ブルーベルベットのレビュー・感想・評価
全26件中、21~26件目を表示
デヴィッド・リンチの世界。普通じゃ思いつかないような展開
ジェフリー(マクラクラン)はウィリアムズ刑事の娘サンディ(ローラ・ダーン)とともに片耳の謎を追うべく、歌手をやってるドロシー・ヴァレンス(ロッセリーニ)を探る。害虫駆除業者を装い部屋に入り鍵を盗むジェフリー。その晩、ドロシーが歌うクラブで彼女の歌を聞き、すかさず彼女のアパートへ忍び込む。ドロシーが戻ってきてクローゼットに隠れていたジェフリー。悪党のフランク(ホッパー)がやってきて、彼女に変態プレイを強要する現場を目撃してしまう。ドロシーは夫ドンと息子が誘拐されている様子がうかがえた。やがて、ジェフリーとドロシーも禁断の関係へ。
ほとんどジェフリーを通して見たシーンで、通常のサスペンスの描き方と違うところもいい。どうしてそこまで好奇心を持つのかという不自然さもあるが、これがいいところなのだろう。冒頭で、父親が庭の水まきをして倒れるシーンも違和感があって印象的。犬が必死で水を飲もうとしている姿には笑えるし。終盤でドロシーの部屋で刑事の一人が立ったまま死んでるところもシュールだ。
光と闇
光の方が虚構のような不気味な映像となっていて、闇の方が生々しく現実味がある映像となっている。光と闇のコントラストが効いている。光を届けるコマドリが虫を食む。
話の本筋は単純で最後の方は少し雑ですらある。いくつもの謎がしかけられてそちらの方に囚われて、心に残ってしまう。
どうでもいいところかも知れないが、サンディの「ぐやしぃ」の口の形が漫画みたいだったのが、個人的には面白かった。
んー、、深い作品なのかな?
ちゃんと考えながら視聴すれば深い作品なのかなとは思いましたけど…
それ以前にあのアブノーマルな世界観が無理、、
とうゆうことはこの作品は自分には合わなかったのかな〜と思いますね 笑
途中軽く寝落ちしちゃいましたし…
言語化して考えるより感じたほうが適切
この映画は言語化して理由を説明できるところとできないところがある気がする。
デニスホッパーがガスを吸うシーンは、もともとはヘリウムガスを使うはずだったらしく、彼自身が映画で使った方のガスを選んだそうだ。ヘリウムガスで声が高くなり赤ん坊のようになるのもそれはそれで狂気じみて怖かったと思う。
見たことのない絵を見せられ、この構図が奇妙で、不気味さを感じられるのが面白い。適切な表現か分からないが、あの部屋で2人の男が死んでいるシーンの構図は完璧に奇妙で、格好良かった。
見れば見るほど感じられるモノが深くなる映画だと思う。
あのころワタシは若かった
今はなき大毎地下で、同じようにねちっとした映画(なんだったか忘れた)と2本立てで見た。
高校生だったワタシにはなんだかわけかわからず、デニス・ホッパーがベルベットに顔を埋めて、「マ、マミー…」とやってるシーンだけが記憶に刻まれたのだった。
いまだその記憶は上書きされてないぞ。
カイル・マクラクラン、なにやってんのかな。
全26件中、21~26件目を表示