フィールド・オブ・ドリームスのレビュー・感想・評価
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父が求められる数少ない映画
人は主に母親を求め、父は倒すものである。
心理学的には。
しかし、失われてしまっている場合には、逆もありうる。
父の求め方が曖昧で抽象的であるからには、やはり大がかりな舞台が必要になるだろう。
舞台を用意するためには、あいつどうかしているんじゃないか?と思われることもしばしばである。
なぜなら、本人にもその目標が見えないのだから。
そんなカタルシスをきちんと描いた上に、野球好きなら、そうそう、それそれ、と思わずにはいられない求められ方がされている。
もう理不尽だろうが、不自然だろうが構わない。
なぜならそれを求めていたのは本人にも分かっていなかったのだから。
そして、得られたのだ。
抽象的すぎて、伝わらなくても構わない。
私はこの映画が大好きで、大好きすぎて何回もは見ることができない。
偉大な選手と野球をやっていた父親への昔年の想い
総合55点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
野球場を作れば、彼らがやってくる。身銭をきって畑を潰して破産の危機に陥りながら、自分でも何をやっているのかわからないけれど天の声のままに行動し続ける。そしてそれは悔いの残る別れ方をしたまま会うこともなかった亡き父親へ繋がるものであったという話。
だけど要するにその父親に伝えられなかった思いを伝えて過去の家族の関係をすっきりさせただけ。父親とキャッチボールをして孫娘を会わせるためだけに、こんなことまでわざわざしなくてはいけなかったのでしょうか。人それぞれ過去にやり残したことはあるでしょう。でもやっていることがまどろっこしいし、やたらと綺麗に劇的に盛り上げようとするあざとさも感じます。
そもそもシューレス・ジョーとか往年の野球選手が幽霊になって出てきて野球をしたからといって、それがどうしたのか。彼らは八百長でメジャーリーグを追放されても、その後に他の独立団体で野球をやっていたのだから、何故今更死んだ後にもアイオワくんだりで野球をしなければならないのか。幻想奇譚なんだから何でもありなんだと言えばその通りだけど、製作者の独りよがりのように思えました。その当時の偉大な野球選手に敬意がある人にはいいのでしょうが、作品としてそれほど必然性も感じませんでした。
若いときにはよさがわからなかった
素敵な時間をありがとう!
フィールド・オブ・ドリームス
やっぱり大好きなんです!この作品が!!
午前十時の映画祭、第2弾。
平日にもかかわらず、学生さんを含め
若い人の姿が目立ち、劇場は8割以上の入り。
学生時代に我が家のビデオで観たとき、
大泣きをした記憶がありましたので、
ハンカチを用意して行ってきました。
☆彡 ☆彡
いやぁ、また泣いちゃった
わたし、この手の作品に弱いんですよねぇ
ずっと、映画のスクリーンで観てみたかったので、
その夢が叶った喜びでオープニングが始まった途端に鳥肌。
序盤から早々に目が潤み始め
中盤以降からクライマックスにかけては泣きっぱなしでした。
お話の内容、
ザックリ言っちゃえば
現実にはありそうもない幽霊モノです。
夢の実現
親子のわだかまりの解消
非現実的な話なんですけど、
なんでだろう?ツボなんですよね。
別に自分自身に
親子関係のトラウマはないのですが、
いつも心を揺さぶられてしまうのです。
☆彡 ☆彡
学生時代同様、
夢を叶えるための勇気、
生きていく希望を与えてもらいました。
ただ、一筆付け加えておくと、
ここまで激しく心を揺さぶられていた人は
少数のようで、上映後の皆様の表情を観るかぎり
笑顔もなければ、ブスッともしていない。無表情な人が大半を占めていました。
だって、感動しつつも、冷静に
これ、ツボじゃない人は、
全然、受け入れられないんだろうなぁ
そう思う自分が、いましたから。
もっと実家に顔を出さなきゃなぁ
家に帰ったら電話でもしようかなぁ
自分が生きる力だけでなく、
無性に親孝行もしたくなります。
小さい頃、私も
父親とキャッチボールをしたものです。
野球場にも連れて行ってもらいました。
大阪球場、日生球場、藤井寺球場、西京極球場、そして甲子園。
セ・リーグは阪神。パ・リーグは近鉄の応援に、よく行きました。
“フィールド・オブ・ドリームス”
みなさんは野球場にしまった
懐かしい夢や思い出はありませんか?
「それ」を作れば「彼」は帰ってくる。
何者かの「お告げ」を聞いた主人公のレイは、全財産をつぎ込んで、自分のトウモロコシ畑を潰し、野球場を作ります。
周囲の好奇の目にあいながらも「お告げ」に従うレイ。
そして「奇跡」が起きます。
伝説の大リーガー【シューレス・ジョー】が現れることで「奇跡」が完成すると思いきや、本当の「奇跡」は、その後に待っているという。
自分の夢を捨ててまで、レイの娘の命を救う医者のエピソードも感動的ですけど、やっぱり、主人公レイとレイの父親とのキャッチボールの場面は、何度観てもグッときます。
映画自体は、そこで終わりですけど、その後のレイ一家がどうなったのか?が気になりますね。
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