2001年宇宙の旅のレビュー・感想・評価
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IMAX版
最早この作品が50周年という古い作品であろうとも、
いくら映像CG技術が上がろうとも、
この映像体験を超える作品を製作する事は不可能でしょう!
この作品程大きなスクリーンで観る意味がある作品を私は知らない!
ノーラン監督が監修した70mmアン・レストア版の日本公開チケットが、
販売と同時に即完売という事態に落胆していたところに、
このIMAX版日本公開決定というニュースが!
歓喜乱舞して公開日を待っていました!
70mmアン・レストア版との違いは、フィルムとデジタル、
レストア作業無しとレストアして色調補正や傷修正等をしたモノ、
6ch(5ch+モノラル)と12chデジタルステレオ(劇場による)と、
IMAXの方が良い事尽くめ!因みにスクリーンの大きさも、
70mm版の日本公開劇場は4.60×9.70mという微妙な大きさで、
IMAXの方がでかいサイズで鑑賞出来るのでした!
上映方式もどちらも公開当時そのまま、
overture(序曲)、Intermission(休憩)、終映後の音楽まで有り。
日本のIMAXは実はアメリカに比べるとそんなに大きくない。
しかもシネマスコープになると、家庭用のモニターと同じで
上下に黒帯が付いてしまうという・・・(-_-;)
欲を言えば本場アメリカのIMAXのでかいスクリーンで観たかった!
でも、今日本でこれ以上の環境で鑑賞する事は不可能!
2週間の限定公開なので、
家庭の小さなモニターでしか観た事のない人は、
この機会に(公開終了したが、もしまた劇場公開されたら)
絶対に観に行って映像体験をしてほしい!
凄い映画。でもとてもスローテンポ
非常に有名な映画だったので、観てみました。
序盤30分間に渡って猿の映像が流れた時点でこの映画は只者じゃないぞと思いましたが、強烈な知的センスによって作られた作品でした。
まず公開年が1968年なのに、宇宙ステーションやらAIやらが2001年のものですと言われて全然違和感がない。
40年後の未来をこんなにリアルにイメージできるものなのか?
まだ人類が月にも行ってない時に。
衝撃的ではありますが、個人的には楽しめませんでした。
理由は全体的なテンポの遅さ。
無音の中、宇宙船がノロノロとステーションに接続するシーンが数分。
アベンジャーズなら10秒で終わるシーンだよとナンセンスな比較をしながら観ていました。
ラストシーンはやはりよくわからなかったので、色んな方の考察やレビューを見させていただきました。
宇宙をテーマにした作品というよりも、人類の進化をテーマにした作品だったのかなと思います。
ゼログラビティの仲間ではなく、火の鳥に近いのかもしれません。
真我
言わずと知れた、未だに全てのSF映画の最高峰。私はこれを小学生の時に映画館で観ている。久々にDVDで鑑賞。見る度に感じ方が違うからすごい。
モノリスによって進化した猿人が自我とエゴを手にして以来、人類は加速度的に進歩した。人類が生み出した究極のハルも、自己保存という自我とエゴによって暴走する。
思考に支配された知性の先にあるものは所詮エゴなのか。
三次元と四次元の間に存在するボーマン(人類)の意識が、高次元へ旅することはまさに「悟り」と言える。
完全に調和した宇宙には、それぞれに適した空間が用意されている。そこは快適で静かで穏やかだが、まるで「死」の世界。
だからこそ、そこの住人(かぐや姫もそう)は、生きとし生けるものが輝くこの不完全な世界(地球)を味わいたいと願うようだ。
ワクワクするような青い地球はスターチャイルドの最高の玩具みたいだ。
地球上では肉体というモビールスーツを着ることによって思考と感情(自我とエゴ)が肥大化し、真我が隠れてしまっている。しかし本来、我々はスターチャイルド。完全なる宇宙から生まれた真我の存在なのだ。
モノリスは高次元の木星と交信しながら、異次元移動する乗り物なのか?進化を促す道先案内人なのか?何にせよ、モノリスに触れると木星にアクセスできる。
地球環境が崖っぷちの危機に直面し、人類に進化が迫られる『今』。高次元の意識へのアクセスを体験できる、この名作の再登場か必要だと感じた。
劇場で見るのが醍醐味
No. 1トリップSF映画
普段あらすじから書くんですが今作に関しては無理です笑。
おそらく何度見返してもこの圧倒的な世界観と映像表現に口はあんぐり、目はトロリで最後まで記憶持ち続けられないんだろうなと思ってしまう今作笑。
また複数回見返す度にセリフが減っている気がする錯覚に陥り、ここまでセリフ無しで作品が成り立つこともすごいと思わせてくれる。
50周年を記念した2018年、まさかのIMAX上映を拝むことができて、死ぬまでに映画館で観たい作品リスト(キューブリック作品ほぼ全作笑)が一つ減らすことができて感無量だった。
もちろん前述の通り、HAL停止以降のあの映像群を前にして完全に意識を削がれ、半白目の失神手前の感覚で観てしまい、逆に気持ち良かったのは何にも代え難い経験だと思っている笑。
2014年11月09日(日)1回目
2018年10月26日(金)2回目@TOHO日比谷 50周年記念IMAX上映
小さい頃モノリスのような物を見たような気がする。空に浮かぶ長方形の...
音と映像体験
カップヌードルのCMの曲のアレ
今観てもそれなりに凄い
今、偉大なる古典にして始祖
レビュー
凄い映画があるもんだ
CGがまだなかった時代の映画とは思えません。
映像の表現がとにかく凄い。音楽もクラッシックが用いられ、映像と相まって独特の世界観を醸しています。
ストーリーは頭で考えると?でしょう。
視覚と聴覚、音がもたらす振動で感じとる映画だと思いました。
様々なSF映画が影響を受けているのがよくよく分かりました。今まで知らなかったのが残念。
いえ、この映画に影響を受けたと思われる
様々な映画を観てから観たからこそ、そのメッセージを何となくですが受け取れたのかもしれません。
想像を越える人類の進化。
モノリスは、五次元の存在。
時間を非線形に捉えていて、人間を次のステージへと進化させる存在。
インターステラーでいう未来の人間。
メッセージでいう知的生命体。
AIが成熟する危険性。
HALが感情を持ち、意思を持つ。
近年よく映画のテーマとされていますが、50年も前にこのような予見をしていたということに驚くばかり。
それから、表現は自由。
既成概念に捕らわれることがいかに不毛かを感じさせられました。
制作50周年特別企画。
たった2週間の期間限定上映。
凄い映画に出会わせて頂きました。
物凄いものを見てしまった
映画史に残る名作、劇場鑑賞のチャンス!
何回見ても難解っておやじギャグ出る作品。 お猿時代の件はIMAXで...
名作は年を取らない
久しぶりに・・いやこの前映画館で観たのは、何年前になるのでしょうか。
何度観ても飽きません。
今回はIMAX版での鑑賞となり、確かに映像と音が、今までと違っていましたが、地球や月のアップシーンは、写真を使ってアップにしているように見えました。
今はCGで処理をするので、星は細部まで綺麗に見えるのですが、半世紀前の作品なので、仕方ないですかね。
そこだけ気になりました。
70mmフィルム版も観たかったのですが、さすがに九州から東京まで行く訳に行かず、ただただ残念でした。
しかし何度観ても、オープニングは素晴らしいの一言です。
ツァラトゥストラはかく語りきの曲に合わせ、タイトルの文字がバーン!と出るところは、カッコいい!の一言です。
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