ボディ・スナッチャー/恐怖の街

解説

 カリフォルニア州の小さな町。医師マイルスの周辺で異変が。人々は肉親が別人になってしまったと訴え始める。やがて明らかになる驚愕の事実。マイルスは、巨大な豆のサヤの中で人間が複製され、それが本物と入れ替わっていたことを知る! 未知の生命体による侵略の恐怖を描く。78年、そして93年にもリメイクされた。

1956年製作/80分/アメリカ
原題:Invasion of the Body Snatchers

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

5.0マッカーシー‼️

2024年2月11日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

興奮

この作品は50年代最高のSF映画だと思います‼️内容は皆さんご存知、寝ている間に宇宙人の繭にされ、自分の体を乗っ取られてしまうという侵略モノです‼️それに気づいた主人公マイルズと恋人ベッキーは街からの脱出を試みるが・・・‼️後に何度もリメイクされてますが、やはりドン・シーゲル監督による今作が一番好きですね‼️「あれはママじゃない」と言う少年、「伯父が別人」と訴える姪、自宅に未完成の自分の複製があったり、体を複製してる巨大な豆のサヤ、いつの間にか車のトランクにサヤを入れられていたり、マイルズとベッキーが大勢の "彼ら" に追いかけられるシーンのスピード感など、決して派手な見せ場やスペクタクルシーンは無いのですが、シーゲル監督の躍動感あふれる演出に不安倍増、ハラハラドキドキさせられてしまう‼️そんなシーゲル監督の神がかった演出の白眉がクライマックスのベッキーが "彼ら" になってしまうシーン‼️一瞬、ベッキーから目を離したマイルズ‼️ベッキーにキス‼️異変に気づいたマイルズのドアップ‼️気づかれたベッキーのドアップ‼️恐怖に震えるマイルズのドアップ‼️仲間になりなさいと誘うベッキーのドアップ‼️拒否するマイルズのドアップ‼️仲間を呼ぶベッキーのドアップ‼️闇夜を逃げるマイルズ‼️疑惑、不安、確信、恐怖といった感情が同居する名場面‼️素晴らしいです‼️でもメチャクチャ怖いです‼️初見から30年以上経ちますが、今だにこのシーンのケヴィン・マッカーシーやダナ・ウィンターのドアップの表情は忘れられない‼️と言うか、トラウマになってます‼️そしてこの作品をはじめとする50年代のSF映画は、台頭する共産主義への恐怖を、宇宙からの侵略という形で描く作品が多かったのですが、この作品も宇宙人に取って代わられる設定が共産主義への恐怖を感じさせますよね‼️そして共産主義への恐怖以上に、この作品の価値を高めているのは、当時のハリウッドを震撼させていたマッカーシー議員による "赤狩り" を際どく風刺している点‼️当時の映画人たちは、仲間を売って自分だけ助かろうとする者もいれば、最後まで抗議を続けた者もいて、疑心暗鬼、すなわちこの作品の主人公みたいな状況に置かれていたわけです‼️それを象徴するようなダナ・カウフマン役ラリー・ゲイツのセリフ「明日になれば君も仲間さ」「愛、欲望、野心、信念などない方がシンプルに生きられる」、そしてラストのマイルズのセリフ「君たちは狙われてる!妻も子供もみんな奪われるぞ!奴らはすぐそこに!次は君だ!君なんだ!」‼️マイルズ役がケヴィン・マッカーシーというのも不気味な因縁を感じさせて戦慄です‼️恐怖です‼️安堵したマイルズのドアップの表情で締めくくられるラストカットも、安心の中に一抹の不安を感じさせて印象的でした‼️

コメントする (0件)
共感した! 3件)
活動写真愛好家

4.0それは心の問題ではない

2023年11月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ouosou

3.5スターチャンネルで、ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!の オマージュ作品として紹介されていました。

2020年5月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!より話はしっかりしている。
街が汚染されるっていうのは似ているけど、
正直オマージュ作品かな?なんて思う。
作品の発想は奇抜なので、かなり当時は斬新だったと思う。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
April

3.5身近な侵略

2020年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
近大
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」以外にこんな作品をCheck-inしています。