劇場公開日 2007年4月14日

サンシャイン2057のレビュー・感想・評価

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2.5はて、どこかで観たような…?

2008年5月29日

怖い

興奮

難しい

 太陽の異常により、滅亡の危機に瀕する人類。その危機を回避すべく、科学者たちがロケットに乗って太陽へ向かう…。う~ん、このストーリーどっかで観たことあるような気がするな~。

 クオリティや、細かなストーリーは異なりますが、『太陽の危機=人類の危機を救いに行くミッション』という物語の骨格は、17年前に公開され大ゴケした映画と非常によく似ております。その映画とは知る人ぞ知る「クライシス 2050」(^^;(ああ、この映画についてまさか語る日が来ることになろうとは…)。『カタカナの後に数字』というタイトルの付け方まで一緒!まあでも今回の「サンシャイン 2057」の方が、遥かに出来はいいですし、何より良心的です。あ、「クライシス…」に関しては、これ以上触れません(^^;。興味のある方はネットで検索して、その“酷評ぶり”をご覧になってください。ちなみに吾輩はリアルタイムに映画館で観ました…(爆)。

 SFXのクオリティも高いし、『デカイ宇宙船に、少人数のチームが乗り込んだら必ず悲劇が起こる』という法則(?)もキチンとクリア(??)されてます。何より真田さんを始めとしたアジア圏からキャスティングされた俳優たちと、アメリカ・イギリス系の俳優たちとのコラボレーションが、非常に上手く映画の中で描かれています。吾輩やはり日本人ですから、真田さんを応援してしまいましたよ。映画の中で彼はショッキングな結末を迎えるのですが、それまでのシーンも含めて、その存在感を我々観客に充分アピールしてくれます。いい役どころだったと思いますよ。

 映画として、なかなか魅力ある作品に仕上がっているのですが、残念ながらこの映画、途中から“トンでも映画”な方向へ走り出してしまいます。ここら辺りが観ていて非常に残念で、結果観終わって『あ~あ!結局何だったのだ?』という思いに駆られてしまいました。何とも、勿体ないことです。

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mori2

4.0評価はちょっと難しい。

2007年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

時代は今から50年後の2057年。太陽はその輝きを失いつつあり、太陽を復活させるべく、マンハッタンほどの大きさもある巨大な核弾頭を太陽に撃ち込む決死のミッションに赴くイカロス2号がその舞台。若干のネタバレありです。

うーん、サスペンスムービーなのか、パニックムービーなのか、あるいは何らかのメッセージムービーなのか。評価をちょっと迷うところです。地球環境が大きく変化している今日この頃の状況を考えると、地球を守ろうと言うメッセージが込められた映画と言う解釈も不可能ではないかもしれませんが、それにしては、ちょっとメッセージ不足。同じく閉鎖された宇宙船を舞台にしたと言う点では「エイリアン」に似ているともいえますが、この作品は「エイリアン」ほどドキドキはしません。でも、物語の最後クライマックスには、ちょっとドキドキするシーンもありますから、やっぱり、軽いパニックムービーなんですかね?

映画には、イカロス2号の乗組員以外基本的には出てきません。敢えて言えば、イカロス2号のコンピューターでしょうか。「スタートレック」然り、「2001年宇宙の旅」然り、この手の宇宙船には、宇宙船全体を管理するコンピューターと言うものはつき物なんですね。また、太陽に極限まで近づく宇宙船と言う設定なので、太陽エネルギーによる障害、困難さが出てきます。真田博之演じる船長のカネダが喪われてしまう件も、その一つ。それにしても、太陽エネルギーを遮るシールドとは、一体、どんなものなのでしょうか?

イカロス2号が舞台であることから判るように、その前のミッション、イカロス1号も存在しています。そして、そのイカロス1号が、今回の物語の進行に重要な役割を果たしているんですよね。

最後の地球の雪のシーン、遠景に見たことのある建物が出てきます。その時代の地球環境が、苛酷なものになっていることを象徴しています。最後のクライマックスには、ちょっとドキドキするかもしれませんが、全般的には淡々と進む印象です。その意味では、「ディープ・インパクト」に似ているかな。

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勝手な評論家