劇場公開日 2006年12月23日

「暗喩と皮肉に満ちたロードムービー」リトル・ミス・サンシャイン うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0暗喩と皮肉に満ちたロードムービー

2024年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

レビューの内容を見て、勝手に「泣ける癒やし系映画」を期待していたのですが、全然違っていて、私の苦手なジャンルである、ロードムービーでした。

リトル・ミス・サンシャインにエントリーした子役の演技がもう一つ乗ってこないのと、お父さん役の俳優さんが私の好みではないことも、ちょっとマイナスポイントでした。

問題だらけの家庭に、飛び込んできた、ミスコンテストの繰り上げ当選の知らせ。その道中に、一家は様々なトラブルに追い込まれていきます。

それは、旅の途中に起きるハプニングではなく、彼らがもともと抱えていた問題が一気に爆発したもので、上手にストーリーのライン上に登っていきます。

そして、それを乗り越えていこうとするだけのシンプルなお話ですが、見せ方はとても上手だと思いました。

でも、やっぱり夢がなさすぎるかな。

レビューの評価はアテにならないものだと再認識したところです。

うそつきかもめ