ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦

劇場公開日:

解説

 ドイツで撮影されたドタバタ爆笑コメディ。コカコーラ社のベルリン支社長を務めるマクナマラは、本社の重役から娘のおもりを頼まれる。だが、この娘は一筋縄ではいかない厄介者だった。出世のためなら……という主人公心理は、ビリー・ワイルダーの前作「アパートの鍵貸します」にも共通する。息つく間もなくギャグが応酬される台詞まわしは、ワイルダーならでは。監督業もならしたジェームズ・ギャグニーの喜劇役者としての魅力も全開である。

1961年製作/109分/アメリカ
原題または英題:One,Two,Three
劇場公開日:1962年3月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第19回 ゴールデングローブ賞(1962年)

ノミネート

作品賞(コメディ)  
最優秀助演女優賞 パメラ・ティフィン
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映画レビュー

5.0ドタバタ・ブラック

2024年5月17日
PCから投稿

前作を以って超絶絶頂期を終了した先生の後期作品群の第一作です。
ストレートなドタバタ劇で、散在する冷戦の風刺場面も修辞的というより直接的であからさまで、いつもの洗練、洒脱の色彩は薄くて、地獄の英雄や異国の出来事辺りに近い印象です。
ギャグニー先輩の圧倒的な演技とマシンガントークを観る作品ともいえます。

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越後屋

5.0ビリーワイルダーの隠れた代表作

2022年6月9日
iPhoneアプリから投稿

ルビッチのニノチカは、ルビッチの元でビリーワイルダーが脚本を務めたことで有名だが、大変構成が似た形で、自分が監督になってからも作っている。それがこの作品だ。

こんなに昔のものとは思えないくらい、構成、キャラ立て、ストーリーがしっかりしている。
特に役者に頼らないストーリーの中のキャラ作りをしっかりしていたであろうことがうかがえる。(もちろん役者の力あってこそだが。だからこそ配役にはちゃんと意味がある)

ビリーワイルダーの中でも、この作品はそこまでメジャーではない、というか話題にのぼらない作品だが。
ビリーワイルダーといえば、私はこの作品を観てほしい。

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Araki

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