オトシモノのレビュー・感想・評価
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執着にさよなら
怖さはない。
片目の女性がクルマの運転をして大丈夫なのかな、などと余計な心配をしてしまった。
クライマックス、トンネルの脇から地下通路に行くシーンはワクワクする。
しかし、それもつかの間で、作り物感が否めない化け物や極端な演出が目立ち、ホラー映画を観ている自分という現実に引き戻されてしまう。
小栗 旬さんと沢尻エリカさん二人の若い頃を堪能できる。
この二人の共演で好きなのは『人間失格 太宰治と3人の女たち』( 2019年 ‧ スリラー/ロマンス ‧ 2時間)で、大人の色気たっぷりのエッチな作品。
今作で氣になったのは、ガラケーと女子高生の眉毛の形。今見るとあれが普通だったんだなあと、美化された思い出にケリをつけるきっかけになった。
劇場公開作品ですか …
パッチギで出てきた新人女優を主演にして、
手っ取り早く作った 手抜きの 駄作。
ホラーでも謎解きでも ましてや沢尻エリカのイメージビデオでもない。
こんな映画で飯を食えるとは、日本の映画界はのん気な業界。
期待しないで観た映画に感動すると「ヒロイモノ」だと言うことができますが、この映画の場合はまさしく「オトシモノ」だった・・・?
毎回「沢尻エリカがカワイイ」と書くのも芸がありませんが、やっぱり書かないと行が埋まりません。恐怖に怯える表情がよかったとか、彼女の悲鳴がよかったとか、嘘は書けませんし、やっぱり「カワイカッタ」なのです。地下鉄ものホラーにも限界がきているのでしょう。電車に轢かれるとか、死体が落ちてくるとかいった瞬間の恐怖はちょっとだけありましたが、行方不明となった妹を探すといった行動にもスパイスが効いていないので全体的にはのんびりしたホラー。しかも友情物語とか、社会派タッチの結末になってしまってるし・・・
それでも気に入ったところは「落し物を拾ったら行方不明になっちゃう」ところ。拾得物は駅に届けなきゃという純粋な気持ちでさえ踏みにじられる不条理世界。じゃあ、どうしろってんだい!とお悩みの方。何も拾わずにやり過ごし、駅の構内が落し物だらけになってしまえばいいだけの話です。ホラーの世界では無情が当たり前。親切心があっても魔物の餌食になってしまうものです。
可哀想なのは共演者の若槻千夏。男からブレスレットをプレゼントされただけなのに、それが事件の中心青沼八重子のオトシモノだったのです。呪われて列車に轢かれてしまう恐怖もさることながら、彼女の手首がだんだんと紫色に変わり腐っていく様子が痛々しい。しかもブレスレットをはずそうとしてもはずれなくなったのです。殺されるくらいなら『SAW』のように手首を切っちゃえば助かるのかもしれませんが、ヤクザ世界のオトシマエじゃあるまいし、近くに有能な外科医がいなければ命だって危険です。あぁ、なんて可哀想な千夏ちゃん・・・
小栗旬は爆弾犯がよく似合う俳優だなぁ~と、『イズ・エー』を思い出してしまいましたが、爆破によってもトンネルの奥にあるものは結局わからないまま?旧日本陸軍が隠した秘密軍事基地とか、秘密ゾンビ研究施設とか、731部隊人体実験室でもあったのかなぁ・・・
【2006年10月映画館にて】
時間を返せ!
ホント、小栗と沢尻ってネームバリューだけ・・・
内容はクソ以下だったね。
新たな友情で感動を呼ぼうって安易なストーリー。
あんなので感動するかって~の!
見る価値無し、マジでクソ映画・・・時間返せ~!
記憶を掘り起こしながら…書くのは失礼だが
いつ観たか忘れたが、B級ホラーであるのは間違いない。
良い意味のB級でないのも違いない。
拾った定期券からの着想は誰にもありそうだけど、あそこまでオーバーに話を広げるとまとまりがない。
沢尻エリカはたしかに美人なのだが、作品的に演技力を求められる内容ではないから、脇役の若槻千夏の方が作品に似合っている感じがする。
例の事件に合わせて沢尻エリカ出演作品をチェックしたら未観賞のままだったので…。
この時期の沢尻エリカがクスリやっていたかは分からないが、気色悪いシーンが多く記憶には残る作品。
貴重な電車ホラーだが全く物足りない!!
最近「つぐのひ〜幽闇の並葬電車」というホラーゲームの動画をYoutubeで観て面白かったので、本作は貴重な電車ホラーだと期待しましたが、つまらなかったです。時間が94分と短めなのは視聴動機にもなり良いのですが、むかし変なものを掘り当てたと職員が繰り返し言うだけで具体的な話は何も無く、電車である必然性も無いです。エリカ様は妙に薄着ですが、もしずっと制服姿だったとしても、もう一人が若槻なので、アイドル映画のようなフレッシュさも無いです。
香苗(若槻千夏)と奈々(沢尻エリカ)の友情を主体にした感じの変わっ...
香苗(若槻千夏)と奈々(沢尻エリカ)の友情を主体にした感じの変わったホラー。
落し物の定期券を拾ったせいで失踪した奈々の妹を探すというのが軸。
後半はB級まっしぐら。めちゃくちゃだ。洞窟、ブレスレット、古代の石像、片目の杉本彩串刺し、列車で幽霊(ゾンビ?)轢き殺しまくりながらトンネル脱出する。
トンネル爆破した久我(小栗旬)が出頭してきたというニュース流れる。ひどいと思った。駅のホームで香苗の幻を見て忘れないよ、とか言う。映画の内容に全くそぐわない曲がかかってエンドロール。
首をかしげてしまうホラー作品。
ジャパニーズホラーゎどうしたんだ?!
2010/07/20 17:36
もう…色んな個人的事情で嫌な映画(笑)
ラストの展開ゎあっと驚くほどのグチャグチャぶり…
落とし物届けても1割分の呪いでもついてきたらギャグ感強くなって面白くなりそうですがね。
まぁ、確かに物語のようなあんな事態になってたらそりゃぁ恐れおののくけど…
いや、でも面白すぎるでしょう(笑)やっぱりツクリモノ感が。
愛だの友情だの加えて結果いい作品だったんじゃない?出演してる人も有名だしね!
って無理矢理させちゃおうとした映画(笑)
ジャパニーズホラーに対して少しガッカリ感を感じ始めた作品でした。
実に惜しい
拙ブログより抜粋で。
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一応ホラー映画なんだけど中盤までは、脈絡のない展開するし、まったく怖くないし、登場人物に緊張感ないし、無駄に音楽はうるさいし、ヒロインの沢尻エリカも演技下手だしのまさに駄作まっしぐら。
しかーし、この映画の本領はクライマックスに待っていたーっ!!!
前半から中盤は無理にジャパニーズホラーテイストで行こうとしていたのに、唐突に沢尻エリカと若槻千夏の友情物語が始まったかと思うと、後半で今更の新キャラ杉本彩も参戦して、おバカB級映画として暴走し始める。
クライマックスは吹っ切れたかのように、カルトムービーとして弾けた。
これはイイ!終盤は笑いをこらえるのに必死だった。
実に惜しい。前半もこの調子だったら星★もう一つはあげたのに。
あと若槻千夏がおいしい役どころ。主演の沢尻エリカよりよっぽどか魅力的。
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