「超ド迫力のカーアクション!」デス・プルーフ in グラインドハウス ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
超ド迫力のカーアクション!
先日、「サンクスギビング」を見た時に、この作品が「グラインドハウス」のフェイク予告編の一本だと知りました。
「グラインドハウス」!おー、懐かしい響き。2000年代の始め頃かな、タランティーノとロドリゲスのコンビによる企画ものの映画。
何でもアメリカではB級映画を二本立て、三本立てで専門に公開する映画館があったようで・・・それを総称してグラインドハウスと言うんだそうです。日本での公開はこの「デス・プルーフ」と「プラネット・テラー」を別々に公開したみたいなんですが、本来はこの2本にフェイク予告編がついて、一本の映画だったようです。
我が家にはそのUSAバージョンも含まれたDVDがありましたので、引っ張り出してきての久し振りの鑑賞です。
今、見ても十分に楽しめます。
元々が古き良き時代を再現した映画だったので、わざと古くさい感じで作ってあるのが面白い。フィルムに傷をつけて、何度も見直した感の再現してたり、ホンッと映画好きが映画作りを楽しんでる想いがビンビン伝わってくる感じです。
さて、本作品ですがひと言で言えば車を使った殺人鬼の話なんですが、そこはタランティーノ、独特の世界観で女性たちの長話(と言うより無駄話)が延々と続きます。自分的にはここがマイナスポイントかな。だれちゃうんだよね。
全く、本編には不要と思われるのですが、これがあるから後半のカーチェイスに魅せられるって気がしないでもない。
とにかく、往年のカーアクション、車による格闘技を彷彿させるチェイスに大興奮です。
そして迎えるラストカット。スッキリすること間違いなしのエンディング。
まさに映画好きのために、映画好きが作る最高の映画の一部分ですね。
本作については、2本の作品とフェイク予告編があっての一つの作品「グラインドハウス」です。絶対、まとめて見た方が面白い!