劇場公開日 2007年4月7日

「相変わらずレオは怒ってます」ブラッド・ダイヤモンド あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0相変わらずレオは怒ってます

2009年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

難しい

2006年製作のアメリカ映画。143分。先進国の消費者がダイヤモンドを欲しがれば欲しがるほど、アフリカの子供が銃を持ち、悲劇が繰り返されるという衝撃の事実(?)を描いた作品でございます。

わたくしがホテルマンだった時代に、ジュエリー業界の人々とはそれなりに接してきていたので、人一倍ダイヤモンドに対する悪印象はありましたが、本作を観るとさらに嫌いになりました。そういった意味でいい映画だとは思います。

本作で描かれているアフリカはどうやら実情らしいですが、それがそうでも、マシンガンぶっぱなして爆撃機飛ばしているシーンを観ていると、いかにもハリウッド的発想でしらけてしまいます。

本作は、題材のおもしろさと時事性を逆手にとった、きわめてアメリカ坊や的な「余計なお世話」映画だと思いました。

レオは南アフリカなまりをいれて、それなりに熱演していますが、最近のこの人のがっついた演技を観ると、一時間で食傷気味になってしまう自分がいます。(それでも、いつも面白そうな映画に出演してくるから観てしまう。)

それでも、女性は(男の都合という意味でも)観ると良い映画だと思いました。

あんゆ~る