!豪快!\(^o^)/
2007年公開とは思えない古臭い作り。これは狙いなのかな?んまぁ、そんなことはどーでもよくて、初めの展開になるまで少し我慢が必要です。その後、殺人鬼のお話になるかと思いきや。。。終盤に向けての加速する楽しさ。色んな意味でめっちゃ荒い作りですがそれらをふっ飛ばす勢いと爽快感がたまりません。地味に撮影も凄い事やってるよね!
強い女
タランティーノが、狙って作ったB級映画。
「キルビル」もそうだったけど、
タランティーノは強い女が好きなんだね、というのが分かった。
出てくる女性陣の会話はほぼ意味なくて、
それを分かって観ながらも、こんな女ども殲滅してしまえと思った自分は、
最後までマイクに”デスプルーフ”として活躍して欲しかったけど、
ラストが面白すぎなのでOK。
あとは撃たれた後吠えすぎ。
観た後は何も残らない映画。
「スタント」の「凄み」
なるほど、と思ってしまう。「スタント」は映画になくてはならない存在。しかし、その存在は常に陽のあたらない場所。
後半を見ればはっきりするが、「スタント」の「凄み」をちゃんと伝えたっかた、というコトなのだ思う。
「スタント」ってこんなにすごい奴らなんだ、と知らしめるための、そんな映画。この、ふざけた内容で一本作れる、そんなポジションにいられる映画監督はそういないでしょうから。
至高のガールズムービー
爆音映画祭で鑑賞。2回目。
初めての鑑賞は何年前だろう。
家で一人でDVDで見ていて、延々と続くガールズトークに嫌気が差して、いつまでこのトーン続くの?なんて考えてた。
そしたらスタントマン・マイクが急発進、急展開。
そうだ忘れてた。これ、タラちゃんの映画だ。
開いた口が塞がらなかった。。
そして2回目の今回。
記憶力の悪い私は、どんな映画か大雑把には覚えてても、話の展開は忘れてた。
家と違って前ガールズトークも、映画館だと集中できるなぁ。
あーこんなシーンもあったかもー。
なんて見てたらスタントマン・マイクが急発進、急展開。
開いた口が塞がらなかった。。
2回目なのに…。
そして第2部。最高。
そうだこれガールズムービーだった。
タラちゃんありがとう。
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