ロッキーのレビュー・感想・評価
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これが傑作シリーズの一作目!!
洋画の中でも相当有名なものを今になって初めて観ました。
有名だったので相当期待して観てみると、ホントに熱くなる作品だった。これができた当時からしたら相当人気が出るのもわかる作品だった。まぁ個人的にはこのシリーズは1作目よりも2~4作目の方が好きですけど…
元気になるんだ!
この映画、初めて見たのはいつだったんだろう?いつ見ても、自分が何歳になってもワクワクできて、笑えて、興奮して、泣けるってすごいな、と思う。テーマ音楽が麻薬みたいで、自分を盛り上げて仕事するときに聞いたこともあったような気がする。仕事というか、家事だったかな。
ロッキーとエイドリアンのカップルは、本当にかわいらしい。ミッキーのジム、臭そうだな。でも、ボクサーみんなの眼がキラキラ、ギラギラしてた。
昔は粉末プロテインなど無かったから、生卵か…。ロッキーの服装などの趣味のどうしようも無いところにも、好感がもてる。それでいて、自分のことをちゃんとわかってる。
何回見ても飽きない映画があるって、幸せだと思う。
うーん…
名作なんだけど…
なんか全体的にスピードがゆっくりだったなー。
ほんとセリフもほぼボソボソ…って感じだったし…
な〜んかダラ〜っとした雰囲気だった。
眠気が何回もきてしまったし…。
終わり方も、ほう…ここで終わりか…って感じで、
つづくって感じがしたなー。
うーん。。。
これはあしたのジョーではないのか
いまにして思えば、ロッキーとジョーはよく似ている。どん底から拳ひとつではい上がる姿が、なんとも熱い。似てるとかパクリとかというよりも、ボクシングというものがまさにジョーやロッキーのようなものなのだろう。
ビル・コンティの音楽とスタローンの絵が見事に融合した文句なしの傑作でしょ!
最高だった
この映画のいいところは、ロッキーもエイドリアンも今時は珍しいほど人間として純粋なところだと思う。ロッキーは最初はゴロツキになりかけていたが、自分の周りの人間は誰もクズの道に進まないように接していたのが印象的だった。
そしてエイドリアンが周りになんと言われようと気にかけないし、けなされたら本気で怒るところも男としてかっこよかった。
これまでみたファイター系の映画は、主人公が結局最後までクズから抜け出せないパターンが多かったのでこの展開は嬉しかった。
現実では、いわゆる意識の高い、上に上り詰めるタイプ人間は周りの人との付き合いを見切ることも多いと思うが、ロッキーは過去にいろいろあったり言われたりしても見捨てなかったのが男としてかっこよかったし、こういう人間が周りから支持されるんだろうなと思ってはっとした。
そしてトレーニングシーンだか、やはり男たるもの夜徹夜して何かちまちま頑張るんじゃなくて、朝日の中走らないとなと思わせてくれた。
名作だと思う!
これはボクシング映画を作りたかったのではなく、たまたまスタローン自身の経験を三流ボクサーにたとえたのでは?
と思えるほど、ボクシングを知らない自分でも楽しむことができた。そしてそれより何も主人公を応援したくなったし、下町のどうしようもないだめボクサーであっても、チャンスさえつかんで努力すれば成功できると言うアメリカンドリーム的なメッセージが組み込まれてあった。
エイドリアーン!って叫ぶセリフも、主題歌もあまりにも有名だが、実際の映画の中で見ると本当に感動できるシーンだったから、そりゃ有名になるわと思った。
前半の1時間は確かに眠くなったりもしたけど、これだけの前振りと設定があったからこそ、後半の物語の速さにもついていけたし、入り込めて見ることができた気がする。
エクスペンダブルズ?が自分にとってあまりにも受け付けなかったから、若いときのスタローンを見て、めっちゃイケメンでびっくりしたし、これが初作品だと知って、やはり才能があるのもすごいけど努力してきたのかな〜ってロッキーを見ながら思った。
この気持ち、女性にはわからない?
ストーリーは典型的なアメリカンドリームで単純。スタローンの演技も今ひとつ。妻はどこがいいのと言っている。しかし、何回見ても、後半からは心がうち震わされ、熱いものが込み上げてくる。。ここいら辺りは、女の人にはわからないのだろうな。
スタローンの演技力!!
ボクサーの映画でもあり人間ドラマの映画でもあり誰でも楽しめる作品だと思いました!
外国人は絶対にしない生卵を飲むシーンや鍛え抜かれた体などスタローンのこの映画にかける思いがすごくてよかったと思います!
新たな発見!!
この映画はもう40年近く前の映画だ。最近でもテレビで放映されている。なので何度も見てきたがふと感じたことを書いてみたい。
まず、この映画はスタローンの出世作だが、制作費をぜんぜんかけずに大ヒットを飛ばしたことだろう。キャストもジョーフレイザーとか元世界チャンピョンが登場したり、エドニアンもゴッドファーザーで女優賞を取った人材の演出だった。
興味深いのは、スタローンとミッキーの共通した口説き方だ。スタローンはエドリアンをスケートに連れて行き、その後自分の家に連れて行くのだが、ボクシングの話ばかりしている。またミッキーもロッキーのマネージャーにしてもらいに家に駆けつけるがそこで昔の自分のボクサーとしての話しかしない。
通常、相手の事を考える人間は相手に質問したり相手の興味のある話をして打ち解けるものだ。その不器用さがもろに映画に演出されていて面白い。
男の生き様を教えさせられた映画です。
壮絶な打ち合い。どんどん話に吸い込まれ、最後の15分ぐらいは画面から目が離せませんでした。正直、作品自体は後半の1時間だけでも良いかと。
この作品は男の教科書的作品。女の口説き方とか、勝負にかける情熱とか。とにかくかっこいい。勝つためのイメトレも、何か生きるためのヒントになる。壮絶な戦いシーンは、「これ作り話なの?」と思わせる。実際に殴り合ってるよねコレ。スタローンの出世作らしいが、映画のために相当トレーニングしたんだろうなと思った。
ただ一つの難点は、エイドリアンがあまりかわいくないことか。
あと卵を5個飲むシーンは見ててきつかった。
これまでの印象と違ってびっくり
午前十時の映画祭で、初めてスクリーンで見ることができ、どれほど滂沱の涙が流れるのかと思ったら、自分の中でいろいろ思い込みがあったのかな、それほどではなかった。トレーニングの場面と試合の場面が意外なほどあっさりしていた。試合はアポロが3RでKOを宣言していたのにもかかわらず、3R以降最終ラウンドまで一気にダイジェストのように進んでいた。もっととんでもなく壮絶な印象だったのでびっくりした。
それに、デートでスケートに行く場面も何度もあったような印象だったが一回こっきりだった。亀ともっと会話していたと思ったのだが、それも一回だった。
低予算映画らしく路上の場面が多く、誰かの自宅や倉庫などお金のかからなそうなロケ地ばかりで、クライマックスの試合が短かったのも借りる予算の都合で仕方がないのかもしれない。
若いスタローンはイケメンで、体はランボー2ほどビルドアップされていなかった。道や部屋の中は本当に汚くて、スウェットが汚れたり濡れている感じが非常に生々しかった。
ミッキーやポーリーを一回突き放してその後仲間になる感じがすごくよかった。貸金の男もナイスガイだった。
上映期間中にもう一回見に行きたい。
(追記2015.01.06)
吹替えで見た。一番最初に見たのが、地上波吹替えだったので、吹替えもすごく馴染みがある。
ロッキーを中心に周囲の人々との関係と変化を濃厚に描いた映画であった。お正月にアポロとの試合があるので、お正月に見ると一年の気合が入っていいなと思った。
フィラデルフィアの町並みが特に汚いところを選んで撮っているのではないかと思われるのだが、その汚い感じもいちいち絵になっていてかっこよかった。
ドアを前後にドラマが展開する場面が多かった。ロッキーの自宅のドアではエイドリアンやミッキーが初めて足を踏み入れ、ポーリー家の裏口からは七面鳥を投げ捨てたり、そこから入ったせいで陰口を聴いてしまう。エイドリアンの部屋のドアから現れたエイドリアンはおめかしをしていた。ドア映画であり正月映画でもあると言っていいと思う。
ジョン・G・アビルドセン監督はなぜこれほどの名作をものにしていながら巨匠になっていないのだろう。
あくまで個人的な感想です。
今まで観た映画の中で最高の一本。
これから先これよりも素晴らしい映画に出会える気がしない。
演出、音楽、ストーリー、出演者、何をとっても最高の一言です、自分はこの映画に出会えて本当に良かったです。
スタローン全身全霊をかけた傑作
100点 ( ストーリー:90点|キャスト:100点|演出:100点|ビジュアル:75点|音楽:95点 )
不朽の名作、アメリカン・ドリームそのもの、青春映画の金字塔等、この映画を形容する言葉はいくつかあるが、どれも妥当なものである。古い映画なのに今見てもやはり素晴らしい。成功するかどうかなど問題ではないし、実際必ずしも成功するわけではない。だが自分の出来る精一杯をやってやってやってやりつくしたという充実感が、ロッキーと視聴者が一体となって、今までいたところよりはるかな高みに持ち上げてられるような高揚感に包まれる。これほど主人公との一体感を感じる映画も他にない。その場で試合を見ていたかのような気分になる。
不器用で朴訥でぱっとしないままに社会の底辺にいる負け犬にすぎないロッキーに、強いチャンピオンのかませ犬役として巡ってきた偶然の機会。誰もロッキーが勝てるなんて思ってなんかいない。ロッキーは通っているジムの自分のロッカーすら取り上げられていた。だがそれでも夢にむかって努力するという物語だけならばありふれているが、彼の人生とその周囲の人々の友情・愛情・信頼が前進する彼に巻き込まれていく。恋人エイドリアンの愛情、場末のジムの所有者ミッキーのボクシング人生、用心棒をしているギャングや街の人々からの応援。その過程がまた面白いのである。そしてスタローンの人生とロッキーがかぶってしまうのがより視聴者の共感をよぶ。
音楽も名作である。実は特別上手なトランペットではないと思う。だがこれも主人公のように不器用だが人を前向きにさせる不思議な力がある。彼の不屈の闘志をかきたて、ぼろぼろになりながらも立ち続ける彼の人生を賭けた戦いを、精一杯後ろから支えているのである。
シリーズものの走りになった映画だが、この最初のものが一番良い。シリーズを重ねるたびに、不器用な精一杯生きる共感できるロッキーが、安っぽいアメリカン・コミックのスーパーヒーローのようになっていってしまった。そのあたりも良くも悪くもスタローンの人生を反映しているようだ。
自主映画の可能性
観客への期待を煽る演出は上手いが、作品としては平凡の域にあるこの作品がこれ程までに多くの人に愛され語り継がれているのはロッキーという人物像、スタローン自身、そして何よりアメリカの時代背景、今までのどんな映画よりも運命的なアメリカンドリームを体現したからである。
現在も続くブロックバスター映画の流れをつくり、スタローン自身も時代に後押しされるようにスターダムへの階段を駆け上がった。
しかし、その裏には彼の懸命な努力があったことを忘れてはならない。
"努力したものが報われる"アメリカンドリームの本質を体現したリアルなドラマが裏に在ることこそが語られるべきなのかも知れない。
男は甲斐性ってやつですね
新しいのが作られるごとにショービズ化してしまったこのシリーズも、最初はかなり地味な演出で、目線も低く、ほんと中身のある作品でした。アメリカ映画史に残る名作なので、内容やこの映画ができるまでの泣けるいきさつなどは結構有名です。よって、ここでは割愛させていただきます。
子供の頃から何回か観て感動した本作が、ムービープラスで放映されておりました。改めて観ると、今までと違うシーンで印象に残ったり、笑ったりなのですが、やっぱりエンディングの感動だけは不変です。
エイドリアンを初デート後に自分のアパートに連れ込み、不潔なソファに誘うロッキーの鈍感さに何故か勇気づけられたのは、わたくしだけでしょうか?うちの母親が「ロッキーってバカ男の代表だけど、ハートあるから許せる」と言っていたのが思い出されます。
無名の三流ボクサーだった主人公が、世界チャンピオンの挑戦権を手にいれてからというもの、それまで冷たかった周りが手のひら返したように親切になる。それでも、それを受け入れるお人よしな所なんか良いですね。特に、トレーナーのミッキーおじいちゃんを一度は追っ払うものの、すぐさま走って追いかけ、仲直りするシーンなんか泣けました。
この映画で、スタローンがアカデミー男優賞取っていたら、今とは全然違う俳優になっていたかもしれません。本作の屈託のない、気の抜けた演技好きです。
これを名作と呼ばずして何と呼ぶのでしょう。
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