インサイド・マンのレビュー・感想・評価
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頭の良い銀行強盗
さすがスパイク・リー監督です。ただの銀行強盗ものではなかった。犯人たちは、人質にも犯人と同じ服を着せ、誰が犯人なのかをわからなくするという発想は斬新で、このワンポイントだけでも、かなりの高得点をあげたい映画だ。さらに、ナチスの影が加わり一層謎めいた展開になっている。
カルロスゴーン氏、逃亡はこれを参考にしたのかな
すごく面白い内容だと思います。
裕福なユダヤ人達の財産を奪い取り
その汚いお金を企業や人々に貸して莫大な利益を得ている人間がいることを世の中に知らせたかったのだと思う。
気になったのは人質が着替えた服はどうしたのか?
燃やして証拠隠滅をしないと犯人だとバレてしまう気がしました。
ジョディ・フォスターはこういう役が一番似合う気がするなぁ
背景が薄い
現金には一切手を付けず、人質を一人も殺さない銀行強盗。 それ自体は...
スパイク・リーは終わってる。
わかりやすく、息を飲む展開
Netflixで視聴
十年くらい前に字幕版で見たときはそれほど面白く感じなかったのだが
記憶が薄れてから吹替版で見直すと非常に面白かった
日本語版がちょっと珍しい配役だと思う
デンゼル・ワシントンは大塚明夫
ウィレム・デフォーは山路和弘
のイメージが刷り込まれていたので
それぞれ別の役者の吹き替えは新鮮に感じた
冒頭のカメラ破壊シーンから銀行強盗物として期待が高まる
人質に対する命令
その後の警察の包囲、電話越しのネゴシエーション
銀行強盗物のシナリオとしてはセオリー通り
しかし、それだけではない仕掛けや演出があって実に楽しめた
サクッと見れるし、過激すぎない程度の演出が丁度いい
あまり頭使わないで見れるので娯楽作品として優秀
一風変わった銀行強盗映画
途中で昔観ていたことを思い出す、こんなトリッキーな銀行強盗ものを忘れてしまうのだから困ったものです。当時は知的なものより派手なアクションものの方が好みだったので印象が薄れたのかも知れません、これはこれで銀行強盗映画を語る上では必ず俎上に上る話題作であることは間違いないでしょう。
ひねった銀行強盗ものではトラボルタの「ソードフィッシュ」も印象的だったが、本作は派手さやダイナミックさを見せるよりスパイク・リー監督らしいスパイスの効いたセリフや思わせぶりで引っ張るミステリーなのでしょう。ただ、観終われば納得なのだが途中で事件を語る当事者たちのインタービューが挟まるのがテンポを削ぐようで邪魔に思えた。
デンゼル・ワシントンの交渉人ならもう少し見応えがあってもよさそうだがまだ若い時なので貫禄が無いし犯人がもしかしてモサドのメンバーかとも思わせる知能犯ぶりなのだから致し方ない。
ジョディ・フォスターもしかり、「羊たちの沈黙」のヒロインでミステリー臭は強いものの胡散臭い女傑と言うには物足りない。名作にはかかせない名脇役ウィレム・デフォーさんを使いながらいいとこ無しと言うのも勿体ないが計算された思わせぶりのキャスティングなのでしょう。
真逆なのがクリストファー・プラマーさん、その存在感だけで映画の信憑性が高まるのだから恐れ入る。
何のインサイドなのか、タイトルや塗装工に扮した意味など伏線回収はあるのだが掘ってた穴はトイレ?それにしてもトップ、エンドのクレジットバックのインド音楽は唐突感満載、インド映画の「ディル・セ心から」の列車の屋根でのダンスシーンでかかった「チャイヤチャイヤ」というラップ調の曲なのだが歌詞を読んでも本作との繋がりが読めず、こちらもミステリーでした。
まあ、ミステリーなので詳しくは書けないので、観てのお楽しみということで悪しからず・・。
意識高い系銀行強盗との心理戦
心理戦の駆け引きと会話のやり取りに洒落っ気があって面白い!
映画序盤からもちょくちょく警察の中でも悪を許容しているシーンがあって、この悪を許容する感覚と世界観が大人の余裕を生んでいる気がします。心理戦にゲーム性が少し加わり、かといって軽くなる事もなく。
ハードボイルドな匂いのするクライムサスペンス、デンゼルワシントンかっこよかったです!
先が気になる終わり方だと思って調べたら2もあるみたいですね。ただこちらは監督も変わってレビューの評判もイマイチのよう…続きを見るか悩ましい。
ダイヤはおすそ分け
極上の登場人物たち
手強い内容だが、尻すぼみに感じた!!
強盗が妙に冷静で、これは後ろ盾がいるんだろうなと思いながら観ていて実際そうなのですが、終盤は駆け足過ぎて描写も薄く、大して大事になっておらず、尻すぼみに感じました。刑事は頑張っていました。
売人にヤクを売るゲーム!殺されたら減点だ。
人種問題を描いた映画が得意なスパイク・リー監督。人質になった銀行関係者とお客さんにも多種多様な人種を取り揃えました。とにかく人種だけは国際的すぎるため、ココはいったいどこ?と迷子にならないように注意しなければなりません。ところが、誰が犯人なのかと警察で一人一人取り調べを受けるシーンではわかりやすくて助かりました。
この一人一人の証言シーンといえば、大林宣彦監督の『理由』を思い出してしまいますが、そこまで多い人数ではありません。プロローグとエピローグにクライブ・オーウェンの独白シーンを配置する効果とともに、犯行の流れに随時挿入する形をとるといった手法。意外とこれが緊張感を保つのです。そして、計算しつくされた完全犯罪とはどういうものか、彼らの脱出の手口とはどうやって・・・などと、かなりハラハラさせられます。
もっともクライム・ムービーなので、犯人側に感情移入できないのじゃないかと心配される方でも大丈夫。襲われた銀行の会長、創設者はナチスに協力して巨額の富を得た人物なのです。血が流れるところに金儲けのチャンスがあるとばかり、武器商人のごとく暗躍した実業家の裏世界。もっと悪い奴らがいることを訴えつつ、犯人グループだって人質をなかなか殺さないし、このまま人を殺さないでくれ!と祈る想いになったしまいました。
最終的な脱出方法はイマイチだったし、ジョディ・フォスター演ずる弁護士にもちょっと疑問符がつけられる。また、若干謎を残したままというのもすっきりしないのですが、そのマイナス部分を差し引いてもお釣りがくるくらいの心地よい緊張感を味わえた。
登場人物50人を覚えられるか?!と、挑戦的な映画でもありましたけど、軽い気持ちで笑いながら観るのがいいのでしょうね。
名優が出てる割には・・・
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