ラストエンペラーのレビュー・感想・評価
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中国のラストエンペラー、溥儀。 幼い頃に皇帝になり、時代に翻弄され...
愛信覚羅溥儀
母親と引き離され、幼少期から特殊な環境の中で育った皇帝溥儀。疑問に感じながらも現状を変える事を許されず紫禁城内のみで過ごす中、家庭教師レジナルド・ジョンストン先生との交流が、溥儀にとって唯一の楽しみであり救いだったのではないでしょうか。
元皇帝として特別扱いされる事もなく、戦争犯罪人として戦犯管理所で過ごした10年間は余りに長い。
日本軍の蛮行映像が悲しい。
溥儀が魅力的な人物として映る程に、ジョン・ローンが美し過ぎた。。
NHK-BSを録画にて鑑賞(字幕版)
祭り上げられた悲劇
溥儀という人間
スケールが大きい
もっと、激しいアクションだの音が大きいものが乱発する映画だと偏見を持っていました。
(時代が時代なので)
こんなに静かで「場」の空気を映画風ではなく、日常風に描き、不思議な感じで描いているものだと思いませんでした。
ハッキリ「これ」とは言わない、遠回し~な表現、言い方、それらが乱発し、ますます釘付けになって目を追う感じなります。
時間が進んでいくごとに、溥儀という人間の激情の人生を何度もかみしめながら追って行く感じになり・・・
最後の満面の笑顔を見て、それが心に残るものになりました。
終わり方がとてもオリジナリティあるもので美しく、
終わった後は思わずため息をつきました。
政治的背景など、すこし難しい部分もあるので、
前もって勉強するか、
ネタバレ防止のために1度観た後に時代背景を見直し、
2度目を見るか・・・
どちらかをお勧めします。
最後の王朝の最後の皇帝
大作大作した大作
政治に翻弄された男の宿命の人生をスケール豊かに描いたベルトルッチ監督の力作
ベルナルド・ベルトルッチ監督が、清朝最後の皇帝溥儀の政治的変動に翻弄された特異な人生体験をスケール豊かに描いた大作。特に紫禁城内に幽閉された少年期までの描写に、ベルトルッチの特長であるデカダンスとオペラ美術が華麗に表現されていると共に、世紀末の人間絵巻も重厚に再現されている。ここは、ヴィスコンティの後継者たるベルトルッチの面目躍如といったところであり、大変見応えがある。天津での西欧に阿った社交界の生活を経て、再び満州国の皇帝に祀り上げられるところから、自由の無い生き方を強いられ、それを望むしかなかった主人公の宿命が描かれる。そして、日本軍の敗戦によって戦犯の平民として余生を送る、晩年の悲劇をラストに映画は終わる。中国ロケと大規模なエキストラの記録的な撮影条件を駆使した映画の迫力は素晴らしい。ただし、絢爛豪華な美術が素晴らしい前半の見応えに対して、後半の登場人物の掘り下げが弱い説明不足が盛り上がりに欠ける。溥儀その人に対する思い入れが足りないと見たが、元来ベルトルッチは、自作の登場人物をある一定の距離を置いて描く監督で、そこはヴィスコンティ監督との違いでもある。その点では、デヴィッド・リーン監督の演出力と比較しての不満と言える。題材の重量感から言って、2時間50分程に収めず、せめて4時間ぐらいの長尺を掛けて、後半の歴史に刻まれた事件の溥儀の運命を描き切ってもらいたかった。役者では、ジョン・ローンが子役3人と共に前半良く、英国人教師役ピーター・オトゥールの渋味が、この映画の前半を更に見事にしたと思う。音楽が素晴らしい坂本龍一のキャスティングは最良ではなく、女優陣にも印象に残る人はいなかった。
1988年 2月2日 宇都宮オスカー
劇場鑑賞時は後半に不満を覚えたが、後にテレビで219分のオリジナル版で見直して不満が解消した。その評価で今回の採点をしています。映画は、基本監督が望む上映時間を貫いてもらいたいが、興行面が優先された上映が今も昔も行われているのが実態です。
即位礼正殿の儀の日の鑑賞
2019年10月22日 令和の新時代の重要な日
ニュースだらけでつまらない、でも中継は見たいから
合間の映画鑑賞をどうしようかと悩み、朝一にアベンジャーズ エンドゲームを観たから、次はこれ。
ラストエンペラー エクステンデットver
だいぶ前に入手してて、手付かずでした
国とは、象徴とは、統治とは、王とは
色々考えてしまいます
ゲームオブスローンズやロードオブザリング等映画の覇権争いと清朝の歴史を並べてはいけないのかもしれませんが…
CGがなくとも紫禁城の存在はやはり偉大です
これからの日本の皇室のあり方を、我々国民がどうしていけるのか考える一日でした
思ったのは、やはり秋篠宮家はもっとちゃんとしてほしい。本日のこの場にやはり小室さんと言われる方にはいて欲しくないと思った
イギリス王室も大変みたいだし、時代にあった在り方、生き方、伝統って難しい問題です
しかし、ジョン・ローン、カッコイイな
紫禁城予習としては最高
タイトルなし
これが外から見た歴史認識
映画製作が、イギリスとイタリアと中国を中心に行われたことが重要。
第二次世界大戦についての歴史認識は特に、日本国内でも意見が分かれるところだが、本作は日本映画の外で日本の歴史について多分に語っている。
玉座の前でコオロギを子どもに渡すシーンが、とても印象的だった。こんなにも激動の人生を送った人が他にいるだろうか。
圧倒的!
清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の生涯を描く。かなりの長尺ですが、それ...
映像は凄い
翻弄される対象としての人間。
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