ファイト・クラブのレビュー・感想・評価
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男性ホルモン
私はこの映画がすごく好きです。 ボキャブラリーが少ないので上手く言えませんが、ストーリーも、人物像も、映像も何もかもが素敵です。 ただ人にはなかなか公言できないのです。なぜかというと私が「女」だからです。 女には到底理解できない世界、男の本能に触れる作品であるために、女の私が評価すること自体白々しく感じてしまうのです。 作品の中のブラッドピッドはカリスマ性があり暴力的で自由に生きており、それが映画の中のみならず観ている人まで魅了します。とてもかっこいい。 そんなブラピに憧れを抱く主人公。私はどちらの立場にもなれません。 いくら私が「ブラピがかっこいいんだよ」と言ったところで、「性的な」意味でとしか捉えられません。この映画の魅力は到底伝えられないのです。 なので「好きな映画はファイトクラブです♡」とは言えません。 ただ男ってなんて面白くて魅力的な生き物なんだろうと思わせてくれる映画です。もし男に生まれたなら、ブラピのように生きたいですね! 最近男友達が「おもろいDVD貸して」と言ってきたので、このDVDをひっそりと忍ばせました。 案の定「ファイトクラブおもしろかった!まじかっこいい!」と言っていてニヤリとしました。
言いたい事はわかるのですが…
言いたい事はわかるのですが、変な映画だとしか思えません。 今となっては世界的にも評価が高いようで、このサイトでも非常に評価が高いのですが…。 ただ、評価数は全然少なく、興行的にも大失敗だったようで、何か不思議な違和感があります。 みんな絶賛なのに、興行成績は最悪。 映画駄話すれは、かなりの確率であがってくる作品なのに、いざ映画評価サイトを尋ねると評価数は少ない。 この矛盾が、そのままこの映画の語りたい矛盾点を照らしているのでしょうかね…。 私程度の映画を観る眼では、この映画のすごさを計り知れませんでした。
男臭い
デヴィットフィンチャーの世界観を知りたくなり観ました。また、ジギルとハイドは知らずに鑑賞。途中で観ていて気持ちが悪くなりました。世界に支部を設立〜のくだりから付いていけなくなりました。そこまでの演出が丁寧だっただけに残念。ただそこまでのブラットピットは本当にかっこいい!若干子供っぽいけど、、
人間の心理の奥底にあるものを大胆にさらけ出し、表現された作品だった...
人間の心理の奥底にあるものを大胆にさらけ出し、表現された作品だった。あの表現力はデヴィッド・フィンチャー監督ならではのものだったと思う。ドキドキしたり、ゾクゾクもした。心の芯から震える作品です。とても良かった。ただ、終わり方をもう少し雑にしても良かったのではないかと思った。
人生最高の瞬間を味わえ
不眠症に悩む青年は自分よりも大きな悩みを抱える人々、睾丸ガン患者、末期ガン患者などが集まる集会に自身の病状を偽り出席し、参加者たちの悲痛な訴えを聞くことで不眠症が改善して行くという奇行にハマっていた。 そこに現れるは自分と同じ行為をしているマーラシンガー。そしてたまたま出張中に機内で知り合った不思議な商人タイラーダーデン。不運な事故により家を無くした青年はタイラーに救いの手を求める。 家に止める条件としてタイラーが提示した「頼み」 I want you to do me a favor. I want you to hit me as hard as you can. ここから始まる「伝説」を描いた20世紀最後(多分笑)のカルトムービー。 最初観た時は訳がわからなかった。 言っていることもわからなければ終盤のタイラーと青年の関係性もよくわからなかった。 ただノートンの語り口、ブラピの狂演技、地下組織ファイトクラブ、薄暗さと男臭さが詰まった演出。 ツボなのは間違いなかった笑。 そこで今一度理解したくて原作を読んだ。 わっけがわからなかった笑。 そして再び鑑賞。まったく訳がわからなかった笑。 しかしこの表現力はすごい。要所要所で小説の抽象的な展開を見事に映像化している。流石のデビッドフィンチャーと惚れ直す出来。 訳がわからない1つの原因はブラピが言っていることがひどく抽象的で非現実的な点。 「家具を買い集めるような物に支配される生活はクソだ」 「痛みを感じろ。苦しみと犠牲が尊いんだ。痛みから逃げるな。人生最高の瞬間を味わえ」 物に支配されているはそうかもしれないとは感じるが、ノートンの手の甲に薬品かけた際の痛みの件がまったくもってわけわからない。 しかし最高にクールなセリフだ。人生最高の〜は座右の銘にしたいくらいだ笑。 野郎臭さ、ミステリアスな雰囲気、俳優陣の演技力どれを取っても一級品。 漢!!って感じな内容のはずなのにクールな印象に抑える演出のバランスも秀逸。 ラストのビルが倒壊する中、流れ始めるPixiesのWhere Is My Mind?もカッコいい。 疾走感溢れるラストと曲のスローだけどヘビーな音が最高にマッチしてる。 ブラッドピッドをオーシャンズシリーズに出てるセクシーな俳優としか思ってない人にはこの作品と12モンキーズを観て頂きたい。 セクシーでミステリアスでバイオレンスでヌンチャクホワチャーッなブラッドピッドが楽しめる傑作。 2015年06月27日(土)1回目 2017年01月01日(日)2回目
怒り、狂気、破滅、愛。全てを語っている。
これまで自分がものの支配下に置かれていた事実を突きつける映画。 多くの人の中に内在する形のない社会への疑問、怒り、 生きているからこその暴力や破滅への憧憬を肌で感じることができる。 ブラッド・ピット扮するタイラー・ダーテンが痺れるほどかっこいい。 ものに縛られて生きる人間。 社会に何の疑問も抱かず生を消費する人間。 そういった人を笑いとばし、目を覚まさせるカリスマ性をタイラーは持っていた。 殴り飛ばされて最高と叫んだ瞬間に、自分もタイラーに魅了された。 印象的で魅力的なタイラーとは対照的に、 主人公はあやふやでつかみにくい。 なぜ不眠症で、なぜあれほど病んでいるのか、 そもそも名前が明らかになっていない。 後半流れが大きく変わる。 ファイトクラブが軍隊に、そしてタイラーが... その変化や事実が明らかになる過程は狂気じみていて目が離せなかった。 ただ、そこから物語の焦点も何もかもが変わってしまい若干の違和感があった。 特に辻褄が合わないところが多くあるのが残念だ。 しかし、それまでタイラーの陰に隠れがちであった主人公の存在が、後半で大きく変わる。 ファイトクラブではやられ、タイラーの言うことに賛成していた主人公が疑問を持ち、不安を怒りに変えていく。 その描写はとてもよかった。 ラストシーンはとにかく印象的で、素晴らしい。 あそこで物語を終えたことでとても奇妙で綺麗な映画となった気がする。 "You met me at a very strange time in my life." このセリフは特に印象的だ。 あと、タイラーが映画館のフィルム交換バイトをやっていたことに由来する演出がお気に入りである。
いやーいいね!
最後にすべて予想を覆してくる。 テンポもいいし男の生々しさもでてかっこいい。 この時のブラピも最高にかっこいい! ブラピのかっこよさを見るためだけに何回も見てしまう。その上内容も面白い。何度見ても面白い映画
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