「克服だけが全て」若者のすべて ひろちさんの映画レビュー(感想・評価)
克服だけが全て
都市の怪しい欲望の炎に寄せ集められる蛾の様に、ある者は美しく舞い、ある者は炎に飲まれる。これを美しく描く事も出来るだろうが、本作では更に描ききる事で破滅の美しさなどという凡庸さ、リアリティのなさを回避している。どの様な時代、どの様な場所においても、悲しみや苦難、過ちに傷つきながら前に進む、若者の勇気や生き方は、美しく価値がある。
コメントする
都市の怪しい欲望の炎に寄せ集められる蛾の様に、ある者は美しく舞い、ある者は炎に飲まれる。これを美しく描く事も出来るだろうが、本作では更に描ききる事で破滅の美しさなどという凡庸さ、リアリティのなさを回避している。どの様な時代、どの様な場所においても、悲しみや苦難、過ちに傷つきながら前に進む、若者の勇気や生き方は、美しく価値がある。