鬘 かつら
劇場公開日:2006年8月5日
解説
「亡国のイージス」のチェ・ミンソ主演のサスペンスホラー。美術家として活躍するジヒョンは、がん治療により髪の毛をすべて失った妹スヒョンのために、美しい黒髪のかつらを用意する。スヒョンがかつらを付けると、不思議なことに彼女は瞬く間に元気な姿を取り戻し、性格までも一変してしまう。愛する妹のあまりの豹変ぶりに、次第に恐怖を感じ始めるジヒョン。やがて彼女は、かつらに秘められた忌まわしい呪いの全貌を知る。
2005年製作/102分/R15+/韓国
原題:The Wig
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2019年6月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
姉のジヒョン(ユソン)は事故が原因で喋れないという設定はなかなか良いと思ったし、スヒョン役のチェ・ミンソが本当に断髪して坊主頭になるという本気度も凄い。しかし、ストーリーがあまりにもあっけない。怖いシーンもあることにはあるが、効果音に騙されている気がした。最も怖かったのはジヒョンの事故のシーンだったし・・・
カツラをつけることによって元気になっていく、その姿だけでも怖いのに、何かを味付けしなくてはならないと思ったのでしょうか・・・幻覚での幽霊が中心にしてある。友人の死だって、わけわかんない。
元婚約者のギソク(ミンス)がゲイだったことが判明した時点でどうしようもなくなる。その相手がいじめにあって殺されたのが元凶。姉の元カレに積極的にアタックする妹はどうかしてるんじゃないかと思うほど。そして、「髪の毛は記憶を吸って伸びる」などと、ちょっと怖い話でもあるけど、映像的には怖くないのだ。あぁ・・・
『羅生門』の話じゃないけど、死人の髪の毛を使ったかつらなんて怖いです。まぁ、実際は人毛なんだし、有り得ない話じゃない。それでも思い出すのは『若草物語』で金のために髪の毛を売ったお姉さんの美談。