劇場公開日 2024年3月8日

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ラストエンペラーのレビュー・感想・評価

全82件中、41~60件目を表示

4.0(原題) THE LAST EMPEROR

2023年2月21日
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鑑賞方法:映画館

リバイバル上映!激変する歴史の中で生き抜く皇帝の姿が堂々と描かれた本作は音楽も映像も古い映画だと感じたが、やはり壮大で素晴らしい映画だった。

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AYK68

3.0これが歴史か

2023年2月18日
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すごいのかもしれないけど。
女の使い捨て感が否めなかった。
あのスパイの女の人とか、その関係性とか
すごい良かったのになー。

ピーター・オトゥールも素敵でした。

ラストシーンで。
宮殿に帰る訳だけども。
(物語は行って帰っての構成だった)
まあまあエモーショナルなシーンだと思うし、
あのバッタとかも効いているなと思うのだけど。
そこまで彼に思いを寄せることが出来なかった。
本来であれば、
「ずっとここで過ごしてきたんだよな」とか
「我々も彼が赤子の時から知っているんだ」とか
「彼も運命に選ばれてしまった人間なのかもな」とか
もっと情緒深く感じたかったのだけれど、
それができなかった。

鑑賞後の帰り道も、何か満足感がなかったというか
持ち帰るものが無かった感覚だった。
琴線が振れなかったというかね。
大河は合わないのかもしれない。
歴史を描こうとすると、
人物の深淵を描くのが難しくなるからなのか、
それかどうしても歴史の中心人物を描くことになるから、
それらに私が興味を持てないか…
どちらかというと、歴史に消されてきたような人々に
興味があるのですな。

でもベッドシーンはすごく勉強になり。
シーツで隠されると、人は想像するから
余計にこう欲情を感じますな。

あと所長の人柄も良かった。

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JYARI

5.0ある男の数奇な運命

2023年2月6日
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鑑賞方法:映画館

学生時代に清朝末期に産まれた老舎という作家の作品を読んだことがある。少し文体が古いばかりでなく、リリカルな表現であったため、苦労しながら読んだものだった。その作家の作品に『養花』という作品がある。中国語入門期の教材などにも取り上げられる、短い作品。特に面白いわけではないが、身の回りにある、どうということの無い日常の中、花を育てることを丁寧に描写している、それだけの作品。ラストエンペラーを観ていて、ふとその作品が思い出された。当時幅広い大衆から愛読され、もてはやされた作家であったが、ご多分に漏れず文革の嵐に呑み込まれ、命を落とすことになる。

愛新覚羅溥儀、皇帝として激動の時代の波に弄ばれた彼の人生。人から見れば一時でもいい思いをしたのだからうらやましいなどと思う人もいるかもしれない。けど、彼の人生はそんな事を望んでいたのではないと思う。確かに、日本軍に取り入り皇帝の座を勝ち得たかもしれないが、彼が本当に望んでいたのは、晩年の庭師の仕事だったのだと、私は考える。毎日、花に水をやり、肥料を与え、のんびりと綺麗な花が咲くのを待ち続ける、心穏やかな人生。

老舎の父親は清朝の軍隊、満洲八旗の軍人であった。紫禁城で溥儀が即位する場面にひょっとしたら参列していたのかもしれない。清朝末期、貧しい生活の中で花を育てたり、コオロギを飼ったり、小鳥を飼ったりしながら生活をしていた。それが貧しい清朝の貴族や宦官(かんがん)の楽しみであったらしい。作品の中にそういった情景が描かれていた。

テレビでは観たことがあったが、このラストエンペラーを映画館で観るのははじめてだった事に気づいた。初上映の頃はちょうど忙しい時期で、観ることが出来なかった。少し時間的な余裕が出来、久しぶりで中国に触れた気がした

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徹2001

4.5コオロギがコオロギが…

2023年1月25日
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最後の最後、壺の中から生きて出てくるシーンで涙崩壊。
毎回なんでなんだか自分でも分からないけど。

久しぶりに見ると、時代を感じるし西洋人の過剰な東洋ロマンもあるなと。

にしても、間違いなく傑作

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ジャム太

4.0こんな中国を舞台にした映画、今後ないだろう

2023年1月24日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

新宿で上映しているということで、感想を書きたくなりました。

大作であることは知っていましたが、学生の頃はあの弁髪が冗談のような髪型に思えて、まったく観る気はありませんでしたが、中国大河小説にハマり、その流れで鑑賞。

印象的だったのは、溥儀が住まう宮の外、同じ紫禁城の中に、袁世凱?か、日本軍?か、近代国家の軍人が車に乗って訪れるシーン。すごい遠目のシーンなのですが、それがまた紫禁城の大きさを感じさせられますし、溥儀だけが旧国家に取り残されているとも感じさせられました。
溥儀が紫禁城内を自転車に乗って走り、北京の街に続く門まで来たシーンも心象的。すぐそこに見える北京の街は車が走り、人々が行き交う姿が見れるのに、そこからでられない。
壁一つ隔てた場所に、清朝と中国が隔てられている。
溥儀の立場を感じ、なんて悲しい皇帝なのだろうと思いました。

挙げればきりがないほど心に残る名シーンばかりです。

溥儀の姿にはわ皇帝と立場のプライドや欲も見えますが、時代に翻弄された皇帝としてもしっかり描かれています。
やはり、紫禁城内で撮影された映像だけでも圧倒されます。

弁髪だけで敬遠していたことを後悔しました。
中国映画って、一般的に観る人少ないかもしれませんが、私はこの「ラスト・エンペラー」と「さらば我が愛 覇王別姫」推します!!!!

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きい

4.0映画館で観られた幸せ

2023年1月21日
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鑑賞方法:映画館

公開時は確か中学生で、当時観たけれどほぼ意味がわかっていなかった。
今回新宿武蔵野館での上映に感謝。
清朝最後の皇帝をジョン・ローンが美しく演じて、そして坂本龍一の美しい音楽。もちろんベルトリッチの美しい映像も含め映画館で観るべき作品。
溥儀は本当に時代に翻弄された人。最期は静かで幸せであってあって欲しい。
中国宮廷物ドラマや小説もたくさん観て読んだので中国文化や歴史もある程度把握した今となってみると、小さな皇帝や周囲の宦官たちまでも英語を話してるのが違和感ありありだったのが残念。
そしてエンドロールを見ていたら、あのハンス・ジマーがMusic Associate(だったかな?)にクレジットされててビックリ。巨匠の原点に坂本龍一教授が関わっていたのか!

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TK

4.0籠の中の鳥

2023年1月16日
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鑑賞方法:映画館

4Kレストア版鑑賞

不自然なレストアでなく、いまのものだと言われても違和感ない。逆に変なCGとかない分、リアルである。

どこに行っても籠の中の鳥。
広い王朝でも自由のようで不自由、そして、それを顕在化する満州での傀儡国家。最後の最後に自由にになれたとたん、恩人の自由が奪われている。

時系列、撮影セットともに壮大な規模で行われ、こんなに広いのに、不自由である境遇を表現している。

テーマが、溥儀の人生と、演出、坂本龍一による劇伴と、あらゆる面で伝わってきた。

途中、不自然な切り方もあったけど、短縮版であったとのことでノーカット版も気になる。

2023年劇場鑑賞12本目

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ひでぼー

5.04k レストアの威力

2023年1月14日
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鑑賞方法:映画館

興奮

まさか大画面で観られるとは感激 文句無しの傑作 マスターピースです

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vn0nv

4.0タイトルなし

2023年1月10日
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ロケと思われるが、紫禁城の高い塀の閉塞感、外界との閉塞感が見事だった。
成人した溥儀は城から腐敗した宦官を追い出すことに成功するが、皇帝制度そのものも廃され、下野することになる。
溥儀の支配への欲望は日本に利用され満洲国の皇帝となるが、民を指導し国を治める夢は叶わなかった。
身体も美しく撮られ、二人の妻、第二婦人の出奔や、第一夫人と日本人との密通など、ラブロマンスの盛り上がりと破綻も見どころ。

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A・ガワゴラーク

3.03歳で

2023年1月8日
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鑑賞方法:映画館

皇帝即位
とても大変だったと思います。
花を食べるシーン印象的でした。

ラストシーン良かったです。

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かん

3.0中国のラストエンペラー、溥儀。 幼い頃に皇帝になり、時代に翻弄され...

2022年6月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中国のラストエンペラー、溥儀。
幼い頃に皇帝になり、時代に翻弄され、利用されてきた悲しき皇帝。
一生において孤独な人だったんだと。
そんなに長く感じない内容。流れが良かっただけに、ラストはもう少し何かほしかった気もする。

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よっしー

4.0翻弄

2021年12月1日
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ただただ、自分の意志ではどうにもできない環境に翻弄された一生は悲しい。中国最後の皇帝がこういう人生を送っていたのは知らなかったので鑑賞してよかった。

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うめきち

3.5愛信覚羅溥儀

2021年6月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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こころ

3.5祭り上げられた悲劇

2021年5月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ジョンローン扮する戦犯愛新覚羅溥儀は自殺を図ったが助けられた。思えば小さい頃から紫禁城に閉じ込められて皇帝として育てられ、まさに城の囚人がごとく外の事は何も知らされずかわいそうなものだ。さらには満州国を作った日本人に担がれ利用され捨てられた。妻にも裏切られ、祭り上げられた悲劇だね。
この映画を観るのは4回目だが、大規模なロケでスケールも大きいけれども後半は溥儀の惨めさが際だった作品だったね。

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重

4.0溥儀という人間

2020年12月2日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.9
時代の渦にのまれ、翻弄されながら皇帝が1人の人間になっていく過程を、とても丁寧に描いている。9部門のオスカーも納得な重厚さだ。
皇帝であるという事に己をも操り、また皇帝を維持する為に日本からも操られ、本当の溥儀とはどんな人物だったのだろう。単なる史実に基づく歴史映画ではなく、溥儀という人間を描いた人間ドラマになっている事が素晴らしい。

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映画BARシネマーナ

5.0スケールが大きい

2020年10月21日
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Danny

4.0最後の王朝の最後の皇帝

2020年8月2日
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鑑賞方法:VOD

知的

3歳にして皇帝となった溥儀。
即位式での、多くの家臣たちが平伏す紫禁城の景色は圧巻だった。この時、彼は何を思ったのだろうか?その後の激動の凋落の人生は知る由もなかっただろう…

皇帝としての権限も紫禁城という世界でしか通用しない。改革を求め満洲国皇帝になっても日本の傀儡でしかない。
戦犯として収容されたり、彼の人生は悲劇だったなと思った。

坂本龍一の手掛けた音楽が紫禁城の美しさ、溥儀の悲しき人生を思わせる名曲だった。

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いたかわ

4.0大作大作した大作

2020年6月19日
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公開された当時ものすごく話題になったのでとても楽しみにして見に行った記憶がある.映画自体はさほど面白くなく正直多少がっかりした.この映画のいいところは何と言ってもそのテーマだと思う.それまで誰も扱わなかったところにカメラを向けて、誰も扱わなかった題材を取り上げたというところが偉いと思う.そして何よりも優れているのは坂本龍一の音楽だ.映画ってのは結構ストーリーくだらなくても音楽がいいと名作になってしまう.これもそんな作品だと思った.

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KIDOLOHKEN

4.0政治に翻弄された男の宿命の人生をスケール豊かに描いたベルトルッチ監督の力作

2020年4月18日
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鑑賞方法:映画館

ベルナルド・ベルトルッチ監督が、清朝最後の皇帝溥儀の政治的変動に翻弄された特異な人生体験をスケール豊かに描いた大作。特に紫禁城内に幽閉された少年期までの描写に、ベルトルッチの特長であるデカダンスとオペラ美術が華麗に表現されていると共に、世紀末の人間絵巻も重厚に再現されている。ここは、ヴィスコンティの後継者たるベルトルッチの面目躍如といったところであり、大変見応えがある。天津での西欧に阿った社交界の生活を経て、再び満州国の皇帝に祀り上げられるところから、自由の無い生き方を強いられ、それを望むしかなかった主人公の宿命が描かれる。そして、日本軍の敗戦によって戦犯の平民として余生を送る、晩年の悲劇をラストに映画は終わる。中国ロケと大規模なエキストラの記録的な撮影条件を駆使した映画の迫力は素晴らしい。ただし、絢爛豪華な美術が素晴らしい前半の見応えに対して、後半の登場人物の掘り下げが弱い説明不足が盛り上がりに欠ける。溥儀その人に対する思い入れが足りないと見たが、元来ベルトルッチは、自作の登場人物をある一定の距離を置いて描く監督で、そこはヴィスコンティ監督との違いでもある。その点では、デヴィッド・リーン監督の演出力と比較しての不満と言える。題材の重量感から言って、2時間50分程に収めず、せめて4時間ぐらいの長尺を掛けて、後半の歴史に刻まれた事件の溥儀の運命を描き切ってもらいたかった。役者では、ジョン・ローンが子役3人と共に前半良く、英国人教師役ピーター・オトゥールの渋味が、この映画の前半を更に見事にしたと思う。音楽が素晴らしい坂本龍一のキャスティングは最良ではなく、女優陣にも印象に残る人はいなかった。
  1988年 2月2日  宇都宮オスカー

劇場鑑賞時は後半に不満を覚えたが、後にテレビで219分のオリジナル版で見直して不満が解消した。その評価で今回の採点をしています。映画は、基本監督が望む上映時間を貫いてもらいたいが、興行面が優先された上映が今も昔も行われているのが実態です。

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Gustav

3.0即位礼正殿の儀の日の鑑賞

2019年10月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

2019年10月22日 令和の新時代の重要な日

ニュースだらけでつまらない、でも中継は見たいから
合間の映画鑑賞をどうしようかと悩み、朝一にアベンジャーズ エンドゲームを観たから、次はこれ。

ラストエンペラー エクステンデットver
だいぶ前に入手してて、手付かずでした

国とは、象徴とは、統治とは、王とは
色々考えてしまいます
ゲームオブスローンズやロードオブザリング等映画の覇権争いと清朝の歴史を並べてはいけないのかもしれませんが…
CGがなくとも紫禁城の存在はやはり偉大です

これからの日本の皇室のあり方を、我々国民がどうしていけるのか考える一日でした

思ったのは、やはり秋篠宮家はもっとちゃんとしてほしい。本日のこの場にやはり小室さんと言われる方にはいて欲しくないと思った

イギリス王室も大変みたいだし、時代にあった在り方、生き方、伝統って難しい問題です

しかし、ジョン・ローン、カッコイイな

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アルバさん
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