「月の暴走する野望の行き着く先は」デスノート the Last name Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
月の暴走する野望の行き着く先は
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総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
いやあ、月君、自分を神格化して有頂天になって次々に他人を陥れて、優等生が短い間に随分と悪いやつになったものだ。これだけの力を手に入れてしまえば、人って短期間でこんなに醜く変われるものなんだ。人の死に全く鈍感になっている。「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる、世界を支配出来る指輪の魔力に取り憑かれて変わっていく人々の姿を思い出した。
結末近く、細かい部分はわからないけれど、エルのキラ確認のための作戦の大筋とそれを見せる演出は、ある程度想像がついてしまったのでたいした驚きはなかった。むしろこんな作戦であっさりと引っかかった月の単純さに驚いた。やっぱり調子に乗っていると隙が出来るのかな。そもそも室内に隠しカメラがあることも気にしていないみたいだし、最後まで気を抜いては駄目でしょう。そんなこの結末は、本当は原作とは異なるらしい。でも月の死神をもはめる作戦や、エルの犯人を確認するための死の覚悟は期待以上で面白かった。
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