2001年宇宙の旅のレビュー・感想・評価
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IMAXで体感できる幸せ
館内照明が点灯した状態で虚無を表した重低音が響き渡り、消灯してからのMGMロゴ。
そしてスクリーンいっぱいに映された地球と月をバックに「ツァラトゥストラはかく語りき」が大音量高音質で流れる。
ここまでの演出で既に涙が出そうなほど感動している自分がいた。
更に、劇場公開時同様に15分のインターミッションまで実際に設けられるというこだわりよう。
いやぁ、映画って良いものですね。
キューブリックを映画館(IMAX)で感じるチャンス
まずは、すごいの一言に尽きる。
オープニングのタイトル画面だけでも、お金払って見たい。
タイトルから、私が想像したものとはかけ離れた内容(いい意味で)
キーワード↓
人類の起源、生命体、宇宙、AI、人間、ヒト。
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キューブリック
50年前(1968年)に見てたら、もっとワクワクしたんだろうなー。
木星にいる生命体に、
近代的な宇宙船に、
天才キューブリックを映画館(IMAX)で感じてみてはいかがでしょうか。
私は、もう一度、足を運ぶ予定です。
SF映画の原点、そしてこの映画を超えられない理由
長い時を経てとうとう公開されました。
とても楽しみにしていた分少しだけ不満が、
冒頭の画面でなぜ館内を消灯しないのかだけでした。あの冒頭の真っ暗な画面でなぜ音楽だけが流れているかその真意を解っていれば!消灯するでしょう!!ねぇ!!(笑)
IMAXという環境を得て更に迫力が増しています。これこそ映画に潜入しているかの様などデカイ音量で『2001年 宇宙の旅』を満喫できます。
あの頭を抱える様な音量、正に体験です。
まず評価の点ですが、まずは映画の意味を理解できるまで、見て、また考える必要があります。
そして!その意味を理解した時にあなたは感激するのです!!
なぜここまで説明がナレーションがないのか、
それは洗練された内容だからこそ、あえて
あ!え!て!抜いてしまったのです。
監督自らの判断でこの映画には野暮な説明など要らない。そんな自身があったのです!
無論、最初に見られた方は呆然としたでしょう。
あの冒頭のわけのわからない無の時間、いえ!意味が解ってからは無ではないと解ります。寧ろ感激、感嘆、畏怖などの感情が込み上げてくるでしょう。
だって今あなたの目の前に、あるんですから…。
なによりまだ月に人がいってもいない時に作られた映像に、当時の人はピンと来なかったでしょう。
これがいかに驚愕な事かわかりますか?
今SF物がありあふれている世の中では当たり前な内容です、宇宙飛行、ロケット、コンピューター、冬眠計画、違うんです!観点を変えて見てください!この映画がSF映画の原点なのです!この映画よりも前の作品が存在しなかったのです。今のSF物の多くは、この映画の影響を受けていると断言できます。
だからこそSF物ではこの映画を越えるものはないのです。スタンリーキューブリックのリアルを求める姿勢の究極がこの映画には詰まっています。
時を越えて復刻され、あのIMAXの画面だからこそわかる明瞭かつ繊細な映像!終始圧倒されました。
ここまで読んでくださっているあなた!!
もし、まだこの映画を観ていないなら必ず見るべきです。そして意味が解ってから最低2度以上観るべきです!もうこんな映画をこの迫力のある環境で観れる機会はないですよ!
私は時間がある限り、この放映されている映画を観に行きます!
2001年宇宙の旅 IMAX版
2001年のリバイバルのときから17ぶりに映画館で観ました。映画館のスクリーンで観るとやはり迫る物があります。それがIMAX版だとなおさらです。ただし場面によっては画面の粗さがでてしまう所も有りましたがそれでもこの映画は素晴らしく、50年経っても 様々な作品に影響を与え続けるだけの魅力が有ります。(一つ言えば50周年記念だからそのIMAX版のパンフ出して欲しかった)
何度か観てますが、映画館で始めて鑑賞。しかもIMAXの大画面! 改...
何度か観てますが、映画館で始めて鑑賞。しかもIMAXの大画面!
改めて凄い映画、かつ芸術作品だと感じました。
終盤のスターゲートのシーンが、テレビ画面とは比較にならない素晴らしさ。
難解なストーリーに賛否有りますが、解説読んで、回数重ねるほど評価が高くなる作品です。
IMAXで観れてよかった!
まあ、なんと言っても音楽と映像の美が生み出す芸術的な作品であることは、まず間違いない。どこを切り取っても一枚の絵画のような美しいカット。それに優雅で壮大な音楽が付く事で、最高の芸術品となっている。
50年前に作られたとは思えない、宇宙の精密な描かれ方。CGが多用される今でも尚、この映画に肩を並べられるものがどれだけあるだろうか。
内容は多くの人に考察され諸説あるが、とりあえず素晴らしい宇宙の旅を体験できた事に変わりはない。
この機会を逃すのはあまりにも勿体ない‼️
昔流行ったクイズ。
HALの名前の由来知ってる?
答え…IBMのひとつ前のアルファベットを並べた。
1964年 東京オリンピック(戦後わずか20年‼︎)
1968年 2001年宇宙の旅
1969年 アポロ月面着陸
と歴史的偉業と並べて語られても違和感を覚える人の方が少ないほどの作品。
アポロ月面着陸は捏造だと信じる人たちの根拠のひとつにこの映画の中で極秘裏に政府がスタンリー・キューブリックにNASA用の映像を作らせた、というのがあるほどですから、そのクオリティーの高さを是非劇場で確かめていただきたい。
今、アイマックスの大画面と高音質で再び鑑賞出来る…そのことだけでも大興奮‼️
昔、『ぴあテンもあテン』や『はみだしユーとぴあ』などにハマっていた世代の方は冒頭の〝ツァラトゥストラかく語りき〟を聴き終わった時には涙が滲んでいると思います。ヒトザルの放った骨から〝美しき青きドナウ〟が一段落する頃には並の映画1本分の情感を使い切ってしまいます。
でも、ちゃんと休憩があるので、最後まで見届けるのには影響ないのでご安心のほど。
勿論、昔を知らず郷愁の念など無い若い世代の方にも是非体験していただきたい。現代のSF作品……スターウォーズ、インターステラー、エイリアンなど名だたる作品の多くが何らかの影響を受け、或いはオマージュを捧げていることが分かります。
それでいて、今もなお古臭さを感じさせない普遍性を宿している。
上映期間がいつまでか分かりませんが、この機会を逃すのはあまりに勿体ないと思い、投稿しました。
IMAXで見たけどちょっと酔った ワーク激しくないのになんでと思っ...
IMAXで見たけどちょっと酔った
ワーク激しくないのになんでと思ったらISSとか木星探査船内のカットがゆっくり回ってるからなのかも
アクションシーンのある映画をIMAXで見たらどうなるんだろう?っていうのが気になった
これがキューブリック
思っていた通り、初見では理解が追いつかない。。。最初と最後でモヤモヤ。結局HAL9000は、救いの手だったのかな。
手法とかは、色んな作品のプロトタイプなのかあなぁって思いました。
やはり普遍的な
マトモに映画館で観るのは初めて。我ながら意外だが。
悠揚迫らざる語り口でやはり現代の映画とは違うと思わせられるが、テーマは普遍的。というかこの辺りから始まった問いか?
人間を形作るものはなにか?人工知能と人間の境界は?知能とは?道具の行き着く先は?
オープニングの月・地球・太陽が一直線に並ぶシークエンスから、完璧な映画を作るのだ、というキューブリックの意気込みを感じさせるし、それは前半までで頂点を迎える。
でも「木星と無限の彼方」以降はどうなんだろうなぁ…
シャイニングみがあるかな…
IMAXの画質が酷い
2001年宇宙の旅のIMAX上映を見ましたが、画質は35ミリフィルム版よりはるかに悪く、音量ばかりが異常に大きくガッカリさせられた。40年ほど前に70ミリ上映のシネラマ館で観たときの鮮明さや3D映画と見紛うばかりの立体感は全く無く、背景の星空もテレビ並みのぼやけた画質でこれが本当にIMAXなのかと思った。70ミリのシネラマ上映では回転する宇宙ステーションをカメラがすり抜けて行く場面や宇宙飛行士が8角形の倉庫を抜けてポッドベイへ向かう場面、最後のスターゲートを抜けてゆくシーンなど観客からウォーッと歓声が上がるぐらいの生々しい立体感があったが、今回のIMAX上映では、ぼやけた映像を視野いっぱいに見せられた不快な印象しか残らなかった。70ミリフィルム上映とデジタル上映の差に愕然とさせられた。これなら自宅のテレビでブルーレイを鑑賞している方が良かったと思わせる様な内容だった。フィルム上映がほとんど不可能になった現在では、70ミりでシネラマ上映用に作られた2001年宇宙の旅のような映画本来の実力を味わうことができないのが本当に残念。公開から50周年とのことですが、技術ははるかに進んだのに現在の若い世代の人達が昔の映画の素晴らしさを堪能できない様な現状に疑問を感じる体験でした。
IMAXにて鑑賞
ダァーン……ダァーン……ダァーン……
ダ ダアア!!!!
約10年振り、人生3度目の鑑賞。もろちん劇場では初。そういやこんな映画だったね。
中身については語り尽くされてるからいいとして、2018年にもなって「2001年」のレビュー読んでるようなモノ好き諸兄は
絶対に爆音大画面のIMAX版観といた方がいいよ。冥土の土産に。マジで。
逆説的なアプローチ
スタンリーキューブリックの映画は、一筋縄ではいかない。特に、この2001年宇宙の旅は、数百万年も前の未知の物体を月で発見しすることによって、自分たちは何処から来たのかという命題を暗示しながら、コンピュータHALが最も人間らしく描かれるという逆説的なアプローチをとって、観るものを惑わせる。
エンディングに向けて描かれる宇宙空間のガスは、さしずめ女性の胎内のように描かれ、死と生が繰り返されていくという宗教的な場面もある。また、胎児の瞳が宇宙を見透すシーンは、何を意味してるのか、逡巡させられる。
科学的裏付けを元にデザインされた木星探査船やポッドも圧巻だ。
しかし、この中で、もっとも未来科学的で、且つ、もっとも人間らしく描かれるのは、コンピュータのHALだ。HALは、ミスをしない最先端のコンピュータで、人間のように思考し、人間とコミュニケーションを取る人工知能を搭載している。そして、人間のように畏れ、不安にもなる。
HALが「普通とは異なる準備プロセスを、あなた達クルーは、おかしいと感じませんでしたか?」と問いかける。HAL自身がミッションに不安なのだ。そして、おそらく、その不安が高じて判断ミスを犯してしまい、ミスを理由に回路を切断されそうだと感じると反乱を起こし、そして、回路切断を目前に、停止されないことを請い願いながら、HALは、徐々に途絶えて行く。人間そのものだ。
実は、HALだけが、ミッションの本当の目的を知らされていた。それは、地球外生命の、然も、進んだ知性とのコンタクトで、人間の起源に迫るものかもしれないというのだ。HALは何を怖れたのだろうか。危険かどうかというより、目的もはっきり知らされないミッションに、疑問を抱かずに参加する人間に警鐘を鳴らしたかったのではないか、ある意味機械的に描写されるクルーに対して、人間らしく描かれるHALは、人は神の領域を犯してはならないという、畏怖に近い感情を抱いていたのではないか。
自分は何者で何処から来たのかという命題は、人間が創造しプログラミングしたHALにとっての命題でもあり、それを探ることへの疑問はHALを苦しめた。ブレードランナーのレプリカントが苦悩する、自分たちは何者かという哲学的な問いをも想起させる。生に対する切望は、人間のもっとも人間らしい部分だ。
AIの時代、便利さを否定するのは困難だ。だが、過度な便利さを追求する前に、人間が人間らしくあることが、どういうことなのか、もう一度問うても良いのではないかと、改めて考えさせられる作品だった。哲学的、宗教的命題を軽んじるつもりもない。だが、もっと足元を照らしてみても良いのではないだろうか。
1968年度ベストムービー!
キューブリックを観た!IMAXで観た!『2001年宇宙の旅』を観た!とんでもなかった!長過ぎて途中で休憩があった!眠らずに済んだ!音楽怖かった!!!(笑)
*これほど想像力を駆りたてられる映画があるだろうか…。
*上映形式が、公開当時を再現しているそうです。
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