劇場公開日 1996年11月9日

ファーゴのレビュー・感想・評価

全80件中、21~40件目を表示

5.0町山智浩さんの名講義付きで超お得‼️

2022年2月7日
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鑑賞方法:映画館

2ヶ月ほど前に見た『悪なき殺人』のレビューでこの『ファーゴ』にほんの一瞬触れましたが、午前10時の映画祭のおかげで、劇場で見ることができました。ありがたいことです。
しかも、町山智浩さん(アメリカに住み、肌感覚でアメリカの情報を織り込んでくれる素晴らしい映画オタク‼️)の解説付きなので、ちょっとした大学の講義を聴講した気分。
超お得な1,500円‼️

フイルムノワールという言葉の成り立ちも、へーそうだったのか、ととても勉強になりました。
クライム系、男女の色恋、陰影効果で人物を受かび上がらせる、画面全体が暗い、それを見たフランスの人が黒い映画=フイルムノワール。

私の記憶力は、下手なうえに汚ないので判読不能な、自分でも読めないノートみたいなものなので、本当にそう言ってたのか自信はありません。
でも、これだけは読み取れました。

謎?の日系人ヤナギタの意味とは?

マクドーマンドは名探偵❗️
表情をよく観察すること。(速記なのでノートにはカタカナでヒョージョー、カンサツと書いてあるイメージです)

これだけならネタバレにはならないと思うので、ご参考までに。

※実話となる事件は、なかなか見つからなかったとのことですが、実は時間も場所も別々の3つの事件をミックスしたそうです。

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グレシャムの法則

4.0間伸びしたyeahー

2022年2月6日
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鑑賞方法:映画館

事件の凄惨さ、動機の馬鹿さ加減、雪が凍ったような道を走る車、景色、色々なものを観せてくれる。最後に幸せなカップルがもうすぐ生まれる赤ちゃんのことを考えている。

誘拐させる奥さんとの関係ってどうなのか?とか、あんな仕事をあんなお金でしてしまうのか? なぜあんなに殺しちゃう? とかはよくわからなかった。

午前10時の映画祭 前後に解説 町山智浩氏

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Momoko

3.5マージが良かった

2022年2月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

興奮

午前十時の映画祭11にて鑑賞。
1987年、ミネソタ州ミネアポリスで自動車販売店の営業担当をしているジェリーは、多額の借金を抱えていた。苦境を脱するために妻ジーンの狂言誘拐を企み、販売店の社長の義父から8万ドルの身代金を奪う計画を立てた。ジェリーは自社のメカニックであるシェプから紹介された、カールとゲアという二人のチンピラとノースダコタ州のファーゴで打ち合わせをし、身代金を山分けすることとして話をまとめ、さらに販売店から持ち出した車を報酬の一部として渡した。
二人はジーンを誘拐したが、ナンバープレートをつけ忘れていたため、パトロール中の警官に職務質問され、その際、ゲアが警官を射殺した。偶然に走行中の目撃者二人も追いかけて殺害した。
次の朝、ブレーナード警察署の署長であるマージが殺人事件の捜査に乗り出した。さてどうなる、という話。
誘拐事件が起きた時に警察に通報しようとする義父と、通報されてはまずいジェリーの会話が面白かった。
8万ドルが100万ドルになった悲劇も有るが、ま、ジェリーのバカぶりを楽しむ作品かな。面白かった。
キャストではマージ役のフランシス・マクドーマンドが良かった。

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りあの

3.0計画性のなさが思わぬ悲劇を招く

2022年2月5日
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鑑賞方法:映画館

アメリカの田舎町で起こった実話を基に描いたクライムサスペンス。はじめは身代金を目的とした偽装誘拐が思わぬ事件に発展。計画性の無さが思わぬ悲劇を招く典型的な事例でしょうか。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2022-26

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隣組

3.5被害者と加害者と、第三者

2022年1月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

作品の主人公を誰として見るべきか、
見る側の感情移入の選択肢がある。
ストーリーの、
後味の悪い素晴らしい犯罪映画だった。
出てくる犯罪者も、
警察もみんなわきやくっぽくありながら、
僕としては、
犯罪者側のスティーヴ・ブシェーミに親しみを覚えた。
うまくいかない時は一切何もうまくいかないものだ。
被害者の悲しみはもちろんだが、
弁護の余地のない
加害者に対してもなぜか感情移入してしまう。

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あとぅーし

4.0マイクヤナギタを考える

2022年1月27日
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コーエン兄弟監督作品は初めて見ました。淡々と殺人が起きて大きな山場もなく進んでいく笑わせてきてないのに笑える独特な世界観が私には刺さりました。
そしてノンフィクションじゃないのか!と。
たった10秒の冒頭ですが、観終わった後にフィクションと知ってさらに作品のインパクトを上げる手法は面白い。

とにかく私の心に残るのは「ヤナギタのシーンを入れてきた理由は…」ということ。殺人事件の本筋には関わってこないヤナギタとの食事、その後の嘘だと知る電話。起承転結でいう転くらいでぶっ込んでくるシーンにしては弱い、何か意図があるんだろうと悩みに悩みました。

考えた私的結論は
①ヤナギタ…結婚も死別も嘘、妊娠しているのに詰め寄ってくるとんでもない人
②グリムスラッド…誘拐偽装のはずが警察官殺害でトガが外れとんとん拍子で人を殺めるとんでもない人
③マージ…犯人護送中「私には理解できないわ」は、①と②を含めた数日思い返し。→ラストシーン「(世の中とんでもない人もいるけど)私たち幸せよね」噛み締め。

こんな感じでしか考えられませんでした。
ネットの解釈を探していると、真っ当な人として描かれているマージが人は嘘をつくものだと再認識してジェリーに再度尋問しに行った。とか実はマージはヤナギタに惹かれていた(レストランで会う服装がいつもより小綺麗にしていたから?)とかいろんな解釈があるようです。

作品自体も好きでしたし、終わった後こうやって解釈を考えたり人と話す時間も映画の醍醐味ですよね。また忘れた頃に観て自分なりに自問自答したいと思います。

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mi2

4.0見事な作品でした

2022年1月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

寒かったからでしょうか、久しぶりに観たくなってレンタルしました。
で、レンタルした後でプライムに上がっていた事に気づきました。軽くショック。
ちょっとした金をくすねる企みから狂言誘拐を計画、そこからどんどん闇に吸い込まれるような話。
舞台は自分にはあまり馴染みのないミネソタ州ミネアポリス。
この色の無い閉鎖感がまた良い雰囲気なんですね。
演出に派手さが無く、実に静かに進行しますがそれがまた良い。
緻密に絡み合った脚本が素晴らしく、実に深みがあります。
本当にこんな事件があったのかと疑うくらい、ひどすぎる負の連鎖。
そんな物語ですが、最後に少し光があるのが良かった。
本当、見事な作品でした。

そして後に知った元となる事件の真相、当時これは驚きましたね。

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白波

3.5淡々と

2022年1月4日
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お金=幸せ?
この作品はコレに尽きるな、と思います。
マージ&ノーマン夫妻と他登場人物の対比が良かったです。
マージと言うキャラクターの魅力が端々に感じられました。好きですねー。
堅実に生きていこうと身の引き締まる映画でした。
面白かったです。

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hiro

3.0淡々としている

2021年11月14日
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たくさん人が死ぬ映画なのにすごく軽いノリの映画でした。
実話風に見せかけて実はフィクションなのがびっくりしました。

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承太郎

3.5借金苦から首が回らなくなり、妻を狂言誘拐することで、義父から身代金...

2021年8月6日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

寝られる

借金苦から首が回らなくなり、妻を狂言誘拐することで、義父から身代金を引っ張ろうとする、浅はかな主人公ジェリー。些細なボタンの掛け違いから事態は最悪の結末に向かっていき…。個人的には、ビッグリボウスキ、ノーカントリーと並んで、コーエン兄弟の三部作だと思う

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movie freaks

4.0驚愕のノンフィクション

2021年7月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

こんな事件が実際にあったんだな…
作品自体も十分楽しめました。

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tuna

5.0マクドーマンドの顔はよく働いてる!

2021年5月15日
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鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

映画館で見ることができて幸せでした。広大な雪の大地、荘厳な音楽は映画館ならでは!今でもテーマ音楽のメロディーが頭の中でぐるぐる廻ってます、これも映画館ならでは!ありがとう午前十時の映画祭!町山智浩さんの「映画見る前」&「見た後」のご自分も楽しそうな解説は、地理、歴史、言語、「実話」とは?、コーエン兄弟映画の分岐点などとても面白かったです!(2022.02.04.)
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すごく面白かった!マクドーマンドの顔は本当によく働いてた。目玉をグリグリ回したり、聞き取り調査でもにこにこ笑ってyeah, yeahと相づちうつし、ユーモア入りで嫌なことはしないでと言う(ヤナギータに、隣に座るな、話すたびに首を向けなきゃいけないでしょ?)。

人物の描き方も皮肉混じりですごくよかった。変な顔の小男&大男のマルボロマンと寝た、高校中退(かな?)の女の子二人のメイクとヘアスタイルと服!誘拐される妻ジーンも、塗装は要らないと文句言う男の妻も、レストランのレジの女性も、ホテルのフロントにずらっと並んでいるスタッフも変!yeahをひたすら繰り返すし、作り笑いなのか本当にフレンドリーなのか愛想とてもいい。まともなのはマージと夫。でもよく食べてたなあ。殺人現場だから、でなくてツワリだから下向くとかも受けた!マージの部下もyeahばっかり言ってた。

アメリカの典型的な田舎風景なんだろうな。想像を越える広さと殆ど車が通らない真っ直ぐの道路と雪。食べ物はジャンク・フードばかり。マージと夫は眠る前にスナック食べながらテレビ見る(直前の場面はテレビが映らずガンガンテレビを叩いている小男のシーン。編集上手い!)。変な髪型してる妻ジーンのキッチンでの食事の準備の仕方も着てるピンクの服(電話もピンク!)も編み物もアメリカの田舎イメージ!室内のインテリアとも言えないインテリアもそう。軽い皮肉と意地悪さを感じるけど笑える。編集も凄い!職場まで昼食を持ってきてくれたマージの旦那。マージの「美味しそう!」の言葉に合わせて映るのが夫の為に買ってきたミミズ・ニョロニョロ!ミンチされてしまった小男の足(履いてたのは白い靴下でダサい)一部が見えた。笑える!

3セント切手をめぐるマージの言葉は心に沁みた。郵便料金がちょこちょこ値上がりするから1円切手が欠かせない!マージの言う通り。古い前島密の切手は退屈なのでもう止めてくれ~と思ってたら、シール式のクマちゃんの柄のが出るから楽しみにしていた。販売開始日に郵便局に行ったら「売り切れました」。夕方に行ったのが敗因だろうがガッカリして頭にきた。買ったからには使えよなー!と購入者には願います(後日、1円のクマちゃん切手シート買えました!)。3セント切手の幸せと現金沢山の不幸せ。3セント切手を私は選ぶ。

おまけ
マクドーマンド、この映画ではバッテリー交換できない役回りでした(「ノマドランド」とは異なり)。出勤するマージの為に早朝から卵焼いてくれた夫に頼んでた。笑えました💕

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talisman

4.0I’m going crazy out there at the lake

2021年4月30日
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役作りバッチリのマージ。癖のある役者陣。捕物劇としては犯人側の杜撰さもあってあっさり気味。しかしポイントはそこにないのは明らか。ストーリーとは大凡関係ないカットやシーンがぶち込まれる。印象的だったのはカフェのレジ打ちの満面の作り笑顔で“how was everything today?”。謎の日系人ヤナギタ、空港の駐車場での悪態など、編集ミスで残ってしまったようなシーンの数々が狂った世界を表す。

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Kj

0.5久しぶりにハズレ

2021年4月27日
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寝られる

アマプラで前情報なしに、サクッと90分ぐらいで評価もまぁまぁだったから見てみた。
全く面白くない。
yeahばっかりでイライラするし、みんなバカだし。
こういうブラックジョーク系が好きな人は好きなのかもしれないけど
私はハマりませんでした。

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うりー

4.0【酷寒の地で、愚かしき男達が犯した事。それを追求していく妊婦の女性警官(フランシス・マクドーマンド)と愚かしき男達との対比が印象的な作品。コーエン兄弟の脚本が冴えわたる作品でもある。】

2021年4月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

怖い

知的

幸せ

ー 1987年ノースダコタ州”ファーゴ”と、ミネソタ州ブレーナードで、”実際に起こった・・・・・”事件をモチーフにしたテロップが流れるところから、物語は始まる。ー

■愚かしき男達
1.借金をチャラにしようと、自ら企てた狂言誘拐により、結局は妻ジーンは殺され、自らも逮捕される、ディーラーの営業部長ジェリー・ランディガード(ウイリアム・H・メイシー)。
 ー 自分の企てとは違い、殺人事件にまで発展してしまう事態にオロオロしている姿が、滑稽な程である。裕福で、ディーラーの社長である義父ウエイドにも軽んじられる理由が良く分かる、器の小さい男である。ー

2.ジェリーのディーラーで働く整備工、シェブから紹介されたチンピラ
 1)カール(スティーブ・ブシェミ:怪演であると思う。)の”小賢しく、全体的に変な顔”の、人間としての醜さ。

 2)ゲア:無口な大男。何を考えているのか分からず、直ぐに人を殺めるモンスター振りが強烈である。あのカールを粉砕機に頭から突っ込んでいるシーン。
 狂人であろう・・。

■二人を追い詰めていく妊婦の女性警官マージ・ガンダーソン
・夫のノームは優しく、Wベッドで仲良く寝ている姿。お腹の中には赤ちゃんがいる。
ー 明らかに、愚かしき上記の男達と対比して設定された人物である。ー

<マージが、ゲアをムース湖で足を撃ち、パトロールカーで護送するシーンで口にする言葉
 ”人生はもっと価値がある・・”
 ”理解できないわ・・”
 と、呟くシーンが印象的な作品である。>

◆フランシス・マクドーマンドさん
 3度目‼のアカデミー賞主演女優賞受賞おめでとうございます。
 到頭、ダニエル・デイ=ルイスに並びましたね!
 凄いなあ・・。

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NOBU

4.0ショッキングな実話

2021年4月17日
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というのは嘘なんかい!w
サスペンスになってるわけでもなく歯車の狂い出す凄惨な事件を淡々と追うだけだが、見せる作りになってて感心

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マルボロマン

4.5実話ベース(実話とは言ってない)

2020年12月4日
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鑑賞方法:VOD

超久しぶりに見たけど、やっぱり面白い。

劇中で起きてることの凄惨さと、ほのぼのと田舎くさい雰囲気のギャップとか。
登場人物のみんながちょっとズレてたり、意図と違う方向に転がりはじめる計画とか。

よく出来た与太話を良い感じの映画に仕上げたような作品だと思う。

ともあれ、あの寒々とした風景が僕の地元と重なるし、
コーエン作品では『ビッグ・リボウスキ』か本作かってくらい好きだなあ。

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mar

3.0独特な空気感

2020年11月8日
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鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

難しい

凄惨な出来事が続いていくのだが、シリアス過ぎず適度にユーモアを仕込んでいる為、どこか滑稽な事件にも思える。

おもしろい、とは表現しづらいが独特な空気感で入りこまされる作品ではあった

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tiso jack

3.5Oh, yeah

2020年8月1日
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鑑賞方法:VOD

笑える

単純

偽装誘拐だけのはずが殺人にまで発展するため、シリアスなサスペンスかなと思ったら、大した緊迫感もなくゆったりと進んでいく。
その中で、なんか話が噛み合わない、ずれている魅力的な登場人物にクスッと笑ってしまう。

偽装誘拐を計画したジェリー。やることなす事全部裏目にでて情けないなぁと同情した笑。
事件を捜査する妊婦警官マージ。今作唯一の良心を持つ人物。だけどなんかゆるい、観てて和む。Oh, yeahばっか言ってたからか笑。
偽装誘拐をしたカールとゲア。
カールはたいして可愛くない女性にもとにかく変な顔と言われる。ゲアに逆らえない小物感。裸でソファーに吹っ飛ばされるシーンが面白かった。
ゲアは事態を悪化させる天才。カールはなぜこんな奴と組んだのか笑。

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いたかわ

3.0コーエン兄弟作品の中では少し物足りない感じ

2020年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

妻を誘拐させて義父に身代金を払わせ、それを犯人と山分けしようとした男。誘拐犯のミスでどんどん悪い方向に向かっていき、逮捕される。シンプルなストーリーなんだが、映像的にコーエン兄弟独特の突き放したような感じがあり、どこかコミカルでもある。

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菜野 灯