リトル・ミス・サンシャインのレビュー・感想・評価
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ファミリー映画って感じ
ミスコンで不合格出禁を食らわされたが結果バラバラだった家族が1つになった映画。なんか違ったハッピーエンドでホッコリした。頭を使わず笑いながら観れるのでオススメしたい。個人的に面白かったシーンはガソスタで子供1人取り残されて迎えに来てもらってるシーンでした笑
ダメダメな家族の珍道中
グッタグタのダメ家族の中でたった1人善良なぽっちゃり娘が美少女コンテスト“リトル・ミス・サンシャイン”の予選に受かっちゃったばっかりに全員でボロいバンに乗って一路審査会場を目指すことに。道中でのスッタモンダの中で崩壊寸前の家族が徐々に再生していく・・・。
おじいちゃん秘伝の秘技が炸裂する審査会場でのクライマックスは泣けて笑える。アビゲイル・ブレスリンちゃんの演技に心を洗われました。単身赴任なので無性に自分の娘に会いたくなりました。
乗り合わせた舟
乗り合わせた舟、それが「家族」なんだろうな~
黄色いワーゲン・バスでコンテスト会場を目指す家族のお話なんだけど、狭いポンコツ車に乗り合わせていてもみんな頭の中はバラバラ。
人生のベクトルがみんなバラバラなんですよ。
フーバー家を見ていると、僕自身だったり、うちの子どもたちだったり、義理の父であったり、そして元嫁だったりと、
そっくりな肉親の顔が去来するんですよねー。
中でも、
イヤイヤながらも、お留守番するのもイヤで車に同乗してついて来ちゃったお兄ちゃん(ポール・ダノ)からは目がはなせなません。
自分が嫌い。家族も嫌い。思春期の苦悩の真っ只中。
⇒息子にそっくりなもんで(笑)
誰が見たってそんなに可愛くもない我が家の末娘オリーブのためにと、最後はみんなで破れかぶれのダンス炸裂。
体当たりの一致団結に
なんでだろな~、笑いながら涙ポロポロ 出ちゃいました。
他人の評価?
コンテストの点数?
そんなのくそ食らえだ!
かけがえのない家族をただ守りたいんだよ。格好悪くても良いの。それぞれのやり方でね。
同じ舟に乗ってるって=家族って=不思議です。烏合の衆でも大事な巡り合わせなんだと気付かされました。
アイスクリームは好き?
序盤の喧騒で、この家族観るのストレスになりそうだな〜観きれるかな〜〜と懸念していましたが、そのストレスは徐々に気持ち良さに繋がりました。
家族のテーマを通して、全員が成長していく…というよりは、個々の難あり的性格が、いい結果に裏返るのが好印象です。
アイスクリームのくだりも、どんなことも、どんな自分でも誇りに思っていい事。
マジョリティが正しいわけでなく、マイノリティだって素晴らしい事。何度かウルッときました。
終わり方の物足りなさも、それがまた愛しく思えます。
女の子も可愛いのですが…長男がめちゃくちゃツボなのは私だけではないはず!
最初は凸凹で仲悪そうなのに徐々にあったかくなってく家族にほっこりす...
最初は凸凹で仲悪そうなのに徐々にあったかくなってく家族にほっこりする微笑ましい映画。
ダンスするシーンはなぜか感動した。
どんなに周りが批判的で結果が出なくても誰か肯定してくれる人がいれば自信も持てるし、頑張れる、立ち直れる、そう感じることができた映画だった。
ダノ君また酷い目にあうのかな
遭難したり監禁されてボコられたり追い回されて殺されたり、スクリーンの中ではひどい目にしかあわないポール・ダノだが、これは大丈夫…?
最初は微妙に家族全員にイラつく。ところが旅の道中に家族が傷つく出来事が次々に起こり、車もあちこちガタがくるのと反比例するように…。オリーブも可愛く見えてくるから不思議。
なお、幼女コンテストは醜悪にしか見えなかったが、アメリカでは流行っているのか。
それぞれの想い
関根麻里ちゃんがお勧めしていたので♡
“リトル・ミス・サンシャイン ”のコンテストに出場するためにバスで移動する中で繰り広げられる家族のあれこれ。
ひとりひとり、キャラクターが際立ってて、それぞれが魅力的だった。とても良かった(◍˃̵͈̑ᴗ˂̵͈̑)
バンで旅に出よう。
敗者でもいいのだ。離婚してもいいのだ。少し道から外れたっていいじゃないか。旅に出れば、嫌でもぶつかり、そしてハプニングが起こる。日常の外だからこその気づきと、亀裂と、それを埋める何か。一癖あるキャラクターが、見事なストーリー展開で繋がっていく。何より、ゲイで学者の叔父がいいんだよ。
Live, Lose, and Love
誰もが「社会」の望む姿になれる訳ではない。周囲の期待に応えても、それが自身の真の希望と一致するとは限らない。
変わり者が集まったようなHoover一家の珍道中を描いた作品。
この6人家族、自己と世間のすり合わせ方がそれぞれ異なるのが面白いです。
Sherylの再婚相手Richardは、人生の全てを勝ち負けで見ており、社会的成功を収める者こそ勝者だと信じている典型的なタイプ。彼の「成功への9 steps」が売れないのは、実践しているはずの彼自身が、収入の大半を妻に頼るほどちっとも社会的に成功していないからであり、本人はその現実に気付きません。自分はこれから「成功する」に違いないと信じて疑わず、良く言えば前向きで粘り強く、悪く言えば単に諦めの悪い(^_^;)おじさん。幼い娘Oliveに、コンテストで認められるような美しい女性は痩せているのだという、これまた典型的な現代の歪んだ価値観を植え付けようとします。
Sherylの兄Frankは、ゲイで自称Proustの第一人者ですが、ライバルに仕事も恋も敗れて自殺を試みます。何かにつけて承認欲求を垣間見せる彼は、そびえ立つ社会の壁を前に、別の解決策を探すのでも自分を変えるのでもなく、「諦めて」一度は自滅の道を選んだのです。
Sherylの連れ子Dwayneは、新しい家族に辟易しているからか、自由に空を飛べるパイロットに憧れ、Nietzscheに心酔し、彼の “Thus Spoke Zarathustra” を愛読。色盲が発覚し夢破れると一旦は自暴自棄になりますが、”If I wanna fly, I'll find a way to fly.”と、既存のルールを敷いている社会の中で、別の道を模索する勇気を見せます。
Richardの父Edwinは、ヘロイン使用で老人ホームを追い出されたものの、懲りずにヘロイン継続(^_^;)。言いたいことは何でもズバッと言う下品で口汚いお爺ちゃんだけれど、息子や孫に見せる愛情は深いです。社会が定めたルールなんかそっちのけ、受け入れられなくて結構、やりたいことをやって死ぬのが本望だというタイプ。
Sherylは一度離婚を経験しているからか、今の家庭を守ることに心を砕いており、社会的には不器用な家族一人一人を、衝突しながらもありのまま迎え入れようとする姿勢の女性。
7歳のOliveは、唯一純粋に自分の心に従い、天真爛漫に生きている女の子。大好きなお爺ちゃんによる振り付けを、特に疑うこともなく、楽しくリハーサルしてきたのです。
何と言っても見せ場は、社会的に苦い思いを経験してきた家族が、Oliveだけは世間の冷たく高い壁から守ってあげなければと画策する所です。家族全員が壇上に乱入することで、コンテストに負けて出場停止となった理由に、Oliveが自分を責めたり悩み続けたりすることは恐らくないでしょう。
陸と空の交通ルール、安全のためではありますが、他者が定めた基準として分かりやすく象徴的です。破れば罰金、資格剥奪。お爺ちゃんのポルノ雑誌で気を良くする警官は、正にその定められた基準が主観的にいかようにも捻じ曲げられることの証明のようでした。
死体になったら州を自由にまたぐことが出来ないという、死んでも法律に縛られる窮屈さも皮肉です。
そして恐らく多くが首を傾げてしまう、幼女の美人コンテストの異様な評価基準。6-7歳の女児の美しさとは何なのか。子供らしさは?可愛らしさは?その年齢でしか見られない魅力を封印し、大人びた化粧と雰囲気で水着姿や一芸を披露することが王道とされる一方で、無邪気にセクシーダンスを真似てふざけることはタブーとする矛盾。子供を正しく愛するまともな親なら、我が子は皆ワールドチャンピオンでしょう。
社会における「成功」や「失敗」は、美意識同様、その評価基準が時代と共に残酷に変化するものです。NietzscheやProustのように、死後(更に)高評価、再評価を得られる芸術家や作家は少なくありません。一体誰が決めるべきか分からないような「勝ち負け」に意味はあるのか。何かに「負けたら」、社会に認められなかったら、自分に価値はないのか、人生終わりなのか。社会が望むようには生きられない人々への寛容な受け皿が必要です。
世間体に振り回されるばかりでは人生はつまらない。Hoover家が少しも「変じゃない」と見なされる時代もきっとすぐそこです(^^)。ぶっ飛んだポンコツバスのように、逆に世間を振り回すくらい挑戦し続ける生き方を楽しめるようになれたらいいなぁと思いました。
お爺ちゃんとOliveが、本当に仲が良さそうに見えてほっこりしました。
Steve Carellのゲイっぽい?走り方が最高でした
(^。^)。
“Whatever happens, you tried to do something on your own..., which is more than most people ever do..., and I include myself in that category. You took a big chance. That took guts, and I'm proud of you.”
“You know what a loser is? A real loser is somebody that's so afraid of not winning, they don't even try. Now, you're trying, right?... Well, then, you're not a loser. We're gonna have fun tomorrow, right?”
“Fuck beauty contests. Life is one fucking beauty contest after another.”
“If I wanna fly, I'll find a way to fly.”
“You do what you love, and fuck the rest.”
家族の絆
どんなに主義・主張がバラバラでも、家族はまとまり、進んでいく。
ハッピーエンドがなくても、家族と一緒にいればいつでも何とでもなる。
コメディなのにシリアスな場面もあって、ほっこり。
でもやはり山場は欲しかったかも、、
ポンコツ車をみんなで押して行く、、
家族ってそんなものだな、と納得してしまった。
みんな変人、みんなバランスが悪い。
でも、長い旅路を旅して行く。
エロ爺さんではりきってたじいさんも死んでしまう。
でも可愛いオリーブちゃんのために
必死でリトルミスコン会場にむかう。
わたしの家族もみんなへんてこだけど、
こんなふうに生きていくのか。
麗しい家族なんてない。
でも、愛は、きっとあるんだね。
7歳の娘のオリーブのミスコンの大会に参加する為に、バラバラの家族が...
7歳の娘のオリーブのミスコンの大会に参加する為に、バラバラの家族が、1つのマイクロバスで1300kmの旅にでる物語。とにかく、この作品は登場人物がかなり個性的である。父親は自身が考えた9段階理論の出版を夢見過ぎて、現実を直視できない。母親は家族全員の調整役。伯父はゲイで失恋を理由に自殺未遂を図る男。兄はパイロットを夢見て、誰とも会話をせずに友達0人の男。祖父は変態。こちらが見ていて飽きないキャラクター達です。最後のシーンでは家族物の定番オチとは違う感じだが、何故か感動してしまう。個人的には家族が車に乗るシーンがお気に入り。
端折り過ぎ
期待しすぎた所為か肩透かしを喰った作品。
本当はもっと話に説明があるのかもしれないが、何か唐突に場面が変わっていく気がして、無理やり話を短くした気がする。どうせなら2時間きっちり描いて、父の講義内容の話や、母の家族背景や、祖父の昔話、息子の前日談、娘の地元の大会の様子なんかも映してもらえると、もっと入りこめた気もする。キャラ設定がハッキリしているのは母の兄くらいなもん。
あともっとコメディ色前面でも良い気がする。全体の雰囲気が中途半端な感じ。「これって笑っていいんだよね?」と断り入れなきゃいけない感じ。何か乗れない作品でした。
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