ラッキーナンバー7のレビュー・感想・評価
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スタイリッシュ!
なんて豪華でスタイリッシュな映画なんでしょう。映像としてのセンスは群を抜いてると思います。
“不運な男が事件に巻き込まれる”なんてよくあるお話なんですがすごく光るものを感じてOPから引き込まれてしまい、これは大当りだと確信した…のですが結果はヒットに留まってしまいました。
ヒットということはすごく面白いんです、それは間違いない。だけどホームランに化けられる材料だらけの中の佳作は少しだけ残念に感じました。演技や構想や技術やセンスが秀でてるので余計。
蓋を開けてみたら●●物語というまたまたありがちなお話で肝心の●●心があまり感じられないのがネックなのかなあ。。
よく練られた脚本でパズルをはめてく気持ち良さはあるんです。それも1000ピースの大きいやつだし、ピースが欠けてるわけでも、間違ったピースをはめてるわけでもない。うまくいえないんですが、驚くことは驚くんだけど「そうだったの〜!?」というより「なるほど〜」という確認作業みたいな感じの優等生タイプの作品にいつの間にか収まっちゃってた、みたいな印象。見せ方に長けてるスタッフさん達なのにそう見せちゃうの?というか。いややっぱり旨いんですけどね、やっぱりうまくいえないw
なんだろう唐突なのかな。いつまでタオル一枚でいるのwというツイてないスレヴィンを「もしかして?」と思わせるのも早過ぎた気がするし、
すごくいいラストシーンも、グッド・キャットの“主義”で長い殺し屋人生よくトラブルなくここまでこれたなというご都合主義が視野に入ってしまってグッときつつ半分冷静に観てしまう自分がいてw でも全編通してブルース・ウィリスの表情一つ変えない演技は圧巻でした。彼の良さに気付けば気付くほどダイハツが憎いw
あとルーシー・リューってこんなに可愛かったっけ!すごくキュートでした。
他の役者さんもさすがの演技。演出と併せてとても魅せられました。
惜しい点ばっかり並べてしまったけど水準以上に楽しめる作品だと思います。絶対邦題で損してるw
脚本がいいよね
主役のジョシュ・ハートネットは魅力的だし、そうそうたる脇役はもちろんうまい。なので、字幕だけではちょっことややこしいスートリーもクリアできた。
『アリー・マイ・ラブ』でアクの強い役を演じていたルーシー・リューが、見事にフツーの女性を演じている。それと刑事役のスタンリー・トゥッチ、『プラダを着た悪魔』のあの方だとは、みているときには気づかなかったくらい。ハリウッドで役を得るにはこのくらい演じ分けられなくてはダメなのね。
最後にお説教を語られるのもイヤだけれど、復讐を「是」としているところが、現状のアメリカから考えると恐いので、マイナス10点の点数にしとこ。ちなみにアメリカでは昨年4月に公開され、その週は5位、翌週7位だったが、3週目にはベストテンにも入っていない。
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