イタリア的、恋愛マニュアルのレビュー・感想・評価
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ロマンチックな展開ではないけれど、ロマンチックな映画。
出会い、倦怠期、浮気、リベンジを試みるもからの…(笑)。人を求める気持ちはメリーゴーランド。 恋をして結婚すれば直面する様々な出来事を、かるいパンチとコミカルなエピソードで描き出しています。 ”恋”というと、結婚までの間というイメージを持っていましたが、そうだね。結婚してからだって、相手への思いってありますね。 一組のカップルの歴史という形で見せるのではなく、同じ国に住む人々が、お互いそれと認識するわけではないけれど、見事にバトンをリレーして、カップルに起こりえる歴史を見せてくれます。 各話の登場人物にとっては、きわめて深刻な問題で、真剣そのものの表情で物語は進んでいくのに、何故か笑いがこみあげてきます。そして、同じようなことをやって考えている自分をそこにみて苦笑い。 そこで展開されているストーリーは、けっして『マニュアル』的な理想形ではなく、どちらかというと”イタイ”展開。でも、なぜか愛おしくなってきます。そこに微妙に絡んでくる、映画の中で出版されている『恋愛マニュアル』からの解説も絶妙。 結局、めでたし?で終わるのも心地いい映画。 結婚は墓場だという格言もあるけれど…恋がしたくなります。
明るく能天気。
名画座で鑑賞。
予告がかなり面白かったので、ちょっと期待しつつ^^;
イタリア版・ラブアクチュアリー?っぽい群像劇ですが、
(なんとなくあとで誰かと誰かが繋がってくるしね^m^)
さすがにイタリア版とあって、能天気感がいっぱい(爆)
でもその空気感とは裏腹に、内容が徐々に進むにつれて、
あ~なるほどぅ~と頷きたくなる夫婦の末路が、年月と
共にリアル感を増してきて、ドヨ~ンとなってくるのだ。
俳優とシチュエーションを変えて、4部構成。
出逢い~倦怠期~浮気~別離。。。を経て、また出逢う(爆)
っていう、いつまでたっても同じことを繰り返す老若男女の
コミカルで涙ぐましい人生模様が、こちらをグッとさせる。
でも…明るいんだなぁ~これが(^^ゞ
特に第4部のC・ヴェルドーネの演技には笑いっぱなし♪
イタリアのコメディアンって仰々しいイメージが強いけど^^;
彼の場合、仏頂面な真面目顔から沸々と出るのが笑撃的。
でもこの作品、マニュアルめいたところ何もないですよ(爆)
本など役立ってないところが、逆にテーマなのかもしれない?
そのいい加減さがとってもイタリア~ン♪でした。
(第1部の主人公「トンマーゾ」っていうトンマな青年ですし^m^)
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