劇場公開日 1990年3月3日

「荒唐無稽を押し通す力」フィールド・オブ・ドリームス okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5荒唐無稽を押し通す力

2014年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

最初から最後まで、荒唐無稽ともいうべき画空ごとを、覆すことなく描ききっている。
どこかで現実に引き戻される場面を描いてしまうのが、どちらかといえばセオリーだろうけれど、夢と現実を共存させたまま映画は幕を閉じる。どこか冒険的で、でも確信に満ちたシナリオには感服する。
ベースボールはアメリカの良心を鏡面のように反射する、いわば最後のカード、切り札のようなもの。
ラストも美しい。
あえて傷は見せないということ。それは現実との対比において逆説的でもある。

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