ザ・マジックアワーのレビュー・感想・評価
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くだらなさの真面目な追求
総合65点 ( ストーリー:35点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
くだらない設定だけど、豪華出演者が馬鹿馬鹿しい勘違い演技をしているし、アル・カポネ時代のシカゴを思わせるような街並みの美術と衣装もくどいくらいにわざとらしさをしっかりと出しているし、喜劇映画として真面目にそのくだらなさを追求していて面白い。
ただ物語の無理やり感を長く引っ張りすぎて途中でやや飽きたのと、展開と結末が今一つあっさりしている。もっと短くまとめるか、主人公たちやヤクザの組長や殺し屋に対して掘り下げがあればな。
面白い!世界観が素晴らしい!
爆笑してしまいました!
お見事!
久しぶりに観たら一気にお気に入り映画に踊り出ました。
喜劇としての秀逸さ(現実だったら云々はナンセンスだと思います)、キャラクター設定に役者の使い方、演出に演技、どれを取っても本当にお見事としかいいようがありません。
ガチ同士でつじつまが合っちゃうあの感じに笑わされっぱなしでした。
欲を言うならもうすこしだけ短く纏めてくれたら完璧でしたw
ノリノリな佐藤浩市がもう本当に最高。
そしてデラ富樫(このネーミングw)の夢が叶うシーンのお芝居はそれだけでこの映画を観る価値があるくらい素晴らしいものでした。
脇を固める登場人物とそれを演じる役者さんたちも本当に素敵。
『悪人』コンビとは思えない妻夫木さん(備後の心労お察ししますw)に深津さん(超かわいかった)も、
さすが西田敏行さんの可愛いボスも、
最高に協力的な赤い靴の従業員(撤収〜大好きw)も、
村田のスタッフ達も、デラの憧れの俳優さんも、
カメオ出演のみなさんも、適材適所ですごく魅力的でした。
特に寺島進さんの最後の可愛さやられましたw
笑って泣いて気持ちのいいハッピーエンド。
監督から役者からスタッフから映画やお芝居への愛が伝わってきました。
きっとラストの村田チームのようにいいチームなんだろうなと思いました。
三谷さんの映画は“三谷ワールド”感や舞台感(これ舞台だったら面白いだろうなぁというような)がくどいこともありますが、
それでも今日本であの雰囲気を出せるのは彼だけだとおもうのでどんどん自分の世界に浸って欲しいですw
でもやっぱり(配役は完璧ですが)代わり映えしたキャストもみてみたいですw
邦画のコメディも捨てたもんじゃない。
究極の三谷ワールド
テレビでやたら「三谷幸喜 最高傑作!」と言っていたのですが、正直、半信半疑でした。しかし、いざ観てみたら「最高傑作」とまではいかないものの、本当に面白い作品でした。
暗黒街のボスの愛人に手を出してしまった青年が、そのボスから命を奪われない条件として伝説の殺し屋を連れて来くるように命じられるのですが、青年はある売れない俳優を映画の撮影と称し殺し屋役を無理やり演じさせます。
今までの三谷作品同様、キャスティングは完璧です。
主演の佐藤 浩市さんから数秒しか登場しない大物俳優まで個々の役割をきちんと果たしたまさに、パーフェクトなものでした。特に寺島 進さんがハマリ役で大好きでした。
正直、はじめの30分はどうなかと思いました。笑わせようとしているのはわかったのですが、私を含め誰一人笑っていませんでした。しかし、佐藤さんがタキシードに着替えて颯爽と登場するシーンあたりから面白くなり、佐藤さんと西田さんがはじめて会うシーンは爆笑の連続でした。できることならこの二人のシーンだけをずっと観ていたかったです。それからその同じシーンで佐藤さんが“確かに”と言うのですが、その言い方が最近バラエティー番組によく出てくる某総理の孫に妙に似ていたのが、おかしくて仕方がありませんでした。
ところが、今までの三谷作品と同じレベルを要求すると痛い目に合うかもしれません。今回はただひたすら笑えるだけの作品ではなく、頭をフル回転させないと何がどうなっているのかわからなくなってしまいます。特に後半のあのどんでん返しは観た後にそれまでの展開を思い出さないと混乱してしまいます。しかし、そのカラクリがわかった時、この作品がどれだけ素晴らしいものなのかに気付くことでしょう!
まだ、ご覧になっていない方は究極の三谷ワールドを体感してください。
展開が読めない
最後の最後まで先が読めず楽しめました。
ところどころ悲しい話や、感動的な場面があり、ただ笑えるだけの物語ではなかったのがとてもよかったと思います。
「誰にでも、人生の中で輝く瞬間:マジックアワーがある。」
このキャッチフレーズが心に残り、僕も「マジックアワー」を楽しみに「待って」みようと思いました。
なかなか面白かった
三谷ワールド+佐藤浩市
ドタバタコメディ
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