「THEアメリカン・ドリームムービー。 試合前日に勝てないと弱音を吐...」ロッキー NORIDARさんの映画レビュー(感想・評価)
THEアメリカン・ドリームムービー。 試合前日に勝てないと弱音を吐...
THEアメリカン・ドリームムービー。
試合前日に勝てないと弱音を吐くロッキーに対して、特別励ましもせずに、どうするの?と言って話を聞くエイドリアン。どんな道を選んでも付いて行くわという意思が感じられて、なんていい女なんだ…と思わず感動。その後の「最後のゴングが鳴ってもまだ立って入られたら俺がゴロツキじゃないことを初めて証明できるんだ。」というセリフもグッとくる。
この映画の魅力は結果も含めスタローンの人生と完全にリンクしている所だ。掴んだチャンスは絶対に逃すなという、強いメッセージを感じた。
ただ、個人的には友人のポーリーのほうが哀愁があり、切なくて感情移入してしまう。満足のいかない仕事を続け、こうなるはずじゃなかった人生を卑下し生活の不満から妹をいびる日々、そして友人の仕事を羨み棚ボタで手に入れた勝者への道を妬むのだが、それでもなんとかスポンサーとしてとり入ろうとする。チャンスを掴みのし上がるロッキーとの対比が本当に切ない。
七面鳥ぶん投げるシーンは最高。
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