博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのレビュー・感想・評価

全51件中、21~40件目を表示

4.0初見

2022年1月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

こんな映画だったんだ。

今でも怖い

コメントする (0件)
共感した! 1件)
昔から映画好き

5.0これはわかり易い世紀の傑作です

2021年11月14日
PCから投稿

キューブ君だからどうせまた訳わかんないんだろうと敬遠しててやっと観たら、テーマも風刺も直球過ぎて、全くわかり易くて驚きです。
冗談と皮肉のじゅうたん爆撃ですが、パットン将軍とクルーゾー警部のトチ狂った演技は圧倒的であっけにとられます。
キューブ君お得意の生活感ゼロの無機質な装置に、計算されたキッチリ構図、人をバカにしたジョニー帰還の行進曲、監督の上から目線と冗談に見せかけた底意地の悪さが完全に成功しました。 パチパチパチ

コメントする (0件)
共感した! 1件)
越後屋

5.0この作品以上の映画はできないと思える、笑えて背筋が凍る、最上級の風刺劇!!

2021年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

知的

人間の狂気、愚かさと機械化の危うさをこんな風にあぶりだすとは!

ん、でも今の国会・議員動静をみていると「風刺?現状?」と迷ってしまう。
こういう人々に私達の運命・未来を握られているのかと思うと、心の底からぞっとする。
でも選挙で当選させてしまっているのは私達なのだけれど(@_@;)。

冷戦時代を皮肉ったブラックコメディ。でも”冷戦時代”の話と言い切れるのか?

間違って発令された原爆投下指令。事態を阻止しようとする人々。
と書くと、多くのSF・スパイ映画で繰り返し取り上げられたストーリーなんだけど…。
この映画ほど、笑えてかつ不気味な映画はあるだろうか?

セラーズ氏やスコット氏の怪演に圧倒されてしまい途中から思考が停止する。
 映画として見事。こだわりのキューブリック監督と聞くが、さもありなん。
 台本だけを読めば本当にドタバタ喜劇。だけど、この場面の画をこういう構図にするか、こういう間(テンポ)や場面の切り替えで見せるか。ここにこのバックミュージックを入れるか。二重三重の懸け言葉的な構造をしつらえる(わざわざ「これはフィクションです」といれる反語的な誂え)。
 空軍基地では、狂った命令が進行してんやわんやなはずなのに、それを阻止しようとする大佐の表情、あまり抑揚のない言いまわし。風貌はチャップリンの『独裁者』を想わせる。
 迷走する会議室では、アクの濃いキャラが異常な発想を喚き散らす中、進行する最高指導者同士のなんじゃこりゃの会話。
 作戦実行隊員たちの、懐疑的、困っちゃったなあという会話から、妙にハイテンションになっていく様。有名なロデオのシーン。
 奇抜なんだけど、絶妙に挟まれるリアリティのある、隣のオジサン的な日常会話。
 設定は奇抜だが「あるある感」満載の、役者はまじめにやっているのに笑いを誘うコント的な場面が続くが、役者の迫力が違う。そういうコント的な場面が続くのに、へたなスパイ映画よりもハラハラさせる展開。そしてバックミュージックのおかげで、時にその場面を妙に客観的に眺めさせられることによって、じわじわと拡がるすぐそこにある不安と焦り、恐怖。
 映画の中だけでのバカ騒ぎに思えなくなってくる。他の似た題材の映画なら、映画館から出た時には「あれはしょせん映画の中の話」と収められるのに。
 これらをすべて計算してやっているのだろう。なんという監督なんだ!。

邦題は、直訳すると微妙に違って誤訳とする向きもあるし、マッドサイエンティストは主役じゃないから変だという方もいらっしゃる。
 けれど、映画を観終わって改めて邦題を読むと、シュールな映画のエッセンスを切り取った、これ以外にはない題だと思う。そう、なんだかんだいって原爆・水爆に関わることに異常な愛情を捧げている人々のドタバタ劇(そしてそれを危険視しながらもどこかで頼りにしてしまっている我々への皮肉)。

異常なのは博士だけ?将軍だけ?
映画の中で繰り広げられる茶番としたいけど、背筋が寒くなってくる…。

有名なラスト。「また逢いましょう」は甘くけだるく…。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
とみいじょん

0.5まったく合わなかった

2021年1月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

モノクロのせいか登場人物の見分けがつかず、話に入り込めなかった。
単調な会話劇に眠気を誘われ休憩を取ったが、それでも尚眠くなる映画だった。残念。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
tiso jack

2.0キューブリック多彩だわぁ

2020年10月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

米ソ冷戦をコミカルに描き、核の脅威を問題提起した作品なんだろうけど、テーマがテーマなだけにあまり楽しめなかったなぁ。キューブリック監督は大好き。「シャイニング」や「時計じかけのオレンジ」の方が分かりやすくて楽しかったかな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
movie freaks

4.0スタンリーキューブリックの隠れた名作

2020年4月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

空軍司令官が突如核攻撃の命令を独断で出したことによってとんでもない事態へと進んでいく話。
.
この映画作られた時代ちょうど、アメリカとソ連が冷戦中で、お互い核兵器持ってるから手出すなよ!みたいな状況がずっと続いてた時。
.
だからこの映画みたいな事がほんとに起きてたとしてもおかしくはないわけで、笑えるんだけど呑気に笑ってていいのかってちょっと怖くなる。
.
後から知ったんだけど、おかしな妄想によって独断で核攻撃の司令を出した司令官と、兵器に詳しいおかしな博士同じ人が演じてる。
.
どっちもクレイジーなんだけど、全く違う雰囲気で演技がとにかくすごいんよね。
.
白黒だけど普通に見やすくて面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
せつこん

4.5人類滅亡のスイッチを押すのは人間かロボットか

2020年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

語り継がれる名作として何度か名前を聞いたことがあった「博士の異常な愛情」。ようやく鑑賞できました。

核兵器という人類史上最凶最悪の発明品を巡る様々な思想が織り成すブラックコメディ。敵の攻撃に報復として放たれた核攻撃が世界を滅ぼすかもしれない。人類滅亡のスイッチを押せる人間はいるのだろうか。

日本を代表するゲーム監督である小島秀夫氏も大いに影響を受けている今作、「メタルギアソリッド ピースウォーカー」というゲームのテーマがまさに「博士の異常な愛情」で描かれていた核の抑止力なのです。ゲームにおいてとあるキャラクターは「報復として核を撃てる人間はいない」という考えの元、それを証明するために様々な作戦を実行に移します。

この映画の公開の前年には米ソが核戦争になりかけた事件「キューバ危機」があり、アメリカが核の恐怖を味わいました。その恐怖も冷めないタイミングで公開されたセンセーショナルな今作。この作品が今日まで語り継がれる名作になったのは、このタイミングの良さもあると思います。

核の恐怖の中、人々はどのように行動するのか。極限状態での人間の心理もしっかり描かれていて、尚且つ「核兵器による抑止力」に対する問題提起にもなっていて、今の時代の人間が見ても面白い作品であったと思います。

オススメです!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
といぼ:レビューが長い人

3.0やっぱり、コメディなんだよね?

2019年10月28日
PCから投稿

自分にはあまりにも深刻なことを本当に間抜けにふざけて決めていて、それがコメディだと理解するのに時間がかかった。
この映画、難易度が高いのかさえも分からぬほど、難解である。如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか、まるで分らぬ。

キューブリックが天才なのは、分かった。
あの会議のシーン、シンゴジラ思い出した。てか全体的に似てるかな。

映画って何をもって評価するかって本当にわからない部分だけど、それでも時計じかけのオレンジ撮ってる人がこういう映画も作ってるって最高に面白いよね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
JYARI

5.0過度のストレス下に置かれた人間の狂気が本当のテーマ

2018年5月29日
Androidアプリから投稿

1962年のキューバ危機は核戦争一歩手前に行った
本当に核戦争が明日にも起こると覚悟した日が有ったのだ
死の恐怖への興奮が本作を産んだ
その興奮は狂気の形としてブラックユーモアの喜劇として形を成したのが本作だ
偶発核戦争の危険を具体的に告発するものではない
怖かった、忘れられない恐怖だったと
核戦争を巻き起こすのは狂気しかないはずだと
人類は狂気に巻き込まれることなく冷静になれとのメッセージ
それが本作だ

キューブリック監督は皮肉を効かせて見事にテーマを際立たせて見せてくれる

だが、そこまでの映画だ
非現実的な世界破壊兵器を持ち出して思考停止するのだ
つまり人間の狂気がテーマなのだ
偶発核戦争はそのための舞台にしか過ぎない
過度なストレスの末に狂気に至る物語として観るなら一級品の名作だろう

誰もが正しく、誰もが正気で、最高の知能で考え抜かれた仕組みであっても、それ故に逆に破滅への歯車を誰も止められない恐ろしさ
それをみたいのなら、シドニールメット監督の未知への飛行を観るべきだろう

コメントする (0件)
共感した! 3件)
あき240

4.5未だ力強い名作

2018年5月28日
PCから投稿

怖い

知的

萌える

普通の映画のような人間ドラマ的なものは排除され、危機対策だけで物語が展開していくのだが・・・
演出が力強くグイグイと物語に引き釣り込まれた。
これは、むか~し一回見た作品。当時は凄いと思った。そして今見てもかなりの作品だと感じた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
タンバラライ

3.5ブラックユーモア、シュール作品であって、 爆笑するような笑いどころ...

2018年5月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ブラックユーモア、シュール作品であって、
爆笑するような笑いどころはないけど何故か最後まで魅入ってしまった。
見終わってから一人三役であることを知ってもう一度見たけど別人に見えるピーター・セラーズの演技力すごい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
こめ

3.5核抑止論の脆弱性を説いたブラックコメディ

2018年5月8日
iPhoneアプリから投稿

偶然が重なり、本来抑止力であった核兵器による攻撃とその報復で米ソが滅亡するまでを示唆したブラックコメディ。
モノクロ映画ながら最後まで飽きずに楽しめた。

21世紀を生きている自分ですらとても他人事と割り切れず、薄ら寒さを感じてしまったクライマックス。
冷戦時代真っ只中の1964年に作られたことから想像するに、劇場公開当時このブラックコメディを笑って見れた人間は殆どいなかっただろう。

全編に流れるシニカルさと痛烈な社会批判の姿勢はキューブリックならではという他ない。
核攻撃後の地下シェルターでの生活を雄弁に語るストレンジラブの狂人っぷりも印象的だ。

核攻撃のボタンを押すのは人間には荷が重すぎるし、何より不確実性が伴う。
ならば自動報復システムにしよう…という発想は現代にも通じる問題だ。

「映画はフィクションであり、現実には起こりえない」
このテロップが意味するのはむしろ逆で、キューブリックは
「現実はノンフィクションであり、実際にも起こり得る」と言いたいんだろう。

シャイニングにおける「REDRUM」の文字と同じ。
映画とは現実の映し鏡なのだから。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ジョイ☮ JOY86式。

3.5正直笑いどころ良くわからなかったけど

2018年1月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

正直笑いどころが良くわからなかったけど、何だか最後まで魅入ってしまった。ブラックユーモアが瞬時に分かればとてもうなってしまう映画なのだろうな、ということはよく分かる。現実にはあり得ない、と冒頭にテロップで流れていたが、本当にそうだろうか?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Sheeta

3.5米ソの滑稽なやり取り

2017年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

ラスト付近のミサイル投下までが焦ったくてイライラしたがロデオ・カウボーイ状態での発射がカウボーイハット?テンガロンハット?小道具効果が抜群。

博士はナチ癖が治らない敬礼ポーズで三役演じた役柄がまるで別人に見えて気付かなかった!?

冷戦中にこのような内容の映画をコメディ色ってか皮肉交じりにコケにした感で撮るキューブリックは凄いが全体的に単調に観てしまった。

オープニング、落書きのような英字がセンスあって重そうな雰囲気を遊び心で軽くしてくれる。

軍人はやはり戦争したくて堪らないんだなぁ!?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
万年 東一

3.0文系映画

2016年10月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

正直全然わからなかったです!笑
もうちょっと歴史に通じてたり、政治的考えがあったりしたらもっと楽しめたかな。
夜に酒飲みながら観たら最高な類の映画だがわからないと自分のように酔っ払って寝てしまうので集中して観てください笑。
どこで笑えばいいのかわからない感がブラックユーモアっぽかった。キューブリックだからって構えて観ると逆にダメかも普通に考えてこれはおかしいだろうって冷静に観てみると面白さがわかるかも?
最後博士がプルプルしながら歩けます!!!って叫んでたのが一番面白いと思ってしまった自分は心が汚れているのか普通のことなのか、自分の人間性を疑わせる映画笑。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
オレ

4.0この風刺、核を落とされた日本人のこの絶賛っぷりはなんともとっても複雑な気もするんですよね

2016年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

キューブリックwktk
オチはパッケージの裏に書いてありましたw
そこからどうするじゃなくてそれでおしまい
だから全く話を知らない人は裏読んじゃだめ
そしてユーモアであってコメディじゃないよ
リッパー将軍のフルネームがジャック・リッパーだったりねwすごい名前w
まぁ彼は基地内の基地外とされています
そしてなにより一番の見どころは

ピーター・セラーズの一人三役!!!!!!!

これは鳥肌物◇
知らずに観終わっちゃった人は絶対にもう一度みるべき
天才、よりも奇才、もしくは鬼才
そしてこれは、白黒作品なのでキューブリック独特の色彩観がみれなくて残念
理由は諸説あげられますが、B52との兼ね合い説が一番有力なところでしょうか
あと、B52のBGMのジョニーが凱旋するとき
いいですね、
大好きです
でもね、
映画はほんとにすばらしいです、ほんとに。
キューブリックは神だと思ってます

   …けど
この風刺、核を落とされた日本人のこの絶賛っぷりは
なんともとっても複雑な気もするんですよね

イギリス映画
監督 スタンリー・キューブリック
出演 ピーター・セラーズ
  ジョージ・C・スコット

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うえあおい

3.0●シュールなブラックコメディ

2016年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

相変わらずぶっ飛んでる。東西冷戦の最中にこんな映画つくるなんて。逆にいえば、冷戦中だからなのだろうけど。冒頭の字幕「ありえません」の文章は脚色なのか、お咎めなのか。まあ脚色だろうけれど。

ピーター・セラーズが英軍大佐マンドレイク、マフリー米大統領、ストレンジラブ博士の3役を見事に演じる。
核戦争の指令が発動されたら、取り返しがつかないことを如実に描く。軍部の暴走。不測の事態。こんな緊張状態続けてると、エライことになるよというブラック・コメディだ。博士は、あれ、ナチなんだろね。
爆発シーンには、お決まりのユルい音楽が流れる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うり坊033

4.0見事な風刺映画

2016年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

怖い

本当にいそう、本当にありそう、本当におきそう。その絶妙なバランスの中で、起きてしまう破滅への道。滑稽でいて説得力がある。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
佐ぶ

4.0Ridiculously long title

2016年3月15日
iPhoneアプリから投稿

These days I started watching Kubrick films and heard from people such as film critics that most of his films are really weird but brilliant , which makes me watch them , I watched Clockwork orange first and not bad and his film that I watched at last was "Dr Strangelove or : How I learned to stop Worrying and Love the bomb" it's about a struggle between the United States Air Force and Soviet Union , it takes passing shots at numerous Cold War attitudes so lots of black humour are cracked in the film against the war Well the ending would make us think it over a little but actually there was an alternative ending ... one was scrapped due to ... I don't wanna spoil the story , just try to watch it at least once !!! Hope you guys will enjoy it :-)

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Bond Showgo

4.0絶妙なジョーク?

2016年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

あんまりにも長いタイトルでいままでなんとなく敬遠していたけど、
深夜テレビでしていたので見てみたら非常におもしろかったです…!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
とば