ブラッド・ダイヤモンドのレビュー・感想・評価
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ブラッド・ダイヤモンド
5つ目のC
圧倒
血塗られた歴史
評価は衝撃度の評価
75
人間の愚かさ
現実的な
この映画の中では、紛争ダイヤモンドを巡り、利権争い、誘拐され少年兵として闘わされる。
普段何気なくお店などで並んでるダイヤモンドにもそういうものが混じってたりするのかと思うとゾッとする様な気持ちになりました。
自分が生きている現実では、想像の中での事でしかないけれども…実際に自分の知らない所では、そういう事がいくつも起きているいる現実がある事を思い知りました。
映画の中で印象的な台詞がありました。
それは、「善悪は、行動によって決まる。」
たぶん、合ってないかもしれないけど…笑
そんな感じだったと思います。
自分の行動次第では、周りから善人も悪人もうつる。
何事も自分の行動一つという事かと思いました。
ストーリーもとても良くて2時30分も気にならないくらいあっという間で面白かったです。
タイトルなし
アフリカ・シエラレオネの内戦を舞台に少年兵VS主人公3人&軍隊の戦いをハードに仕上げたなと思いました。
最後のディカプリオが撃たれても諦めない姿~ひっそりと死ぬところが衝撃でした。
人間は人間だ
不謹慎である
このような題材を取り上げてエンターテイメント映画を作ろうとするその態度が気に入らない。昔、キリングフィールドという映画があった。主人公は内戦を題材にして自分が有名になったことに対して良心の呵責を感じていた。しかるにこの映画はなんだ?よその国の不幸を題材にしてエンターテイメントもの作って儲けようとしている。それは確かにプラトーンもエンターテイメント映画ではあった。しかし…しかし…
なぜプラトーンが良くてこのブラッド・ダイヤモンドがいけないのかよくわからない。おそらくは作品としての水準の問題なのだろう。私はこれをレベルの高い映画だとは感じなかった。そして、この映画を最後まで見る気にはなれなかった。このような題材はドキュメンタリーで扱うべきである。
レカプリオ作品のなかで、トップ5作品。
大変素晴らしい作品、レカプリオ、ションコネリー、ジエイモンフンスーの三人のみつどもえ、共演が上手く絡みあって作品を高めている、レカプリオは、アカデミー賞主演男優賞を取つた、レヴエメント蘇る者なんかも、そうだが、実話の社会派作品のほうがいいな、最近のブラッピと出演した作品といい、娯楽作品より向いているな。
圧倒的な演技力
ダイヤモンドの輝きとは
主人公(レオナルド・ディカプリオ)はダイヤモンドの密売業者だが、シエラレオネで過激派に襲われ家族がバラバラになった男(ジャイモン・フンスー)と知り合い、生き方を変えていく。
アメリカ人女性ジャーナリスト(ジェニファー・コネリー)とは反目するも絆を感じ始める。
戦闘シーンは大迫力、今も新鮮な面白さがある。
ダイヤモンドはただの石コロ
この映画を見るとダイヤモンドを買う気はなくなる。ソロモンとアーチャーが、息子を助けに行く途中での会話が印象的。この2人の幸せは、全く異なっている。ソロモンは、家族とすごす。愛が幸せ。アーチャーは、お金があって、人を信用していない。
私は、ソロモンのように、愛が一番大切であることを、アーチャーが最後に知っていくストーリーだと思った。アーチャーは、ダイアモンドをソロモンから奪った。パイロットが言うように、ソロモンはもう用無しだし、殺してもかまわない。だが、アーチャーは、ソロモンを殺さない。一緒に行く選択をとる。アーチャーにも、友愛が生まれたのだと思った。このシーンは、好きだ。
アーチャーが死ぬ前に、ダイアモンドを見つめるシーン。私は、こんな石ころのために、無駄なことを今までしてきたのか、と訴えている顔がとても良かった。
本当に、採掘場で、川からコロコロして、取り出したものがダイアモンドだ。ただの石ころなんだ。綺麗になっていないんだけど、ただの石ころでそれでしかない。
そのシーンが私達、消費者を問うてると思って好きなシーンだ。
ソロモンが家族と会うシーン。
これも、ダイアモンドの会社はダイアモンドしか見てないが、ソロモンはお金もそぞろに家族のことだけを考えて見ていた。
幸せになってほしい。ソロモンにも、悪くならないように、アーチャーと記者が計らったことも、良かった。
芸達者な3人の演技で説得力抜群。衝撃作。
レオ様に会いたくなり、保存版を久しぶりに観直し。
・・・やっぱりレオ様うまいわ。というか、この3人ほんとにうまい。
ジャイモン・フンスーは私のナンバーワン映画「グラディエーター」の奴隷役で知って注目してたけど、この作品では助演男優賞にノミネート。納得。
そして好きな女優さんの1人であるジェニファー・コネリーも、世界の紛争地で度胸満点に取材する役にピッタリ。強くて、賢くて、優しくて、とても美しくて。
そしてレオ様。アフリカ生まれの白人、傭兵上がりのダイヤモンド買い付け商人。暗い過去を持ちつつ、たくましく生きてきた・・・と言えば聞こえはいいけど。
お金が全て。人を信用せず人を愛することもなく生きてきたドラスティックな男。
劇中でも語られますが、石油、象牙、ダイヤモンド… etc. など、途上国の資源はともすればすぐに先進国に搾取され、最悪なケースとしてその利権のため国の中で紛争を仕掛けられるなどして、同じアフリカ人同士で殺しあうという状況が少なくない。
今回の舞台である西アフリカのシエラレオネという小さな国は、ダイヤモンドが山からたくさん採れるため、まさにそんな状況に。
内紛の混乱の中、家族と生き別れたソロモン(フンスー)が過激派の牢でレオと出会い、採掘場で手に入れたピンク・ビッグ・ダイヤモンドを隠し持つことが明るみに出る。
その巨額のダイヤを巡り、ついには過激派、政府軍を巻きこむ事態に。
この利権構造を暴くべく取材に打ち込むイギリス人ジャーナリスト、コネリーとレオ様がシエラレオネのビーチバーで出逢った時。運命の歯車が勢いを増して…
反発しあいながらも徐々に惹かれ合っていく2人の距離感がたまらない。
ソロモンの息子は過激派に少年兵として囚われ、「息子を見捨てたら俺は生きている意味がない」と迷わず命がけで乗り込むソロモンの父親愛や、救出された少年兵たちを保護して育てている組織のボス、そしていつも真っ直ぐな瞳で思いをぶつけてくるジェニファーの良心、それらがレオを変えていく。
そして衝撃のラスト。
レオの取った選択が、悲しい。悲しすぎる。
でも、きっとこれでレオはようやく心安らかに天国に行けるのだと思う。
瀕死の状態でジェニファーにかけた最後の電話に涙です。
今、素晴らしい景色を見ているよ、君と見たかった…
[また来世で恋をしよう]そう言っているようでした。
キスシーンなんてひとつもないけど、これはある意味立派なラブストーリーの要素もあり。
社会派ドラマでもあり、レオ様のアクションもかっこいいし、アフリカの闇、先進国の罪、まだまだこんなことが世界の隅で行われていたのか…と愕然とする映画。
初めて見た時はガツンと頭を叩かれたような衝撃を覚えました。
でも、いい映画です。おすすめです。
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