レインマンのレビュー・感想・評価
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ダスティンホフマンの名演技
狂気
少し引っかかる…
不思議な世界観
素敵な家族愛
再発見。
自閉症に対する理解も誤解も広めた映画
確かに、ダスティン・ホフマンは凄いけど、自閉症なら隠れた凄い才能があるはずとか、1事例を描いているものの、他の自閉症も似ている的な誤解を広めた映画ではある。
因みに言うと、これ以後は、彼の演技を参考に自閉症者の演技をしてしまい、きちんと観察や再現をしようとする演技者が出てこない。検証もされないのは残念である。
ま、夢物語だから、それでいいと言えばいいかなぁ。
しかし、広めたということは、関心を集めたということで、偉大すぎる功績があると思う。
ストーリー功績が、このテーマだと完全なるハッピーはあり得ないのも好ましい。
音楽がダサいと思う、21世紀的には。
バックトゥーザシアターという企画がTOHOシネマズでやってまして、会員だと安いんです。800円でプレミアスクリーンなんで、おいしいんです。それで観ました。
名作と名高いレインマンを今更始めてみてきました。
まず、なによりも、音楽がダサいです。びっくりするダサさ…
きっと88年にはイカす感じやったんでしょう…2014年に聞くとびっくりする感じに古く思えました。
チャーリーの彼女の裾絞りスボンがハイカットのコンバースに裾インしてはいてる感じも、ボリューム命の髪型も、なんだかなーと思った…チャーリーの彼女はすごく良い人なのに。すみません。
ロードームービーなんですね。いけすかないヤローなチャーリーが、誘拐した兄との旅で兄弟愛に目覚めるというね。なるほど。
あまりにはじめのチャーリーがクソヤローでそないに気持ちが入りませんでしたが、それなりに楽しめました。
ダスティン・ホフマンの演技はすばらしいと思いました。
若いトム・クルーズはめっちゃ男前!あんなに男前やったんなー。やー目の保養でした。
感動ポイントはなかったなー。
ぐっとしみる部分はなかったなー。
レイモンドの言動を微笑ましく観られるのは、傍観者なだけで、実際に自分が兄弟やったら、ぜったいイライラするから、その点ではチャーリーの気持ちもわかるのでね。
アメリカを車で旅するのはやってみたいなーと思ったです。ルート66をひたすら走る旅。いいなー。
伝わらない悲しさ
やはり彼の演技が肝か。
似ていなさすぎる兄弟
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 85
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65
ダスティン・ホフマン演じる障害者の兄レイとトム・クルーズ演じる弟チャーリー。兄弟とは思えないほど全く似ていない二人。この顔で兄弟と言われても、画面からは違和感がありすぎです。しかしホフマンの演技力には本当に脱帽もの。一番の見所は彼の演技でした。
弟チャーリーから、ただの遺産を持っている金づるとしか思われていなかった兄レイ。レイは兄というよりも面倒ばかりかかる障害者であり、遺産のために我慢しているだけ。
しかし彼が実はチャーリーの幼年期に彼を慰めたレインマンであり、彼の安全のために施設に入れられたという事実を知る。この暖かい思い出と罪悪感が、チャーリーから見て金づるでしかなかったレイへの認識を少し変える。チャーリーにとってレイは突然現れた兄ではなく、過去への繋がりがあった。だがこの時点ではあくまで少しだけ。だがとどめに、サバン症候群と思われるレイの記憶と計算の才能と、その後のラスベガスでの成功がチャーリーを変える。それは現在時間を共に過ごす兄としての存在である。
障害者にもごく稀にレイのようなサバン症候群で特別な才能を持った人がいるのは確かである。それを知らせる意味でこの映画は価値があった。でも殆どの障害者はそうでないだろう。もしレイが才能もなくてカジノでお金も稼げず会社が潰れていたら、チャーリーは果たして兄に家族愛を感じるほどにまでなったかな。
この映画では実際そうなったのだから結果としていいんだけど、何かレイの特殊な才能とそれがもたらす金がチャーリーの会社を救ったことがきっかけとなったように感じてしまって、私には素直に感動できる話ではありませんでした。現実の殆どの障害者の家族はそんなの無しですから。ちょっとそんなひねくれた思いが心をよぎりました。
型にはまらない演出
実在の「レインマン」キムさんのご冥福を祈ります。
小地蔵も「午前十時の映画祭」で始めてみました。ズバリ名作です。先週『クレイマー、クレイマー』を見たものですから、ダスティン・ホフマンがこんなに多彩な演技をする人かと、もうびっくり。同一人物には見えませんでした。
自閉症の兄レイモンドの演じ方は、半端でなく素晴らしく、一部の隙も見せません。対する弟チャーリーを演じるトム・クルーズも、微妙な兄に対する心境の変化を演じ分けていて、これも素晴らしかったです。
何しろ、父親の残した遺産を独り占めにしようと、誘拐に近いかたちでレイモンドを連れ出してしまったチャーリーでしたから、前半はいかに金をせしめようかということが、顔に有り有りと出ていました。
連れ出したものの、飛行機も高速道路も、具体的事故件数と死傷者数を思い出して厭がるレイモンドに根負けしたチャーリーは、仕方なく田舎道をとぼとぼ車で行くことになります。予想外にストーリーは、ロードムービーへと変わっていくのですが、この間に徐々にチャーリーの気持ちが変わっていく描写がいいのです。
余計な台詞を絞って、ほぼ音楽と情景で繋いでいくのですが、充分にチャーリーの変化が伝わっていきます。折々見せるアメリカのカントリーの描写が大変きれいです。そしてラスベガスでレイモンドの記憶能力を使って、荒稼ぎするところなど、エピソードの数々は、ユーモラスで楽しめました。
圧巻は、やはりレイモンドが心なごませる存在であった“レインマン”であることにチャーリーが気付くところですね。
またラストでは、兄弟が本物の兄弟として、額を合わせあい、ハグするところで感動しました。
レイモンドの超人的な記憶能力について、違和感を感じることもいるようです。しかし、こんな例もあります。
映画『ビューティフル・マインド』では、統合失調症であるにも関わらず、主人公のジョン・フォーブス・ナッシュは天才的な数学者として、ノーベル賞を受賞するところまでが描かれています。レイモンドのようなケースもあながちフィクションの世界だけではなさそうです。
実際に、主人公レイモンドのモデルとなった「実在のレインマン」、キム・ピークさんは、知的障害を持ちながら驚くべき記憶力で周囲の情報を瞬時に頭に入れてしまう能力を持っていたそうです。ダスティン・ホフマンは役作りのためにキムさんとともに時間を過ごし、その行動を真似たようです。
そのキムさんは昨年末に心臓発作のため死去されました。ご冥福を祈ります。
最後に、本作のバリー・レヴィンソン監督の最新作として公開中の「トラブル・イン・ハリウッド」も果然見たくなってきました。
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