普通の人々

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

名優ロバート・レッドフォードの監督デビュー作にして、1980年度アカデミー賞4部門(作品・監督・助演男優・脚色賞)に輝いた傑作ヒューマン・ドラマ。ごく普通の中流家庭であるジャレット一家。お互いに尊重し合い、家族4人で幸せな毎日を送っていた彼らに、長男の事故死と次男の自殺未遂という悲劇が降りかかる。そしてこの出来事をきっかけに、信頼しあっていたはずの家族の歯車が少しずつ狂いはじめるのだった……。

1980年製作/124分/アメリカ
原題または英題:Ordinary People
劇場公開日:1981年3月7日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第5回 日本アカデミー賞(1982年)

ノミネート

外国作品賞  

第38回 ゴールデングローブ賞(1981年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演女優賞(ドラマ) メアリー・タイラー・ムーア
最優秀助演男優賞 ティモシー・ハットン
最優秀監督賞 ロバート・レッドフォード

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ドナルド・サザーランド
最優秀助演男優賞 ジャド・ハーシュ
最優秀脚本賞 アルビン・サージェント
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映画レビュー

5.0お母さんは誰が救うの?

2024年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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5.0タイトルが良い

2024年9月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

映画にはラストがあるが、家族にラストはない。
この後も関係は続いていく。
時がたてば、彼らはまた違った家族の形を見つけるだろう。

そこに暗さはない。

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ムーン

4.0実は「普通」でなかった普通の人々

2023年9月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「平穏だった生活は一つのことで一変した。君は慌て、混乱した。バックだけを愛していた。バックの死とともに、君の愛は葬られてしまったよ。バックではなく、自分を愛していたのか。ともかく君は葬られてしまった。君の正体が、分からない。」

☆ ☆ ☆

直接には一家にかけがえのない長男坊・バックの事故死という不幸を遠因として、少しずつ家族が崩壊していったのは、一見すると一家の中心を占めていた(と、家族の誰にも思われていた)母親であり、妻でもあったベス、その人の、生まれながらにして染み付いていた頑なな人となりそのものに大きな要因があったということでしょう。
本作の「普通の人々」が形作る家族の崩壊は、実はベスの内面に家族が形作られるずっと以前から内包されていて、バックの事故死は、その発露のトリガー(引鉄)に過ぎなかったのだと思います。
(バックが事故死をしなかったとしても、何か他のことを契機として、きっといつかは発現し、本作と同じ結末を迎えていたことは間違いがないと、評論子は思う。)

分析医の力を借りて、コンラッドが過去の桎梏を何とか乗り越えて家族の新たな地平が家族の視野に入ろうとしたとき、このことが白日の下に引き出されてしまった…。

けっきょくベスは、明白に突きつけられてしまった自己の、その人となりの故に、自らのお腹を痛めて産んだわが子であるコンラッドや、最愛の夫であったはずのカルビンの人生から去っていくことになった…そう思えてならないのです、評論子には。

ラストシーンから推すと、コンラッドは、カルビンの真の包容力(父性愛)に包まれながら、自らを取り戻して、ジェニンとは、温かで安定した関係を築いたものと信じて疑いません。。

秀作であったと思います。
まるで一枚の油絵を鑑賞するかのような、重厚な一本として。評論子は。

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talkie

3.5暗っら! 兄は事故死、その影響か弟は精神科入院。全然普通じゃない。...

2023年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

暗っら!
兄は事故死、その影響か弟は精神科入院。全然普通じゃない。
弟は退院するものの微妙な歪みが家庭を蝕んでいく。兄を溺愛してたオカンがうちのオカンとダブる。微妙変化が延々続く。だるい。
やっと来た〜衝撃事件。そやからデートで聞いとったんか、なるほど。んっ、えっ、また出てきた。なんや◯◯したんは病院の子か。勘違いするやん(笑)
アカデミー受賞のようです。いろんな解釈ができないと選ばれない賞のようです(笑)

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はむひろみ