となりのトトロのレビュー・感想・評価
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この体験は忘れない。いつまでも──
10年ぶりくらいに観賞。
当時観た時、まだ自分は幼かったのですが、今観てもワクワクが止まりません。
引っ越し先に現れたまっくろくろすけ、突然メイの前に現れたトトロ、村を駆け抜けるネコバス。
無邪気に楽しむサツキたちを見ていて、涙が止まりませんでした。
そして「日常に潜む非日常」っていうところが、身近に感じれて、より世界に入り込めます。
これからも『となりのトトロ』を忘れず、「無邪気に毎日を楽しみたいなぁ」と思います!
約30年前に親戚の子のために何度も金曜ロードショーをビデオで録画し...
約30年前に親戚の子のために何度も金曜ロードショーをビデオで録画しました。消しちゃったとかなくしたからとか、テレビ放映のたびに録画しました。そして一緒に観ること数え知れず。いつの間にか自分までセリフを覚え、ついに大好きになってしまった作品です。
サツキの父「そりゃあすごいぞ、お化け屋敷に住むのが、子供の時からお父さんの夢だったんだ。」
サツキの父を尊敬してたので、真似して自分は今お化け屋敷に住んでいます。
トトロはトロールですから、北欧の妖精をリスペクトしていると思います。
コマーシャルの無い放映は無理だからね。
トトロは良いと思います。
ジブリが凄い訳ではない。宮崎駿先生や高畑勲先生が凄いのであって、鈴○敏○はジブリの後継者を育成できなかったと感じます。
トトロはトロールですから、北欧の妖精をリスペクトしていると思います。しかし、トロールは本来やさしい者ではないようです。過酷な自然に立ち向かう弱い者たちを象徴しているようです。だから、このアニメが表現する『人を助ける様な立場の者たち』ではないという事です。でも、日本では、妖精をそう解釈しても良いと僕は思います。日本の地縛霊ってそういったものですからね。
郷愁へのいざない
個人的には宮崎駿作品の中で、風の谷のナウシカと同じくらい高い評価を与えたい映画。内容的にはトトロという非現実的な存在はあるものの、それ以外は特にこれと言ったドラマチックな展開はないが、ある程度の世代以上の人にとっては、今は無くなってしまったものへの郷愁を強く感じされてくれる、その点が素晴らしい映画だ。
家族で楽しめる代表作
調布シネマフェスティバルにて鑑賞。他の作品を見たいついでに、そして久しぶりのULTIRAシアターで観れるとの事でこの度チケットをついつい購入してしまった。
この作品の公開年にはまだ生まれていない。そして現在も含めあまり地上波のテレビを見ない環境で育ったこともあっておそらく地上波でトトロの放送の網も全部すり抜けてきたと思う。
おそらく見たのは小学生の時に授業で何回か観た以来となる。
ジブリは大人が見ても楽しめる作品が多い。もちろんこのトトロも同じく大人が見ても十分楽しい作品だと思うが、他の作品に比べると比較的子供向けの作品のように感じる。というのもジブリ特有の不気味なシーンが比較的少なく、トトロの可愛らしいキャラクター性、そしてストーリーも比較的ストレートな描写が多いと思う。
その為ジブリの数ある作品の中でも家族で見られる代表作だと思われる。
大人目線でみると、個人的にこの作品で特に好きなのはお父さんの存在かな。
彼自身も幼少期経験したかは分からないが、さつきやめいのトトロの話を否定せずそして受け入れる姿が非常に美しい。
常識で考えればありえない話を否定したり、バカにしたりするのではなく常に同じ視線にたって娘達と接する姿は親としてかっこいい姿だなぁと常々感じてしまった。
子供にしか見えない事、感じられない事、経験しかできない事…大人になるあり得ないと決めつけてしまう事…おそらくこの世の中にはたくさん存在すると思う。この作品をみるとだいぶ薄れてしまってきてる童心を擽られるとても優しい作品である。
今回は子供達が多く上映中も可愛い声があちらこちらで聞こえてきた。個人的には上にも書いた通りジブリ特有の不気味なシーンはないように感じだが、確かまっくろくろすけが家に潜んでたシーンやトトロの森をめいが侵入するシーンあたりで怖いなんていう子供達の声がちらほら聞こえた。
こういう声を聞くとどこか童心を擽られる。大人が多い中での劇場では体験できないとても貴重な時間であった。
昨年は確かラピュタを上映してた気がする。昨年はコロナ禍真っ只中であり、大多数が鑑賞することが予想されるシアターを控えてみる事はできなかった。
来年は今よりも世の中の状況が安心な世の中になる事を願い、またULTIRAの大迫力のスクリーン音響の下でジブリ作品を見られる事を期待したい。
今でもどこかにあると信じたい原風景!
"金曜ロードSHOW!" で久しぶりの鑑賞。
何度観たことか。ジブリ作品のレビューで毎回言ってる気がするけどあえてもっかい言うよ…何度観たことか!
何回観ても、また観たくなる。全く飽きない。何故なら名作だから。言うまでもないけれど、永遠普遍だから!
本作で描写されているような長閑な風景は、私の幼い頃はすでに、身近では殆どと言って良いほど失われてしまっていたので、野山を駆け回ったりした想い出は全くありません。
にも関わらず、日本人の本能とでも言いましょうか、DNAや心の奥底に刻みつけられているとでも言いましょうか、狂おしいほどの懐かしさを感じずにいられませんでした。
ノスタルジーの中に込められた現代文明への批判は、本当に身に詰まされました。自然がいっぱいの風景と共に失われようとしているものが、本作にはたくさん詰まっているなと改めて感じました。確かに無くなりつつあるのかもしれないけれど、それでもまだどこかにあると信じたい。
[以降の鑑賞記録]
2022/08/19:金曜ロードショー
※修正(2023/06/29)
初視聴
宮崎駿監督作品
オープニングの『さんぽ』からテンション上がります⤴
まっくろくろすけ💧
ちょっと恐くないですか?
ワサワサって💦
小さなトトロ、中トトロが逃げ足早いのが意外でした😃
観た事ないのに歌もキャラも知ってるってトトロの知名度凄くないですか?
今回、ネコバスの足が12本あった事が一番の衝撃でした✨
才能の芸術作品
感情も表現される良作
良い時代のファンタジー
日本的芸術
テイストが最高、田舎の郷土料理
原点回帰、本能、日本のルーツ
人との関わりかた(おばあちゃんとの会話、かんたとの関わりかた、家族関係性)
本能的にも理性的にも論理的にも贅沢な作品を堪能できる
「夢だけど夢じゃなかった」←最高のフレーズ
めいちゃんは天才だと今見て思うし、解る
エバンゲリオンはインスピレートされたのかもしれない(トトロの歯がエバに見えちゃった)
鞍馬対鴉の身体に種子を植え付けていた種子とととろがくれた種子が似ている
AKIRAの主人公にも似ている
姉妹、夫婦、親子、ご近所、助け合いが美しい
いつもさつきの立場で見ていた。
子供ながらにどれだけ背負っているのかと。
常にできることを精一杯して、妹の面倒を母親の分まで見て、家事をこなし、新しい学校にも早々に馴染む順応性、母に会いたい気持ち、母を心配する気持ちを自分自身もたくさん抱えているのに、それを表に出さずに、周りに心配をかけないよう張り詰めて、子供が子供でいられない環境の中で過ごしている。
だからこそ、母親の病状が崩れ、父親も仕事中にトラブルが起きると、動転して気落ちして、いっぱいいっぱいのコップが溢れるかのようにいっきに泣いてしまう。
子供の頃は、そんなに抱え込んでいる姉をよそに好き勝手しているめいが、幼すぎて、足手まといな存在として見ていたが、産後幼い子供と見たら、子供はめいの気持ちで見ているようで。お弁当を食べたいところや、オタマジャクシからどんぐり、ミニトトロへと興味の対象がどんどん変わり知らぬ間に遠くまで動き回っているところなど、幼児ならではの行動パターンがリアルに描かれている。
そして、子供の頃は気付かなかった、おとうさんの器の大きさ。元々民俗学者なので自然や日本古来の言い伝えなどには詳しいのだが、それを差し引いても子供達への気持ちに寄り添いながら、子供達が平常心を保てるように常にゆったりと接している。引っ越しして子供達だけと暮らすほどの妻の容態。シングルファザー状態で、気がかりな事、様々あるだろうに。家庭的で諭し上手で、博識で、心の余裕がある素敵なおとうさん。
トトロと名乗るシーン、子供の頃は自分も風を感じるかのごとく見ていたが、大人になると、あんなに口からの風を浴びて、口臭すごいのだろうかとか、気になる。歯は草食動物のような歯で、山の神だし生き物を食べたりはしていなさそうなのだが。。
カンタの不器用ながら男らしい優しさ、おばあちゃんの身内のように接してくれる優しさ、めいを探し回ってくれる近所の畑の人々、みんなが周りにも心を配りながら暮らす、首都圏ではなかなか見られなくなった日本の風景。
舞台となった昭和30年代の日本も、今も、日本人が美徳とする、我慢や忍耐、思慮深さや配慮の精神は令和となった現在も変わっていない気がする。だからこそ、令和になっても心に響く作品。
素晴らしかった
2歳の子供に誕生日のプレゼントでブルーレイを買っていた。まだ見るのは当分先だろうと思っていたら、テレビで放映していて「もっと見たい」というのでブルーレイで見せた。クライマックスの直前のメイがいなくなるところで眠くて見るのをやめてしまった。それでも1時間15分見ていた。翌日また見たいというので再生すると30分くらいで飽きてしまった。
かんたを見て「おまわりさんきた」と言っていた。学帽が警官みたいだからかな。そんなかんたが傘をさつきに渡して雨の中走っていくところや、さつきがめいを探してトトロに出会う場面、猫バスに乗るところなど、健気にがんばっていて泣けて仕方がない。
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