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199X年に起きた第3次世界大戦の核戦争によって現代文明が破壊され国家がなくなった時代。暴力と筋肉が支配する新しい世の中をつくるという野望をもつ筋骨隆々の大男ラオウの話。2007年のアニメ映画。原作漫画「北斗の拳(1983~1988年)」の内容にほぼ忠実であるが主人公を変更したり原作エピソードを一部省略したりオリジナルキャラを追加したりしている。この映画では漫画版の主人公ケンシロウはわき役になりケンシロウのライバルのラオウが主人公になっている。
点数4.0。お勧めします。筋骨隆々の男たちが討論しながら大迫力の筋肉びっくりバトルを繰り広げる。筋骨隆々の大男たちが息をきらし血を流しながら肉体美を見せつけるさまはスポーツや格闘技的なエロスを感じさせる。子供から大人まで老若男女が興奮できる作品。
この映画の良い所はスポーツや格闘技を見たときのように興奮できることろ。筋肉がすごい。
この映画の悪い所はオリジナルキャラを追加したためか原作作品の重要キャラクターが数人登場しないこと。具体的には南斗五車星の雲のジュウザと風のヒューイが登場しない。南斗五車星の海のリハクと山のフドウと炎のシュレンは登場する。
北斗の拳のキャラクターのなかでもトップクラスで人気が高いラオウは暴力と筋肉で世界を救おうとした偉人である。人間の心はお金やメディアの工作などによってころころと変わるので信用できないが暴力や筋肉は信用できるというこの映画のラオウのメッセージは心に訴えるものがある。
視聴:液晶テレビ(有料配信アニメタイムズ) 初視聴日:2025年7月7日 視聴回数:1(早送りあり) 視聴人員:1(一人で見た)