007 カジノ・ロワイヤルのレビュー・感想・評価
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ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド 大いにありです!
007シリーズは何度か小さなリブートをしてますが、今回は本格的なリブートです
今までのシリーズ作品は全てご破算になり
一からの再出発です
ボンドは6代目ダニエル・クレイグに代わり、過去作と同じ役者はMのジュディ・デンチのみです
マニーペニーもQも役としても存在すらしません
ダニエル・クレイグのボンドは賛否が渦巻きました
彼はロシア人の様に見える
イギリス紳士にはとても見えない
第一小柄過ぎる
私も本作を観るまでは、そんな拒否反応がありました
しかし本作を観終わってみれば、ダニエル・クレイグのボンドはありです!
これこそリブートされたジェームズ・ボンドです
現代に実在するなら、こういう男だと納得のキャラクター造形にピッタリの男優です
70年代に生まれ、冷戦終結後に秘密情報部員になった男
それなりの教育は受けているものの育ちは決して上流階級の出身ではない
だから00資格を得て情報活動していても、旧シリーズのボンドの様に自然にドンペリ、ボランジェを自ら楽しむことはなく、ナッソーのフォーシーズンズのバーの様なところでもマウントゲイのソーダ割を頼む程度の庶民派です
情報を取るために接近した金持ちの美女に釣り合う様に、背伸びしてボランジェとベルーガのキャビアを頼んでみたのです
5つ星ホテルのカジノに繰り出す時のタキシードも持参して来たのは吊しのものです
冒頭の若い駆け出しのボンドが手柄を焦ったり、見栄を張って背伸びしたりしながら、本作の終わりには我々の知るボンドに成長しているのです
若手だったジェームズ・ボンドが伝説のジェームズ・ボンドになる、その過程を描いた映画と言えます
カジノのシーンが長いのは正にその瞬間だからこそです
そしてその前後の過程は彼の人間的な苦悩、身体的な痛みを描いています
ジェームズ・ボンドがアクションで傷を負い、血を流し、傷痕を残しながら無理にでも平気な振りをする姿を初めて目にすることになります
そのアクションは身体を張った身体的な痛みが伝わるもので、かっての作品のそれとは違う方向性を志向しているのもわかります
ボンドカーは登場しても秘密兵器は出ても来ません
セットも目をむくような敵の本拠地はなく、21世紀のフラット化した世界でも今なお残るスノッブな世界の再現に力をそそいでいます
そのなかで21世紀のボンドが5つ星のホテルのレストランでネクタイを外して食事をする姿は、21世紀に生きているジェームズ・ボンドを実感させてくれました
ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド
大いにありです!
マッチョイズム
21作目はボンドが007になるまで
・6代目のダニエルクレイグ初登場、セクシーで肉体派
・スパイアクションとしてのスケールが格段にアップした印象、港の高い鉄塔から建物丸々一棟が崩れるまで
・更にカジノでのマッツミケルセンとの心理戦まで楽しめる
・ボンドガールとの関係性も一晩で終わりではなく、出会いの対立から駆け引きが続き最後の裏切りまで目が離せないのも新鮮
新ボンドのイメージを決定させた名作
やっぱりいい!!
素晴らしい娯楽作品
ダニエル・クレイグ扮するボンドが人間味があって面白かった。アクションもキレがあって、序盤のアクションは特に良かったです。クールにさらっとこなすのではなく、血みどろになって泥臭くしがみつくようなアクションで、個人的には好きでした。冷徹さを装うも、中身は熱い血気盛んな感じが至る所に出ていて、そのバランスがセクシーに思います。もちろんボンドガールのエヴァちゃんも素晴らしく美しくて知的で可愛らしくて、すごく良かったです。
長編ですが、シーンがテンポよく変わるため飽きずに最後まで見れました。カジノシーンの心理戦は一番ヒヤヒヤしました…と同時にマッツと一騎打ちする個人的に一番かっこいいシーンです。いきなりオールインするのは相手に大きなプレッシャーを与える一か八かの勝負で、絶対勝てる自信があるか、ハッタリかのどちらかです。自分がいい手を持っていなくても相手に強い手を持っていると思わせて降参させる事ができるテクニックですが、相手も向こうがハッタリなのか本当にいい手があるのか見極めなければならず、そこの心理戦がとても面白かったです。不死鳥の如く二度も賭場に帰還するボンド、運とか意思とか肉体とかいろんな意味で強いと思いました。
最後は切ない終わり方でしたが、この憂いがのちの話に深みを加えていくのだと思います。
007シリーズを鑑賞するのは本作で3作品目で、今回もアクションも良...
小ネタがいいね
最高にクールなジェームズボンド
最後まで面白かった
ボンド様
2020.11.14TV放映にて再鑑賞。 ダニエルクレイグが眼福な...
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