何がジェーンに起ったか?

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劇場公開日:

解説

かつてベビー・ジェーンという名で子役として活躍したジェーン。そして美しいスターだったが、事故で不具となったその姉ブランチ。年老いたふたりは古い屋敷で隠遁生活を送っていた。ジェーンは酒に溺れ、異常な行動を繰り返し、そのあげく体の不自由なブランチに暴力を振るうようになる。追い詰められていくブランチに、やがてジェーンは……? 女性を主人公にした映画でも数々の名作を残したロバート・アルドリッチ、その代表作とも呼べるサスペンス。ジェーン役のベティ・デイビスは鬼気迫る怪演。

1962年製作/134分/アメリカ
原題または英題:What Ever Happened to Baby Jane?
劇場公開日:1963年4月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第35回 アカデミー賞(1963年)

受賞

衣装デザイン賞(白黒) ノーマ・コッホ

ノミネート

女優賞 ベティ・デイビス
助演男優賞 ビクター・ブオノ
撮影賞(白黒) アーネスト・ホーラー
音響賞  

第20回 ゴールデングローブ賞(1963年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) ベティ・デイビス
最優秀助演男優賞 ビクター・ブオノ
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

3.0本物のダーク・サスペンスだ。

2024年11月24日
PCから投稿

模型だろうが動物の死骸などグロい描写があり、今では珍しくないが、高潔さが重んじられた公開当時は、よほど衝撃的だったろう。英国では当初、X指定を受けている。

主演の2人は人気が下降気味で、本作が復活作となった。また、実際に確執があり、撮影中も嫌がらせしあって、互いにケガや腰を痛めている。そんな中でも、主演の2人の強烈な熱演が、本作の価値を大いに高めている。

高ぶる狂気を熱演したベティ・デイヴィスと、受け手を巧みに演じたジョーン・クロフォードの、鬼気迫るプロ根性が凄い。グロテスクな描写を交え、血も凍るような形で、根深い嫉妬を描き切った、サイコ・スリラーの傑作だ。

全編を通じたおどろおどろしい雰囲気も良いし、憎悪、復讐、殺人、そして因果応報という、ヒッチコック風のスリラーとメロドラマ風の生々しさが融合した、本物のダーク・サスペンスだといえる。

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瀬戸口仁

4.0怖い女の怖い話に見えた

2024年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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ツネ

2.5いたって普通

2024年4月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

昔の作品だが今見てもあまり古臭いとは思わなかった、なにより妹の演技がやばい、そして見ていてむかついてくるしラストは悲しくさせられてしまう、この感情の揺さぶられる演技はすごかったが話に緊張感があまりなかったのがもったいない
もっと衝撃を求めてしまうのは目が肥えてしまったのか
鳥とねずみには生理的にやられたが

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まあ映画好

5.0【”血縁ある姉妹故の怨嗟の果てに起こった悲劇。”名子役だった妹が成長して姉に演者として追い越される中、芽生えた狂気をベティ・デイビスが物凄い演技で魅せる作品。今作は哀しきヒューマンドラマでもある。】

2023年12月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

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NOBU