メリー・ポピンズのレビュー・感想・評価
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未来永劫語り継がれる名作
曲やざっくりとしたストーリーは知っていながらも今まで観てなかったのですが、「ウォルトディズニーの約束」がきっかけで観ました。
細かい内容はさておき、全体として引き込まれる世界観、ストーリー性、役者の方々の名演、そして何よりつい足踏みしたくなるような音楽!
言わずと知れたエンタメ界のカリスマのウォルト・ディズニー、メリーポピンズ役を務めたジュリー・アンドリュース、楽曲を手がけたシャーマン兄弟ら、その時代を代表する天才達によって生み出された至高の作品だなとつくづく感じました。
未来永劫語り継がれる名作です。
トゥペンス。トゥペンス。・・・沁みる映画。
内容は、1910年代のイギリスが舞台。いたずら好きの2人の家庭教師に来たメリーポピンズと銀行家の父ジョージバンクスともう1人の陰バートの4人が繰り広げる心温まる寓話的物語。
印象的な台詞は、『お父様にも気付かない目立たないけど大切な事』メリーポピンズの鳩にニペンスが挿入される子守唄にも聞こえる場面。何とも優しくもあり寂しくもある哀愁を感じる場面でした。ウォルト・ディズニーが好きだった劇中歌だったそうで、当時の情景を思い描くと彼の贖罪と諦観と郷愁と納得にも似た感情の高ぶりを共に感じます。
印象的な場面は、銀行家のジョージバンクスと影のバートが、ウォルトの内面を映し出していると思います。そして最後に、銀行家として失敗の謝罪をしに行く時の父ジョージの1人歩く姿を寂しく冷たく描かれている場面は、ウォルトの実際の淋しさが痛いほど伝わってくる場面で面白いと思いました。
印象的な立場は、表の父ジョージと影のバートが煙突掃除から帰る時にばったり会う時に交わす会話。
父ジョージ『男は誰でも偉大な人物となり歴史に名を残したいと思うが、人生は上手くいかないものさ・・』
バート『子供に対しても忙しすぎて相手にせず、そっぽ向いてしまう。あんたは何時も仕事しか頭にない。子供時代はあっという間に幼い2人はたちまち大人になり親元を去る。そうなってからでは、愛を与えられない。』
この台詞にこの映画の深さが現れている様に感じた。仕事で、大衆を楽しませ自分も楽しんでいるはずなのに、一番身近にいる子供達を楽します事が出来ない。一緒にいる時間を大切に出来ない歯痒さと諦観がそのまま台詞に魂が込められた様で号泣します。
この映画には語り尽くせない程の愛と思い入れが盛り込まれ完成まで30年の重みとウォルトディズニーの自叙伝にも感じられました。最後のメリーポピンズの言葉で希望を残したかった様に感じます。『完璧な人間は感情に溺れないの。』精一杯の強がりを子供の様に見せる事で溜飲を下げたかった、やらせなかったウォルトの全人生が浮かぶ様な作品でした。
今回の資料は、創造の狂気ウォルト・ディズニーを読んで再度映画を鑑賞したものです。
実写とアニメの融合ムービー‼️
美しい色彩と、まるで "夢を見た" ような映像マジック、そして15曲の素敵なナンバーに彩られたディズニーのミュージカル映画‼️西風に乗ってやって来た家庭教師メリー・ポピンズが、家族の絆を結びつけ、より強くしてくれる物語‼️メリー・ポピンズが傘をさして空から登場するシーンはホントわくわくしてしまう‼️果たしてメリー・ポピンズは宇宙人なのか?妖精なのか?天使なのか?もうそんな事はどうでもよろしい‼️「スプーン一杯の砂糖」や「鳩にエサを」などの名曲を歌うジュリー・アンドリュースの歌声と美しさ‼️この翌年には「サウンド・オブ・ミュージック」でさらに全世界を魅了してしまいます‼️哀感漂う「チム・チム・チェリー」を歌い踊るディック・ヴァン・ダイクもホント素晴らしい‼️みんなが空中に浮かんでしまう「笑うのが大好き」の特撮も当時としてはスゴいと思う‼️そして後の「ロジャー・ラビット」と並ぶ実写とアニメの合成シーン‼️ホントに贅沢で楽しいディズニー・ミュージカルの決定版で、鑑賞してる間、メリー・ポピンズの魔法にかけられてしまいますよね‼️「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」‼️
ジュリー・アンドリュースの為の映画
てっきり「メリー・ポピンズ」のリメイクをエミリー・ブラントがやるのだと思っていたら、まさかの続編。という事で、オリジナルである本作を観てみた。
イギリスだからなのか、思っていたよりメリーが手厳しい!陽気な魔法使いだとばかり思い込んでいたが、なかなかどうして結構なツンデレ女子じゃないか。
ジュリー・アンドリュースが可愛い感じの女性だからか、ツンツンしててもどことなく愛らしい。
あと、何と言っても歌が上手い。
声量・声域・発音、どれをとってもほぼ完璧。さすがメリー・ポピンズ!
そんな彼女だからか、私は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」が好きだ。早さもキレもダンスも楽しい。
が、自分では歌えない。悲しいなぁ。
この映画を観ていて、少し前に職場の同僚とバーベキューをした時の事を思い出した。
何人か子ども連れだったので、一緒に色々な遊びをしたが、何よりも楽しそうだったのは「探検ごっこ」だった。
何の変哲もない公園の芝生や手すりに、彼らにしか見えない秘密の通路や、宝を示す手掛かり、危険なトラップがあるらしく、何も見えない私を懸命に守ってくれる。
そして最後には大満足の表情で「いかに実りある冒険だったか」を語ってくれるのだ。
彼らの世界が見えなくなったおばちゃんには、体力的にもなかなかしんどい遊びだが、興味深くもあった。
何より、彼らの豊かな世界の広がりが尊く感じられたものだ。
メリーが導いてくれた冒険もまた、大人になった私が見えなくなった世界なのだろうと思う。
どうしても今は夢中になれないけれど、あの世界が最高の遊び場だった頃を懐かしくも思う。
♪♪♪♪スーパーカーリーフラジリスティックエクスーピリアリド———オオ————シャ————————アッス!!!!♪♪♪♪(すごい勢い)
原作はイギリス児童文学の『メアリー・ポピンズ』。
作者はパメラ・リンドン・トラバース。
ディズニー初の実写とアニメの融合映像として、アカデミー視覚効果賞を獲得した特殊撮影(ナトリウム蒸気法)と、アメリカ国立フィルム登録簿にも保存された映像美が話題に。
【ストーリー】
ロンドンのジョージ・バンクス邸。
手のつけられないイタズラ姉弟ジェーンとマイケル。
どんな乳母を雇っても、皆が辞めてしまう。
そんなバンクス家に、メリー・ポピンズと名乗る若き女性がやってくる。
あろう事か彼女は雲の上から彼らをのぞき見し、空からパラソルで軽やかに降りてきた。
床においた手提げカバンから、着替えやエプロン果ては身長ほどもあるコート掛けまで取り出すメリー。
ジェーンとマイケルが仕掛けるイタズラも、魔法のように打ち消したり仕事に利用したりで、まるで通用しない。
マナーに厳しくも常ににこやかで、不思議な魅力をハツラツとはなつ新しい乳母は、だんだんと姉弟のお気に入りになる。
だが銀行家でかたくるしい父親のジョージは、明るい家庭内がバカ騒ぎのように思えてならず、彼女を叱責しようとするのだが……。
さて、メリー・ポピンズといえば『スーパーカリフラジリスティックエクスピリアリドーシャス』です。
これ言うと、みんな「え、何それ?」というリアクションされます。
「メリー・ポピンズなら、アカデミー歌曲賞を獲った『チム・チム・チェリー』だろう?」と。
でも自分はこのスーパーカリフラジリスティックエクスピリアリドーシャスをすすめたい。
煙突掃除夫たちがチムチムする場面も素敵ですが、狂ったようなハイテンションで周囲を昇天に巻き込みながら甲高い声で歌うスーパーカリフラジリスティックエクスピリアリドーシャスは、ちょっと頭がおかしくなりそうなエネルギーに満ち満ちた名曲。
辛いとき、悲しいとき、みんなこの曲を聴くのだ。
そうすれば、どんな苦しみもスーパーにカリフラジリスティックしてエクスピリアリにドーシャスしてしまえるでしょう。
魔法の言葉、スーパーカリフラジリスティックエクスピリアリドーシャスがどんな意味かって?
や、意味なんかないみたいですよ。
ただ長々しく単語繋げただけの言葉らしいので。
空から素敵な女性が傘を差して降りてくるなんて最高じゃない。ウォルト・ディズニー自身が作りたかった家族の、父と子供の映画。
銀行家で厳格なパパと、忙しいママ、寂しい二人の子供たち。メリー・ポピンズは二人と遊びながら何が大切かを教えてゆく。二人に笑顔が戻るが。
歌曲は♪お砂糖ひとさじで ♪小鳥に餌を、などかなりの名曲揃いで、それぞれにメッセージが詰まっている。子供たちには「見落としているものは?」と問いかけるメリー・ポピンズだが、視線は常に厳格なパパ、バンクス氏に、本当の問題はここにあると思っている。
霧の夜、銀行に向かうジョージ・バンクス氏は、今まで見えていなかった子供達の心の声が甦り「見落としていたものは」と自分の姿も見えてくる。このシーンは何度観ても胸が詰まる。
ウォルト・ディズニーはアニメで楽しむだけじゃない
親と子、自身を重ねた父と子の物語を求めていた。
この映画の公開 2年後に亡くなったのは感慨深い。
※
最高。人生の支え
5歳ぐらいの頃にこの作品に出会いそれから1番大好きで何百回も見ている作品です。
影響を受けて指鳴らしも覚えたぐらいです
主役は表上メリーポピンズと子供達ですが、真の主人公は父ジョージバンクスです。彼がメリーポピンズと子供達の影響で子供達や家族を愛することが1番大切だということに気づかされる物語です。
原作者パメラトラバースの子供時代の経験を元にしたファンタジーです。
公開50周年を機に原作者パメラとウォルトの公開までの苦悩が書かれた''ウォルト・ディズニーの約束''というノンフィクション映画があり、これを見て改めて見ると本当に泣けてきます。
メリーポピンズリターンズは正直、個人的にオススメ出来ませんが、このメリーポピンズは本当にオススメの1作です
ミュージカルの水準点
今でも全く色あせない、とは言いません。演出も演技も技術も全てが見事に古臭い。ダンスも無駄に長いし、今なら絶対こんな映画作りません。
しかし、風だってカサブランカだって七人の侍だって古臭さ全開です。
これがエンターテイメント、これがミュージカルです。世紀の傑作ってこんなもんですよ。
映画の「芯」の映画です。
「ウォルト・ディズニーの約束」を観てから観てみると、父親のバンクス...
「ウォルト・ディズニーの約束」を観てから観てみると、父親のバンクスさんへの愛情に満ちていると感じた。作者にとってとても大切なお話だったんだと思う。
バンクスさんの心が解放されて親子の絆が戻るラストシーンはじーんときちゃいます。
アニメーションとの融合や映像もすばらしく、音楽も楽しい。
おそらく人生で初めての映画…
見には行ってるのだが、稚すぎて覚えてない…
が、傘をさすと、いつも段差を飛んで降りてた…
まさにメリー・ポピンズ、登場のシーン!
大人になって長い映画…とか思ってたら、三歳か四歳で見てる。
親に聞いたら、テレビ熱心に見てるから、見せても大丈夫、と思ったって!
きっとこのせいで、今も映画館で映画見るの大好き!
総天然色(古い!)で、幼くても飽きさせなかった珠玉のミュージカル!
字が読めるはずもなく、でも、幼児の興味をあの時間、独り占め…
名作中の名作!
音楽も昔はテレビでみんな歌ってた。
映画音楽は普通にテレビで。
海外のミュージカル映画はオリジナル音声で
1964年の作品
日本公開は翌年
『メリーポピンズリターンズ』は映画館で観たが本家『メリーポピンズ』を最初から最後までしっかり観たのは今回が初めて
原作未読
原作と映画ではポピンズの人物像がだいぶ違うらしい
子ども向けに改変する際によくあることだ
場所はロンドン
時代は1910年エドワード朝
『メリーポピンズリターンズ』もそうだが洋画のミュージカルは音声はオリジナルで字幕に限る
子ども向けなのでディスクの方は設定を変えないと吹き替え版になっている
吹き替えでミュージカルだと自分は興醒めだ
だけど昔の声優は今と比べてかなり味がある
アニメオタクじゃなくても楽しめる
リターンズよりはだいぶ良い
それでもまずオリジナル音声で観ることを薦めたい
それから吹き替えを観るべきだ
沢田研二がジュリーなのはジュリー・アンドリュースが好きだからだ
ピーナッツや田中裕子とはだいぶ違うがまあいいだろう
そのジュリー・アンドリュースがメリー役で主演
ジェーンとマイケルという幼い姉弟の乳母として2人の子の父親に採用される
メリーポピンズは魔法使い?
傘を開いて空から降りてくる
ライバルを吹き飛ばす
歌唱力と不思議な妖術でジェーンとマイケルのハートを鷲掴み
つかみはOK
魔法使いというより不思議な世界の案内人ってところか
不思議な世界の扉を開けるだけ
魔法使いなら箒で空を飛ぶだろうし魔法で人を小動物に変えてしまったりするだろうがそんなことはしない
CGなんて無かった時代にめくりめく不思議な映像はお見事
1964年を考慮すれば子供騙しのレベルではなくどんな大人でも大抵は十分に楽しめるはずだ
ジェーンとマイケルなんて昔の映画の教科書みたいだ
演じた子役2人の表情が素晴らしい
天才子役だ
コミカルな大道芸人バートも良い
「笑い方を決められない人」は特に好き
芸人だけじゃ食えないので真っ黒なって煙突掃除をやったりする
演じたのはディック・ヴァン・ダイク
なぜか銀行頭取と一人二役
住宅地で大砲をぶっ放す提督と部下のコンビをなぜ地域住民や警察や市長は野放しにしているのか疑問である
メリーポピンズやバート抜きでも充分に変な世界である
ディズニーだけあってアニメーションとのコラボも良い
すぐに続編も検討されたが原作者がとても強情な方だったらしくディズニーにOKを出すことはなくなかなか実現しなかった
映画化に向けていろいろと条件を出した挙句に完成品には不満タラタラだったそうだ
自分もウォルト・ディズニー社の方針はあまり好きじゃないのでパメラ・トラバースという人物に俄然興味が湧く
義足のスミスなどジョークの意味がわからず全く笑えない
アメリカンジョークだけでなく大元のロイヤルジョークもつまらない
デーブ・スペクターが面白くないのも無理はない
仕事はゲーム感覚でやれば良いらしい
仕事を趣味にしなさいと言う人も世の中にはいる
なるほどそういう考え方もありだが仕事ははつまらないからといって無料アプリのように簡単に削除するわけにはいかない
風向きが変われば別れは突然に
老頭取がジョークで笑い死んで理不尽な理由で銀行をクビになったジェーン&マイケルの父親は凧揚げ大会で重役として銀行復帰を通達される
誰にも見送られることなく傘をさして空に飛び上がるメリーポピンズ次はどこに行く
すばかりだだだじぇすかりどーしゃ!(適当)
ディズニー映画全部見るミッション14作目。
良いですね。これぞディズニーの夢と魔法がいっぱいの楽しい映画でした。それに大人にも響く言葉も多く、スプーン1杯の砂糖で苦い薬も平気で飲める。どんな薬もへっちゃら。という言葉は考えれば考えるほど深い言葉に聞こえてきます。
そしてミュージカルシーンはダンスも歌も上手く特にえんとつ掃除屋さんとのダンスは最高でしたね。
ただかなり長いのは疲れます。最後の方は飽きてきました。
良い映画です。一度見てみてはいかがでしょうか。
70点
映画評価:70点
令和だからこそ、
色褪せる事なく深みが増している!
喜劇の要素や、ミュージカルの要素、アニメと実写の融合等の新しい事への挑戦。
その挑戦の中に強いメッセージ性や笑いや感動を織り交ぜて完璧(メリーポピンズ)に仕上げてみせた
どこを取っても最高級!!
本当に素晴らしい映画!!
曲も素晴らしくて、どれも聞き覚えがあり、
すぐに頭に焼き付いてきます(笑)
大人でも、子供でも、
真剣に見ても、片手間に見ても、
きっと楽しめます。
ずっと気になっていたけど、
古い映画で中々観る機会が作れなかったのですが、
とても面白かった。
あの頃の哀愁といいますか、
空気感といいますか、凄い好きです。
これぞディズニーの根本
ワクワクをありがとうございましたっ!
【2021.6.8鑑賞】
子供の頃に鑑賞。傘持って空を飛ぶ姿にどんなに憧れたことか!笑 傘広...
子供の頃に鑑賞。傘持って空を飛ぶ姿にどんなに憧れたことか!笑 傘広げて試してみたりもしたし😅
子供だったから、その飛ぶシーンばかりが印象的で憧れで何度も観た記憶。
永遠の名曲
幼い頃、親に連れられて映画館で。以来ずっと“ちむ・ちむ・ちぇりー”のメロディが頭に残ってしまった。その歌を歌う夕焼けの屋上のシーンとともに、夕御飯の時期に思い出すのです。
今の時期観ても遜色ない特殊効果。気になるのは、ディズニーらしくアニメのパートが多いことくらいだろうか。
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