檸檬のころのレビュー・感想・評価
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波瑠にも注目
は、波瑠…!!!
中盤の保健室のシーンも文化祭のシーンもきちんと観てたはずなのに気づかなかった…!
序盤での西と加代子の丁寧な描かれ方と、佐々木が柄本佑だからって理由で(ごめん)、加代子はどう言ってても西のことが好きなんでしょ、と思ってた。そう思ってたから佐々木と加代子のシーンあんままともに観てなかったかも。普通に佐々木のことが好きだったらしい。ほんとごめん佑(笑)
あと志摩がさ、いい子だよね。彼女の存在で恵は挫折を味わうけど、欺いたってわけでもないし、なんかこう、いい子だなっていう。
全体的にそんな感じの人が多くて、作品として緩急みたいなものがなく、「青春群像劇」が好きな人でないとつまらないかな、と思った。
その時代に話題になる人を起用するのがエンタメ作品だから仕方ないんだろうけど、辻本がちょいちょい何言ってるか聞き取れなかったのが残念だった…。でもエンディングはいい曲。
「君と同じ大学を受けることにしたよ」「やめてよ、競争率が上がっちゃうじゃない」
高校生男女5人の物語なのですが、個人的には谷村美月以外はどうでもよくなってしまうほど。榮倉奈々は野球部のエース(柄本佑)と付き合うことになり、東京の私大に進学する彼女に対して彼が学力差や経済的理由のため恋愛感情にも亀裂が入る。どこの学校にもいそうな、ありふれた関係ですが、そんなときは2人とも浪人して学力差を埋めるべき!などと、冷めた目で見てしまいました。
谷村美月は音楽ライターを目指すロック少女。いつもウォークマン(いつの時代?)で音楽を聴きながら、ノートに気に入った言葉を書き留めている。あるとき、自分と同じように音楽を感じている軽音楽部の辻本に心惹かれてゆき、作詞を頼まれたことから急接近するようになった。高校時代には似たようなことを経験しているだけに、この2人の関係に心つかまれる思い。最近では『ラブソングができるまで』でも似たような関係になってましたが、高校生の2人は純情そのもの。しかも、仲のいい後輩に音楽ライターの夢をくずされるというショッキングな出来事もあり、谷村美月の悲しむ姿がとてもいいのです。そして、クライマックス(?)の学園祭コンサートシーン。歌う林直次郎、走る美月。口ずさんでいた歌詞がそのまま歌われてるよ~~頑張れ美月!
初恋はレモンの味・・・酸っぱさ、ほろ苦さ。映画では甘酸っぱいなんて味は感じられないほど、苦い思い出ばかりを残したかのような主人公たち。苦悩、挫折の経験が彼らを大人にしていくんだな~と、オヤジ的な発想にもなってしまいます。ただ残念なことに、5人の比重がかなりアンバランスでもあり、5人のエピソードなんて要らないんじゃないかと思えるほど。やっぱり美月ちゃんです。鑑賞時には化粧は薄くしたほうが良さそうです。黒い涙が流れ落ちるかもしれませんし・・・
当時、映画館にて
ほろ苦く、甘酸っぱい、あの頃の味
2007年の映画なので、主演の榮倉奈々と谷村美月にとっては、ブレイク直前もしくはブレイクして直ぐ。
初々しさ、制服姿に、まず萌え~。
吹奏楽部の指揮者で優等生の加代子。野球部の西の気持ちに応えられずにいる。
音楽ライターを目指す恵。軽音部の辻本から作詞を頼まれ…。
二人の女子高生の淡い恋模様が交錯して進むが、個人的に谷村美月演じる恵のエピソードの方が好きだ。
クラスの誰とも絡まず、常に一人でポータブルプレイヤーを片時も離さず、せっせと音楽評を書く地味女子。クラスでキャーキャー盛り上がれば、執筆に身が入らず苛々。
書く評は拙く、才能なんてまだまだな事なんて自分が一番知っている。
そんな時音楽談話で意気投合したのが、軽音部のイケメン。
気兼ねなく話せたり、二人で見晴らしのいい場所に出掛けたり、一緒に帰ったり、ざわざわとときめく。
ところが、がっかりするような言葉をかけられ…。
ベタな青春ラブストーリーではなく、切なさ、いじらしさ、きらめきを瑞々しく。
このタイトルがいいね。
ほろ苦く、甘酸っぱい、青春の味。
ちなみに私のあの頃の味は…
無味無臭かな。
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