ミッドナイト・エクスプレス

ALLTIME BEST

劇場公開日:1978年10月21日

解説・あらすじ

トルコ旅行中に麻薬不法所持の罪で禁固4年の実刑をくらい、現地の刑務所に投獄されたアメリカ人青年ビリー。暴力が横行する地獄のような毎日をひたすら耐えていたが、出所目前にトルコとアメリカの関係が悪化、彼は取引材料として利用され、刑期が30年に延長されてしまう。ついにビリー脱獄を決意するが……。アラン・パーカー監督による社会派ドラマの傑作。実話を元にオリバー・ストーンが脚色、アカデミー賞を受賞している。

1978年製作/121分/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Midnight Express
劇場公開日:1978年10月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 ゴールデングローブ賞(1979年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演男優賞 ジョン・ハート
最優秀脚本賞 オリバー・ストーン
最優秀作曲賞 ジョルジオ・モロダー

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ブラッド・デイビス
最優秀監督賞 アラン・パーカー

第31回 カンヌ国際映画祭(1978年)

出品

コンペティション部門
出品作品 アラン・パーカー
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

5.0 自由への逃走

2026年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

題名くらいしか知らなかったこの映画を、たまたま深夜テレビで見てひどく衝撃を受けたのは、もっとも多感な16、17の頃でした。楽しい映画ではなく、むしろ、不快なのですが、なぜかとても惹かれ、5~10年ごとに見返しています。冒頭に「実話に基づく」という字幕が出ることで、さらに衝撃度を高めたのですが、後になって、かなり創作している部分が多いということもわかってきたようです。映画や小説が創作なのは前提なので、「事実に着想を得た」くらいが丁度いいのかなと個人的には思います。そういう意味では、本作でアカデミー脚色賞を受賞したオリバー・ストーンの力量がいかんなく発揮されているともいえます。しかしながら、何といっても、原作者ビリー・ヘイズ役を演じたブラッド・デイビスが素晴らしい!彼の迫真の演技が「これは実話なんだな」と感じさせるように思います。身から出た錆ではあるのですが(汗;)、それを自己責任でしょ!で片付けてよいのか否かという、人間社会における普遍的テーマのように感じます。この映画に惹かれる訳に気付いたのは、だいぶ経ってからでした。とんでもないことになったビリーが半狂乱になりながら本能的に自由を求める姿、生き抜こうと諦めない精神に深い感動があって、これは生命の尊厳を強烈に表現しているからこそ、ラストシーンに神々しい美しさを感じてしまうんだという認識に至りました。名作には名曲♪があるものですが、ジョルジオ・モロダーのテーマ曲が真夜中の深い闇(深夜特急)が延々と続いているような雰囲気と非常にマッチしていて、作品をさらに格調高いものにしてくれているようにも感じます。今作が、「小さな恋のメロディ」(71)を脚本し、「ダウンタウン物語」(76)で映画デビューしたアラン・パーカー監督の第2作目というのも驚きです!

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赤ヒゲ

2.5 短絡的で独善的な時代背景。

2025年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

ドキドキ

あらすじ。1970年トルコで大麻の密輸で捕まり投獄されたアメリカ人ヘイズの獄中生活の話。
ジャンルは、脱獄モノで当時としての国際関係を印象付ける興味深い作品。

 印象的な台詞は『豚ばかりいる国で、豚を食べないんだ』当時の国際関係の悪化に伴い酷く描かれる中東色が酷くて時代を感じた。

 印象的な立場は、主人公ヘイズの短絡的で楽観的な犯罪に手を染める自業自得の物語が何処か共感できない所だ。何といっても史実とは全く違う成り行きで最初と最後だけが事実という事に驚きだ。脚色が観客の緊張感と異国情緒を味わせたい意図がよく表現されていて暑さまで伝わって来そうだった。
 印象的な場面は、冒頭で体に大麻を巻き付ける時の心臓の鼓動音が緊張感を煽る場面。どこかタクシードライバーの様な雰囲気からの始まりが最後のシーンと繋がるという基本に忠実な作り。最初の刑務所所長の足叩き拷問の最後に股を開く伏線が分かりやすかった。
全て伏線の円環構造の映像の基本に忠実に観客をドキドキさせてくれる暑さと匂い立つ様な感覚が味わえる映画だ。でもありえない様な脚本が少し残念だったりもする。

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共感した! 4件)
コバヤシマル

3.5 【1970年。アメリカと中東との関係悪化の中、トルコで麻薬所持・密輸の罪で逮捕された男の数奇な刑務所生活を緊迫感溢れるタッチで描いた作品。】

2025年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

■アメリカと中東諸国との関係が緊張状態にあった1970年代。
 アメリカ人旅行者ビリーはガールフレンド、スーザンとトルコを出国しようとするが、腹に巻いた麻薬が見つかり、逮捕される。
 トルコの裁判所で4年の刑を宣告されて過酷な刑務所生活を送る事になる。
 更に、アメリカと中東との関係悪化が進む中、刑期が30年に延長され、ビリーはついに脱獄を決意する。

◆感想

・1970年代が、アメリカと中東との関係性が悪化していたとは知らなかったな。更にこの映画が実話ベースという事にも驚いたモノである。
 実話ベースの刑務所に入れられた男の映画は、「暁に祈れ」を強烈に覚えているが、今作でもトルコのサグマレチラー刑務所内のシーンが印象的である。
 収容されているのは、凶悪犯と政治犯であろう。

・個人的には、ヒッピー文化がアメリカ国内を席捲していたとはいえ、麻薬を持ち出そうとしたビリーの行為は当然、裁かれるべきであり、自業自得ではないかという気持ちが拭えないのも事実である。

・映画としては、事実を脚色した部分もあるようだが、特にスーザンとの面会シーンで彼女の上半身を見ながら、泣きながらビリーが自慰行為をするシーンには驚いた。

<アラン・パーカー監督作品は、今作後の数作を配信で観たが、今作で名を上げたのだね。1978年に劇場で今作を観た方は、強烈な印象を持っただろうな。
 こういう作品は、配信で観ると矢張りインパクトが落ちてしまうが、それでも十二分にトルコ刑務所に囚われたビリーの絶望感、臨場感は伝わった作品である。>

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共感した! 5件)
NOBU

3.5 理不尽ー

2025年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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くまっち