リトル・ミス・サンシャインのレビュー・感想・評価
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明るい不幸を集めた地獄へようこそ
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
しゃべらないことに決めたその家族の長男が、自殺未遂の後で家にやってきたおじに書く。「地獄へようこそ」。母親以外は見事に平均以下の変人・悪人ばかりが揃ったもので、確かにこんな家庭にいるのは地獄に感じる。まして逃げ場のないおんぼろ車の中で一日中過ごすなんて、普通な状態を期待していると耐え難い。地獄だと思って心の準備していないとやってられない。そんな家庭の個性的な面々を出演者が個性的に演じていた。
だがその地獄は決して苦しいばかりのものでもなくて、明るい雰囲気のために案外しつこくない。一番問題だった救いようのなさそうな爺さんは途中棄権させて、それぞれの人々も旅の途中でうまく問題に一区切りつけさせて、駄目は駄目なりに一からやり直させようという展望がある。個人としてでも家族としてでも、新しい一歩を踏み出せそうな希望の家路につく彼らに、見ているこちらもすっきりした。
コメディというか…
ドラマ的な感じの方が多かったと思います!
自分的にはあんまり笑えるとは思えずストーリーの方に持って行かれました!!
ストーリーが良かったのでこの評価です(^-^)/
ほのぼの?
ロードムービーであると同時に、家族の絆の再生を描いた作品。
キャストも地味だし、キャラの設定も異様に極端だが、最後に皆でOliveを助けるためにステージで踊るシーンは微笑ましくも温かい。
また、Oliveがあまり可愛くないと思っていたが、家族を最も繋いでいたのは純真な彼女であって、最後には愛らしく見えてくるのが不思議。
兄役のポール・ダノが不気味で良い味を出しているのだが、この後でゼア・ウィル・ビー・ブラッドを観ると、そのギャップがまた面白い。
映画館中が大爆笑!!
ミスコンを批判する硬派な作品と
思って見に行ったら大違い。
下手に笑いをとろうとせずに、
つぼをズバズバとついてくるので
逆に笑いっぱなしでした。
ただ、冷静に振り返ると、不幸なことばかりで、
とてもじゃないけど、笑える話ではないのですけど(苦笑)
クライマックスは
お子様のダンスでしょう。
これが全てと言っても、過言ではないと思います!!
子は鎹(かすがい)
変わり者一家がバスで珍道中。
この先話はどう展開していくのだろう・・・と約1時間はやきもきしていたけれど、ヘロイン中毒のエロ爺が仕込んだダンスに圧巻。爆笑でした。
ポンコツのフォルクスワーゲンを押しながら、離婚、破産、挫折、と道中家族が危機を乗り越えて無事にカリフォルニアへ到着。が、コンテストに出場するもレベルの違いに愕然とする親たち。しかし天真爛漫な娘は、見事?なストリップを披露して「あのエロ爺ぃ>o<」と怒りつつも家族みんな最後は開き直ってハッピーエンド。
少女の笑顔に救われて、いつしか少女の夢にみんなが懸けて・・・それが家族の絆へと変わっていく。子は鎹とは言ったもの。子供の存在って大きい。それこそ一家の太陽なんですね。
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