時をかける少女(2006)のレビュー・感想・評価
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チン(椿)説!絵のモデルは角川春樹だった。
原作者の筒井康隆もそう認めた“本当の意味の二代目”がこの続編アニメ『時かけ』だそうな。回数制限付タイムリープや原作主人公芳山和子(原田知世ではなく原沙知絵)を登場させた以外は、ほぼほぼ原作と似通った設定だ。
相米信二の映画化以来、TVドラマや実写映画で何度も映像化されている原作ではあるが、細田守による本アニメーションの評価がずば抜けているのは何故だろう。
タイムスリップにテレポテーションという設定が斬新だったジュブナイル小説の高い完成度については今更触れるまでもないが、深そうで浅く、浅そうで深いほどほどの世界観が、小難しい物理理論なんかを毛嫌いする層に意外とあっていたからではないだろうか。
タイムリープを旨いこと利用していたつもりの真琴が、過去をほんのちょっと改変したせいで、自分自身や大切な友人の生死にまで影響を与えてしまうバタフライ・エフェクトに触れているという点においても、背伸び盛りのティーンズには丁度いいおかずだったにちがいない。
黒板に書かれた文字“Time waits no one.”や「未来で待ってる」等の台詞、魔女おばさんこと和子の正体が物議を醸したらしいが、要は見たまんま、「どうせ世の中悪くなる一方なんだから今を楽しめ」とか「もう2度と会えないなんていうと悲しむだろ」とか、わざわざ置き換えるみる必要性も感じないのである。
しかし最近テッド・チャンやイーガンのハードSF小説に嵌まっているおじさんにはちょっと物足りない。意地の悪いSFオタクから、リープする直前を狙ってタイムリープすれば、腕に刻印された数字はそのままで、理論上は永久にリープを繰り返せるのでは、などという心ない突っ込みも当然予想されるのだ。
しかも、千昭が未来に戻れるということは、同じクルミでチャージした真琴もまた西暦2600年にジャンプできるわけで、kissもなしにあんな言い方でバイバイされた真琴は、やっぱり千昭に体よくふられただけではないのか。
未来からやって来た千昭が観たがっていた絵“白梅ニ椿菊図”に、原作で登場する深町一夫の物語が何かしら欲しかったところではあるが、“後ろ目(=軽蔑の眼差し)に気ず(づ)く(オカルト発言でいろいろと問題があった角川)はるき(椿)?”とも読める絵図標題のアナグラムは、一体全体何を意味していたのだろうか。
凄すぎる作品です
原作者 筒井康隆先生は、大阪のローカル番組にレギュラー出演されており以前『この子はよく稼いでくれる良い子や!』とおっしゃっていました。
確かに全ての映像作品はいつ見ても引き込まれます。
最高すぎる
『未来のミライ』公開記念ということで金曜ロードショーで鑑賞
最高のアニメ。こんな夏を過ごしてみたかっ
た。
夏に絶対観るべきです、人生を見る目が変わると思います。☺️☺️
タイムリープで少し違う行動をしたことで、その後ががらっと変わってしまう。
人生はその"瞬間"の行動で決まっていくということを実感させられました。
絶対悔いの残らない夏、人生を過ごそうと思わせてくれる映画です。
「未来で待ってる」は本当に名セリフ
ここまで想像を膨らまさせてくれるような言葉はないです😤😤
観終わった後の余韻に浸れる感じも名作映画特有のものです。神映画👏👏👏
みなおしてみた
やっぱりよかった。どこがどういいのかうまく説明できないが
むかし実写版みたときには自分も高校生だったこともあり、かなり暗い高校生で毎日つまらないし、映画に逃げ込むような生活だったから
さわやか青春恋愛映画という雰囲気に乗れなかったのかもしれない。いや、わかんないけど
たしか薬師丸ひろ子の「探偵物語」と同時上映で、なんで観に行ったかといったらそっちが目当てだった。
だから原田知世のほうは適当にみてた気がする。いまや伝説となったあのラストシーンも忘れてたし
しかしこっちのアニメのほうはあのラストくらい踏襲してもよかったんじゃないかな。著作権の問題でもなかろうし、わざわざ新曲つけなくても。
ストーリーがかなりオリジナルなんだし。これなんで「時をかける少女」とあえてしたのかわからないぞ?いや、時をかけてるんだけど真琴ちゃんは
というか飛んでるんだけど
そんなタイムリープのたびに後頭部強打してたら危ないよ?
前にみたときは美術館勤めのおばさんが、むかしの実写版の主人公かと思ったらはっきりしないな。よくわからない。勝手にそうだと思い込んでたか?
原作読んだと思うんだがなにぶんむかしのことなんで…ウィキに書いてあるかな
もうさわやか青春恋愛など望むべくもない歳になって、キャラクターが表情豊かに動き回り、ありえない話ではあるけども
ここでは些細なことで悩み躊躇しにげてしまったりもして
それらがいやらしくなくちょうどいい。
はっきり言ってここで声あててる人たちも下手だと思うんだが、それもこの作品ではむしろいい感じだ。
ただ、真琴の男友達ふたりがなんかちょっとな…悪い連中じゃないがなんかあまり好きになれない分減点ですかね
また出逢いたい。
誰かの為に何かをしようとすると、誰の為にもならないことがある。
大半がそうなのかもしれない。
大切な人を、大切にしようとするときこそ、傷つけてしまうことがある。
失う覚悟ができたとき、それは本当の意味で自分の為、そして、人の為になることがある。
誰かの為に何かをした気になる、満足感を得る、のではなく、
何かを失った時こそ、得るものがある。
そんなことを教えてくれた。
「また出逢いたい」
そんな人との出逢いが人を幸せにし、
そんな人との別れが人を強くする。
人気脚本
これは意識のタイムリープですね。
過去に戻っても過去の時分がいるわけではないから
自分の意識を持ってタイムスリップ。
でも、カラオケを繰り返した時に
喉が潰れていた事を考えると、
体の疲労も蓄積されていてリセットされていない。
ということは、自分以外の世界をタイムスリップさせているというのが理屈に合いますね。
それだけ。
2000年代青春アニメ映画の金字塔
素直な感情を表面に出す自由奔放なヒロインは感情移入がしやすい。
観終わったあと戻ることの出来ない自分の過去を考えさせされる。
奥華子の”ガーネット”も作品を華やかにしていてとても良い。
青春感
評判もよく前から観たいと思っていたんですが、最近初めて観ました。
観て良かった。ストーリー自体は原作があって、ありがちなタイムリープもの。タイムリープの能力は未来の人間が作ったものっていうのが古く感じるというか、人知の範囲を超えた話を科学に託す感じがどこか腑に落ちないので、個人的には君の名はの方が好きですね。
でも、その中に描かれる青春の瑞々しさには目を奪われます。絵も音響もリアルだし、真琴の無邪気な感じがTHE 青春って感じ。青春真っ只中にいると時間は無限にあるように感じるし、暇を持て余してその退屈に浸ることに何か退廃的な充実を感じることもある。無限に見えた時間が有限であったことに気づいた真琴は大人への扉に手を掛けたのだ。千昭は真琴に無限な時間という幻想を与え、彼女にとっていつしか空気のように大事になっていきながらも、時間がくると去っていってしまう。ずっと一緒にいたくても叶わない。その意味で、千昭は青春そのものを表していたのではないかと思いました。
●うぉりゃあーーー。
みずみずしい。青春ムービー。真琴の声が清々しくて好感。
名作が現代風にアレンジされると、こんなに化けるか。こっそり原田知世の名曲が流れるあたりも粋だ。奥華子の歌もよい。
“真琴。Time waits for no one. 待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えに行くのがあなたでしょ。”
功介ピンチのときは手に汗握った。
タイム・リープできたら何するかな。でも、高校生って馬鹿だから、真琴みたいにムダに使いそうだ。
これは素晴らしいの一言。 原田知世バージョンも好きですが、タイムリ...
これは素晴らしいの一言。
原田知世バージョンも好きですが、タイムリープの場面はやはりアニメに軍配。
学生時代の、恋なのか、友情なのか、自分ですらわからないあのときめきを完璧に描いてくれています。思い出しました(笑)
タイムリープの描写、最高に楽しい。なぜころがる?ぶつかる?連続する場面では笑い転げました。
原田知世バージョンとは、お話も微妙に異なり、作品が一人歩きを始めている感じ。それだけ原作が名作なのでしょう。
次は仲里依紗実写バージョンだ!すごく楽しみ。
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