フィラデルフィアのレビュー・感想・評価
全53件中、41~53件目を表示
普通の人ってなんだ?
人間は平等である
これがこの映画の大きなテーマとなると思います。
どんな人種、セクシュアリティ、病気を持った人間は平等である。
今でこそ差別、偏見は良くないという風潮にはなっているがこの頃はまだ理解が広がっていなかった。だから法の前では平等ではあったが社会にでるとそうではない時代。
ゲイなどの同性愛の映画は見てきたがエイズによる偏見の映画は初めてでシミが出る症状とかは知りませんでした。
そして、
エイズでどんどん体が弱るトムハンクスは見てられませんでした。このトムハンクスの圧倒的な演技力がこの映画の見どころの一つです。
個人的にグッと来たところは、アンディーが倒れて病室に家族がたくさん集まってアンディーにそろそろ帰るねと告げるシーン。
「明日またくるよ」
「神のご加護を」
「…………」(泣きながらアンディーに抱きつく)
「一番にくるわ」
そして最後家族みんなが行ったあとミゲルはアンディーにひたすら手にキスをする
そしてアンディーは「もう逝ける……」
すごく切なかったです。
実話
The film for HIV patients in 1990's
Tom Hanks has been suffering from AIDS that perhaps he got when he was around 20 at the bar from his boyfriend and then he gets fired from his company by his boss and colleagues because of HIV that had been thought a contagious disease at that time but actually not unless they have sexual intercourse so he tries to accuse those people who discriminate against him at the trial with his attorney starring Danzel Washington . Well he has already had HIV in the beginning without any explanation how he had it or whether he is homosexual or not , Well Enjoy
93年に既にこういうAIDSとゲイの人権問題を扱った映画が生まれた...
痩せ衰えるトム・ハンクスの演技
総合70点 ( ストーリー:75点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
今でも同性愛者とエイズに対する差別はしっかりと存在するが、今よりさらに差別の強い時代に自分の性的嗜好と性癖を世間に晒し、命をすり減らしながらかつての同僚からの厳しい責めを受けながら戦うのは厳しい。やせ細り体力がなくなりながらも風前の灯の生命の火を燃やして裁判に挑み続けるトム・ハンクスの演技が見ものだった。もう少し差別の現場や裁判の過程を細かく見せてくれた方が、彼のおかれた状況だけでなくえぐられた心の傷とそれを埋め合わせようとする生き様を感じるためには良かったなとは思い不満もあるのだが、主題と演技の良さで魅せてくれる。
真実はフィクションよりも…
トムハンクスって、、こんなに痩せてた??とまず驚いた。若さもあると思うけれど、エイズとわかってからのあの痩せようはすごい。あきらかに弱ってるのがわかる。
やっぱりこの主役二人の演技はすごいです。エイズ患者への差別、同性愛者の偏見、そして黒人弁護士。
当時特に酷かったであろう差別問題を大きく取り上げている。
感染方法もしっかりと理解されていない為(病気自体理解が浅い)の問題が鮮明に描かれていてストーリーに引き込まれた。
裁判の冒頭、デンゼル演じる弁護士が法廷内の人達へこんな言葉を投げかけた。
「これから始まる裁判には、ドラマで良く目にする様なとっておきの証人や、逆転する様な証拠は出てきません。手に汗握るような展開もありません。あるのはただ真実をありのまま語るという事だけです。」
まさにこの台詞が映画を表してるシーンかな?
明確なテーマを持って描かれた作品
差別問題の映画!!
デンゼル・ワシントンとトム・ハンクスのオスカーW主演です。演技派2人の主演だけあって裁判のシーンは圧巻でした。特にデンゼル・ワシントンはゲイ嫌いの敏腕弁護士を見事に演じていてこの年オスカーを受賞したトム・ハンクスより印象的でした。
この時代はまだエイズにかなりの偏見があり服に触るだけで移るなど酷い台詞が当たり前のように飛び交います。またゲイの人達への風当たりもきつくゲイでエイズに犯されているトム・ハンクス役の弁護士へ向ける周りの目は人を見下した酷いものでした。
ただ彼はその人の良さでたくさんの人に好かれていて亡くなるシーンはとても胸が痛かったです。
監督は「羊たちの沈黙」「クライシス・オブ・アメリカ」のジョナサン・デミです。
全53件中、41~53件目を表示