インサイド・マンのレビュー・感想・評価
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手強い内容だが、尻すぼみに感じた!!
強盗が妙に冷静で、これは後ろ盾がいるんだろうなと思いながら観ていて実際そうなのですが、終盤は駆け足過ぎて描写も薄く、大して大事になっておらず、尻すぼみに感じました。刑事は頑張っていました。
売人にヤクを売るゲーム!殺されたら減点だ。
人種問題を描いた映画が得意なスパイク・リー監督。人質になった銀行関係者とお客さんにも多種多様な人種を取り揃えました。とにかく人種だけは国際的すぎるため、ココはいったいどこ?と迷子にならないように注意しなければなりません。ところが、誰が犯人なのかと警察で一人一人取り調べを受けるシーンではわかりやすくて助かりました。
この一人一人の証言シーンといえば、大林宣彦監督の『理由』を思い出してしまいますが、そこまで多い人数ではありません。プロローグとエピローグにクライブ・オーウェンの独白シーンを配置する効果とともに、犯行の流れに随時挿入する形をとるといった手法。意外とこれが緊張感を保つのです。そして、計算しつくされた完全犯罪とはどういうものか、彼らの脱出の手口とはどうやって・・・などと、かなりハラハラさせられます。
もっともクライム・ムービーなので、犯人側に感情移入できないのじゃないかと心配される方でも大丈夫。襲われた銀行の会長、創設者はナチスに協力して巨額の富を得た人物なのです。血が流れるところに金儲けのチャンスがあるとばかり、武器商人のごとく暗躍した実業家の裏世界。もっと悪い奴らがいることを訴えつつ、犯人グループだって人質をなかなか殺さないし、このまま人を殺さないでくれ!と祈る想いになったしまいました。
最終的な脱出方法はイマイチだったし、ジョディ・フォスター演ずる弁護士にもちょっと疑問符がつけられる。また、若干謎を残したままというのもすっきりしないのですが、そのマイナス部分を差し引いてもお釣りがくるくらいの心地よい緊張感を味わえた。
登場人物50人を覚えられるか?!と、挑戦的な映画でもありましたけど、軽い気持ちで笑いながら観るのがいいのでしょうね。
名優が出てる割には・・・
タイトルなし(ネタバレ)
誰も殺さず、何も奪わない。犯罪とさえ言えないような完全犯罪を実行した男たちの物語には最後までハラハラさせられる。ただカメラの映像や隠し部屋などそのトリックのほとんどは2018年現在のセキュリティでは実行できるものではなく、また、世界を牛耳るほどの財を成した大銀行家が、いとも簡単に弱みを握られてしまうあたりや、事情があって処分できなかったはずの秘密なるものの顛末が最後までうやむやであまりスッキリした終わり方ではなかったように思う。奪った指輪を刑事に渡すのは意図があるにしても、ダイヤの一部まで渡すなんて、まるでルパン三世みたいでそれではあまりにも子供向けアニメすぎて白けた。
勧善懲悪…でいいんだよね?
犯罪の奥にあるもの
よく出来た映画です
構成からオチまで考えられてる映画だなと思いました。まず取り調べと事件最中のシーンをごっちゃにする事で全く飽きさせない仕組みになっているし。
ジョディフォスターは明らか怪しかったけど、オチは最後まで分からなかったし、会長を途中途中で出してくるあたり上手い。
正直、人質の中から犯人見つけ出す心理戦的なのも期待してたけど、あの仕掛けも考えつかなかったんで良しとしましょう。
デンゼルワシントンの演技の幅広さが見れて良かったです。最後も良かったねって感じで。彼のシーンは何だかハードボイルドで、銀行強盗のシーンと違う映画のような気持ちにさえなる。
ジョディフォスターってあんな綺麗でしたっけ、、ってくらい美人キャリアウーマンでした。
狼たちの午後がすごく頭に浮かんでたんだけど、きっちりその話題も出ましたね。言うことなしの映画でした。
ハイジャック物はいつも面白い
それでもこれは上位に来る。
犯人の脱出方法は途中で読めてしまうし、最後の一人はそりゃぁないだろう・・・ってなるけど、そこは映画。うまく演出すれば見せられるのだ。
ただ・・・こんだけ大物敵に回すと、このままじゃ終わらないよ・・・って不安が・・・。
上質な強盗映画
ストーリー85
演出80
キャスト90
総合85
終始、シリアスで
予想のつかない展開が続くが
フレイジャー筆頭に警察側が
和やかなムードなため
良くも悪くも緊張感がない笑
でもそこはデンゼル・ワシントン
おちゃらけたキャラにも説得力を持たせる。
クライブ・オーウェンも
「ザ・バンク」同様
知的なキャラがピカイチ光ってるし
何と言っても渋いなー
結末は結局、黒幕はわからないし
複雑なまま終わってしまうので
この形が無理な人には厳しいでしょう。
伏線を見つけて考察することを
楽しめる人には傑作かと!
デンゼルワシントンはかっこいいけど‥
デンゼルワシントンの演技は非常によく、さすがの一言。ナチスを絡ませる発想も好きですが、なんというか籠城中の駆け引きに緊張感が無いように思えました。主犯が隠れるトリックも微妙‥見ていて長く感じてしまったので評価低めです。
誰が犯人なのか分からなくさせるあの方法は、すげい。
銀行強盗グループと事件解決に向けて奔走する捜査官、
そして現場に駆けつけた女性交渉人らの心理戦を描いたサスペンス。
強盗の目的が半世紀以上の前のことがきっかけっていう、戦争が絡んでくるっていう。
まさか戦争が絡んでくるとは1ミリも思っていなかった私にとっては微妙な感じ。
どんな完璧な完全犯罪を犯すのかっていうストーリーを期待していたので。
でも、犯人と人質を全員同じ格好にして、
誰が犯人なのか分からなくさせるあの方法は、すげい。
そして、一人一人に写真を見せながら事情聴取するシーン、おもしろかった。
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