トップガンのレビュー・感想・評価
全220件中、81~100件目を表示
オープニングの撮影センスは鳥肌もの
1986年時点で、すでにこんな映像を撮っていたのかと驚くクオリティ。実際の戦闘機を映しているんだとしたら、その撮影技術もすばらしい。演出、演技よりもそちらの撮影技術、美術の方が驚いた。
しかし何が何でもオープニングの撮影センスは鳥肌が立つ。サントラとのマッチングもばっちり。望遠レンズで撮っているのか、圧縮効果があるし、黄金色の逆行で戦闘機の旗艦での準備シーンで、指の合図が映えて、めっちゃかっこいい。
トム・クルーズは若いなぁと思うし、やはりハンサムとはこのことかなと、正統派のハンサムガイ。昔TVで観たような記憶があるんだけど、いまさらあらためて観たのは、明日6/12に、36年ぶりに続編が制作されたトップガン マーベリックを映画館でみるため。還暦近くになったトム・クルーズがトップガンの教官として戻ってくる。かつて訓練中に殉死した親友の息子を教えることになるめぐり合わせ。生徒からの反発を受けながらも、生きていく様をみにいく。そして何より、戦闘機の空中戦がみもの。
F-14トムキャットが主役です。
撮影はミラマー海軍基地や原子力空母「レンジャー」で撮影されましたが、燃料費以外はタダそうです。
それでも製作費は1650万ドルだそうです。
F-14の燃料代は1時間で1万ドルだそうです。
トップガンパイロットの3人がF-14を操縦し、カメラで戦闘シーンを撮影したそうです。
しかし、全世界で3億5千万ドルも稼いだのだから大成功でしょう。
「TOP GUN」は、1969年3月3日、カリフォルニア州サンディエゴ近郊にある
ミラマー海軍航空基地で創設されたアメリカ海軍戦闘機兵器学校のことで実在の部隊です。
その目的は、性能の低い空対空ミサイルに頼り、撃墜対被撃墜比率(キルレシオ)が下がったので、失われつつあった空中戦闘技術を取り戻すための訓練する部隊です。
映画の冒頭では、以下のように説明れています。
1969年3月3日米海軍はトップ1%のパイロットのためにエリート学校を設立した。
目的は失われつつある空中戦の技術訓練、世界最高のパイロット学校の呼び名が「TOP GUN」です。
音楽バックに戦闘シーンが繰り広げられ同調してるところはマクロスに似ています。
マクロスのバルキリーの原型はF-14トムキャットですし、マクロスファンなら気に入る映画だと思います。
しかし、ドラマは三角関係ではありません。
ドラマ性もありますが、音楽バックにF-14トムキャットの発艦、着艦空中戦闘やタッチアンドゴーを楽しむ映画です。
タッチアンドゴーは、離陸、上昇、旋回、水平飛行、降下、着陸と航空機を操縦するにおいて全ての操作が含まれているため、操縦技術や無線技術などを習得する上で有効な飛行訓練です。
2週間以上、空母に着艦してないでいると、着艦資格が喪失し、地上訓練からやり直しになるそうです。
それほど航空母艦への着艦は危険が伴うということなのでしょう。
ドラマより実機の本物の迫力を楽しむための映画だと思って楽しんでください。
スピーカで大音響を出すと近所迷惑になるので、ヘッドホンで大音響で見ることをお勧めします。
声優達には悪いのですが、英語音声で字幕で視聴した方が楽しめると思います。
そんなに難しい英会話では無いはずですが、スラングも多いようで分かりにくいですが、臨場感があってよいです。
ただし、ストーリーが良く分からない場合は、日本語の音声で見るのも良いでしょう。
司令官のお嬢さんのベニー・ベンジャミンが「トップガン マーヴェリック」に登場して、驚かされました。
3つドラマが同時進行して映画を盛り上げます。
1つめのドラマは、主人公は、優秀な海軍パイロットの父親のデューク・ミッチェルが、1965年11月5日にF-4に搭乗していて、ミスを犯し墜落したことが機密扱いとなって士官学校にも入学できませんでした。
父親の事故死が原因で、すぐに母親も死にました。
主人公は、自分の父親がミスを犯すことなど無いことを証明するかのように、自信たっぷりに、無鉄砲に大空を飛び回ります。
主人公は、家族もなく、孤独ですが、明るいパイロットです。
幸運にも「トップガン」で訓練を受けることとなります。
しかし、「トップガン」での訓練中に相棒のレーダー員の死亡事故から立ち直るというドラマ
になっています。
実際に、戦闘機乗りは親しい人を失うことが多いいそうで、映画を現実的なドラマにしています。
死亡事故ではあませんが、実際にあった事故の中から脚色されて作られたストーリだそうです。
実際に起きえないことなどを脚本に入れると海軍の協力が得られなくなるからこのようになったそうです。
2つめのドラマは、「トップガン」で出会ったパイロットと民間の評価チームで図上演習を採点する
セクシーな教官との恋愛ドラマです。
恋愛ドラマというほどではないですが、この2人の会話のやり取りも面白く、楽しめます。
実際に、「トップガン」に民間の評価チームで図上演習を採点するという戦術開発を担う海軍分析センターに勤務している人をモデルにしたので、映画に現実的なドラマにしています。
これも、実際に起きえないことなどを脚本に入れると海軍の協力が得られなくなるからこのように
なったそうです。
映画予告編の作成を依頼された会社の女性社長が「トム・クルーズは日本人好みのタイプの男性である」と直感で気づき、自ら作り直した恋愛映画風の予告編を作成し差し替えました。
これにより、若い女性観客を取り込むことに成功、日本では「恋愛映画」として大ヒットすること
になったそうです。
3つめのドラマは、「トップガン」で出会ったライバルと対立しながらも空中戦闘技術を向上し、目覚ましい戦果をあげ、ライバルと信頼関係が構築されるというドラマです。
多くの人たちの出世作品にもなっている映画です。
つまり、若く才能ある俳優が結集した映画です。
しかし、この撮影を行ったパイロットのアート・ショールはこの撮影中の墜落事故で死亡し、遺作でもあります。
監督は、トニー・スコットです。
第2回目の監督作品になります。
しかし、パラマウント映画から3回も解雇されたそうです。
まず、トニー・スコット監督は冒頭シーンをフィルターをかけて、スローで撮影し、芸術的ですが
暗い感じで難解になって、パラマウントに解雇されたそうです。
しかし、冒頭シーンは実際の航空母艦でのF-14トムキャット等のありのままの映像で、必見です。
次には、チャーリー(ケリー・マクギリス)を派手な化粧とハイヒールでセクシーに演出し、娼婦のようだと言われ解雇されたそうです。
一般大衆受けを狙う娯楽映画なら正しい判断だと思います。
地味なヒロインで大ヒットするのは「ロッキー」ぐらいでしょう。
最後に、ヘルメットのバイザーを下げて、バイザーに写る空を撮影して、俳優の顔が見えないという
理由で解雇されました。
実際にはヘルメットのバイザーは上げて撮影したものが採用されています。
頭をヘルメットで、目をバイザーで、口をマスクで覆ってしまったら俳優は演技ができません。
どれもパラマウント映画を誤魔化そうとしたが失敗し、解雇されたということです。
トニー・スコット監督が解雇を覚悟で撮影したシーンを見逃さないのも楽しみの一つだと思います。
映画を作るのは本当に大変です。
水も滴る
鑑賞動機:『トップガン マーヴェリック』を観るために。10割
映画っぽくない
サントラが素晴らしい王道の青春映画
私の世代にとっての「トップガン」って、やはりサントラなんだと思う。「フラッシュダンス」から「フットルース」と続いての「トップガン」。ヒット曲が何曲も生まれた映画として印象に残っている。そしてあの革ジャン(G−1)。トム・クルーズが着ていたからなんだけど、かっこよすぎて憧れたことを覚えている。
今回、続編の予習(復習?)として鑑賞したが改めて気付かされたことがいくつかあった。まず思ったよりも音楽映画だった。「デンジャーゾーン」があんなにかかるとは思わなかったし、オーティス・レディングやライチャス・ブラザーズの曲がキーになってるなんて。当時は洋楽を聴き始めてそんなにたっていなかったのもあって、ちょっと昔の曲の印象が薄かったのだろう。
そして、青春映画として意外とちゃんとしていた。ライバル、仲間、挫折、恋…、青春映画に必要な要素がきっちり散りばめられていて面白かった。こりゃヒットするわな。
それほど売れていないメグ・ライアンやティム・ロビンスが出演しているのもちょっとした驚きだ。昔の映画を観るときはそんな楽しみ方もできる。
さぁ、どんな続編にしてくれたんだろう。これで心置きなく続編を観に行ける。
続編を見るための復習
今はもうドラ猫はいないけど…
世代だけど見ていなかった作品。エリア88から空戦物にハマった世代としては、F -14が縦横無尽に空を駆け巡るだけで感動もの。新作を見たくなったので、そのためには前作を見ておかなければとVODで試聴。でも、やはり大画面で見たいです。
ハリウッド作品の定番な流れで、特に最後、いきなりああいう展開というのは流石に現実離れしている気はしますが、そこはそういう物だと割り切るしかありません。
今はもう空を飛んでいないF-14トムキャットですが、エリア88や他の空戦ゲーム、ストラテジーゲームでも唯一無二の強い個性を持っていて、思い入れの強い機体だけに、やはり感無量です。それだけで星が3つつきます。
なお、ミグが対艦ミサイルエグゾゼを撃つのか?と思いましたが、イラク空軍のMiG-23がエグゾぜの運用能力があるとか。いわゆる魔改造に近いものですが。
これで復習はバッチリです。
とにかく自信家で、ニヤケた笑顔が最高!
続編を観る為に何十年?ぶりに鑑賞。
パイロットとしてとにかく自信家で無鉄砲、
女性に対しても絶対的な自信、
これぞ欧米か!的なバーでの口説き、
アプローチしつつもガッツかず、結局相手が夢中、
なんか描写がハイスクールノリ!
親友の分かりやすい死亡フラグ、
分かりやすい挫折、
からの復活。
教官との恋はほんの添え物程度で、
本筋はマーベリックの成長物語だったんだな。
内容薄っぺらいけどね。
いやー単純明快ながらもテンポ良くサクサク進み、記憶の中よりも格段に楽しめました!
それだけでなく、
夕焼けだか朝焼けの中の離陸シーンがとにかく美しくも迫力があってかっこいい!
更に、ラストの空中戦がお見事!
あれを上回る同系の映画を、その後観た事がない気がする。
知らんけど!
そして、とにかくトムクルーズのニヤケ顔の笑顔が素敵過ぎる。
あれは惚れてまうだろ!
正に、スタア誕生って感じの映画でした!
知らんけど!
誰も観たことのない映像の映画 それが本作が成し遂げた偉業なのです
軍事マニアです
特に戦闘機好きで、中学生の昔から航空雑誌を読みふけってきました
まず本作は米国空軍のお話ではありません
米国海軍航空隊のお話です
飛行機だから空軍というのは間違いです
米国空軍は戦闘機部隊、爆撃機部隊、輸送機部隊、ICBM部隊の4本柱で、飛行機は陸上機のみです
同じように海軍だから船だけというのは間違いです
空母を持つ国の海軍には航空隊があり、戦闘機部隊もあります
米空母の航空機は全て海軍に所属しています
空母に載っている飛行機は、艦載機といいます
本作はこの空母艦載機の戦闘機パイロットのお話です
冒頭と終盤に登場するハゲ頭の上官
彼は艦長ではありません
空母の航空機部隊の司令です
通称CAG
空母の航空作戦についての全責任を負います
彼の帽子にはCVN-65の記号が大きく刺繍されていました
CVとは空母の略称、Nは原子力推進
65は艦番号です
その記号は米国海軍原子力空母エンタープライズのことです
1961年に就役した世界初の原子力空母で、当時は史上最大の空母です
本作の撮影当時は、劇中でインド洋上に展開していたように主に西太平洋からインド洋を守備範囲にしていました
2012年に半世紀に及んだ活躍を終え退役
現在は本国で解体待ちです
エンタープライズという艦名は、米国海軍にとっては最高の誉れ高い名前で、日本海軍なら大和に相当するくらい格式の高い艦名なのです
だからスタートレックの宇宙船の名前もエンタープライズ号なのです
原子力空母エンタープライズの艦載戦闘機部隊となれば、米国海軍航空隊の最高の戦闘機乗りが集められているということです
主人公はその一人というわけです
マーベリックというのは、本名でなく劇中で説明があるように無線で呼び合う時のコードネームのこと
専門用語ではタックネームといいます
航空自衛隊の戦闘機パイロットもタックネームをそれぞれお持ちです
マーベリックという意味は、一匹狼という意味合いだそうです
本作公開当時、インド洋方面ではイランとイラクが戦争中でした
しかし本作のような米空母の艦載機が空中戦を繰り広げたような事件は起こっていません
本作のクライマックスの空中戦のモデルは、1981年8月に地中海であった本当の事件です
リビアのシドラ湾で、米原子力空母ニミッツの艦載機、本作と同じF-14 トムキャット2機が、リビア空軍の戦闘機2機と空中戦を繰り広げて、2機とも撃墜しています
相手はミグではなく、スホーイです
ミグとかスホーイはメーカー名です
ソ連(ロシア)の戦闘機というと何でもミグと思われがちですが、スホーイも老舗メーカーで80年代後半からはスホーイの方が隆盛を誇り、ミグは今はもう新型機も製造していません
劇中での台詞のMIG-28という型式の戦闘機は架空のもので、その型式は存在しません
敵機役はFー5という米国の小型戦闘機が務めています
赤色の星マークをつけてそれらしい塗装で登場しています
本作は冒頭とクライマックスの茜色の空に発艦していくF-14 トムキャットの黒いシルエットが誰もがあの主題歌とともに思い浮かべます
冒頭の発艦は夕焼けです
高空に上がると青空がまだ残っています
しかし敵機を追い払ってからの着艦シーンは既に薄暮(はくぼ)になっています
トムキャットは翼端灯を点灯して飛行して、空母は飛行甲板のライトが光っています
空母への着艦は難易度が高いことで有名です
あれほど巨大なのに空中から見る空母は、豆粒くらいにしか見えないのですから
空母への着艦とは、「コントロールされた墜落である」という言葉があるくらいです
それが夜間着艦となると、ベテランでも怖く緊張することらしいです
あの様に命が縮んだあとには特にキツいのだということがあのシーンに込められているわけです
クーガーが上官に返したバッチは飛行章(ウイングバッチ)
言わばパイロットの免許証です
クライマックスの茜色の空は、朝焼けの暁です
軍事の世界では払暁(ふつぎょう)といいます
夜が明ける前の暗いうちから発艦準備を進めて、少しでも明るくなったならすぐ飛び立つのは第二次世界大戦中からの空母の定石です
F-14 愛称トムキャットはアメリカ海軍の当時の主力戦闘機
トムキャットには、雌猫の尻を追いかけ回す牡猫という意味があるそうです
敵機の尻を追いかけ回す戦闘機らしい名前です
双発、二人乗り、可変翼、双尾翼
あの格好良さったらありません!
アニメのマクロスのヴァルキリーはこのトムキャットのフォルムがモチーフです
但しマクロスは1982年スタートのアニメですから、本作に影響を受けたものではありません
戦闘機の中でも特に大型です
アメ車に通ずるデカさ、派手さがあります
車でいえばムスタングでしょうか
ベトナム戦争での戦訓を得て、米国空軍はF-15
米国海軍はF-14 を1970年代中頃に導入始めます
どちらも傑作機でした
F-15 は、世界中の西側の主要空軍に採用されました
航空自衛隊の主力戦闘機にも大量に採用されて今も現役で活躍中です
しかし本作のF-14 は、採用された国は殆どなく革命前の親米時代のイランぐらいでした
米国海軍自体も大型すぎてもてあまして、もう少し小型で一人乗りで使い勝手の良いF/A-18 ホーネットに置き換えられてしまい、とうとう2006年に全機退役してしまっています
F/A-18 ホーネットは、本作の続編「トップガン マーベリック」に登場する戦闘機です
トムキャット好きとしては、トップガンの続編がホーネットであると聞いて少し複雑な気持ちでした
もちろんトムキャットはすでに退役していて登場できるわけがありません
今の主力戦闘機はホーネットですから、これで当たり前なのです
でもなんか、若い時はアメ車のムスタングをブイブイいわして走り回っていたのに、今ではプリウス乗っているみたいなイメージなのです
なんだかなあという気分なのです
最新鋭のF-35の海軍版は、撮影中はまだ導入試験中でした
しかもこの最新鋭のステルス戦闘機になると、もはや空中戦ではなく、ステルスで忍び寄ってミサイルを遠くから放って相手に気付かれずに撃墜する戦い方をする時代に変わってしまっているのです
そのミサイルも敵機の後ろにつかないと打てない代物ではなく、例え真後ろにでも打つことが出来るようになって空中機動戦をする意味もなくなりつつあるのです
すなわち、もはやトップガンの時代でも無くなってしまいつつあるのです
21世紀の現代と、40年近い昔の1980年代との違い
戦闘機の物語なのに、時代をも写してもいるのです
そして同じ1980年代でも初め頃と中頃ではもう違うことも内容に反映させているのです
米国海軍航空隊の映画といえば
1981年の「愛と青春の旅立ち」
こちらは海軍航空隊士官学校のお話です
本作は選りすぐりの戦闘機乗りを集めて空中戦の技を更に磨く研修センターです
どちらも主人公が白い軍服をまとうシーンが素敵です
そこに両作品とも女性が絡むのですが、「愛と青春の旅だち」では、同僚に女性候補生もいて男性に混じって負けずに卒業していきます
しかしヒロインはシンデレラとして男性を待つだけです
本作ではどうでしょう
トム・クルーズは24歳、劇中の役もそれくらいです
ヒロインのチャーリーは30歳位にみえます
演じたケリー・マクギリスは29歳でした
彼女は航空力学の博士号を持ち、軍属としてキャリアを重ねつつある自力した女性なのです
そして迎えにくるのは彼女の方なのです
僅か5年なのに二つの作品には歴然とした違いがあります
もしかしたら、本作は「愛と青春の旅だち」への回答だったのかも知れません
そして航空アクション!
現代のジェット戦闘機の航空アクションを真っ正面から取り上げたのは本作が初めてであると思います
画期的な撮影を達成した映画だと思います
特撮もCGも無しなのです!
どれだけ凄いことか、大ヒット映画なら普通は類似の映画が山ほどでるものです
それが殆ど存在しないのです
こんな撮影絶対無理だと誰もが諦めたからです
誰も観たことのない映像の映画
それが本作が成し遂げた偉業なのです
序盤のクラブでチャーリーを口説こうと歌いだして途中からは仲間全員でのコーラスになる曲
歌のサビの、「Now it's gone, gone, gone, whoa-oh 」が笑わせます
それはエピローグでジュークボックスで掛かるのと同じ曲です
白人デュオのライチャスブラザーズ1965年の大ヒット曲「ふられた気持ち」です
1965年はピートの父がベトナムで謎の死を遂げた年なのです
歌のサビの「Now it's gone, gone, gone, whoa-oh 」とは、失恋のことではなく、父を失ったことを歌っていたのです
そしてチャーリーの家で聴いた曲は、米国では有名な黒人歌手Otis Reddingの1968年の大ヒット曲「Sittin' On The Dock Of The Bay」です
母の悲しみの記憶です
そして、この曲を歌ったOtis Reddingは、この曲を録音した3日後に、飛行機事故で無くなっているのです
それをチャーリーはあとから気が付いたに違いありません
そして、「Now it's gone, gone, gone, whoa-oh 」のピートに取っての本当の意味も
恋愛物語としても実は深かったのです
蛇足
ジェット後流とは、ジェットエンジンが吐き出す、猛烈な排気流のことです
それがジェット機の推進力になっています
しかしこの排気流が、後ろに近づきすぎた戦闘機のジェットエンジン前方の空気取り入れ口に入ると問題が生じる時があります
ジェット後流は、高温の乱れた気流であるので、これをまともに自機のジェットエンジンが吸ってしまうと、自機のジェットエンジンは燃料を燃やすための酸素量を確保出来なくなり、最悪の場合ジェットエンジンが止まってしまうことがあるのです
これを専門用語ではサージングまたはコンプレッサーストールといいます
これがマーベリックのトムキャットに起こったことです
上手く操作すれば回復することもあるようです
エンジンが止まってしまっても空中で再点火することもできます
しかし、サージングでジェットエンジン自体が損傷を受けて回復しないこともあり得るのです
正に危機一発でした
世界一のやおい映画
俺の名前はマーベリック。親子二代の天才パイロットさ。でもちょっと過激な飛行もしちゃって上官に怒られてばっかりの毎日。ある日バーで口説いた女は全然釣れなかったんだけど、なんと翌朝出てきた女教官がその女だったんだ!オーマイ…
まぁ要するに、向こう30年世界のトップを走り続けるワールドイケメンを使い、贅沢にもアメリカ海軍の全面協力のもと、実際の戦闘機と空母まで使って作り上げた、世界で一番ヒットしたやおい映画だ。
それだけあって戦闘シーンは迫力満点だし、なによりもトムがセクシーすぎる。昔マーヴィンゲイのライナーノーツで「彼のライブ中、お客さんはみんなマーヴィンとセ○○スしているかのようだった」と書かれていたけど、もうそんな感じだ。不必要な上裸にビーチバレー。モニターからトムのフェロモン漏れすぎ。4DXで香水かけてくれればいいのに。
ただそれだけの映画だし、それだけが最高に楽しい映画とも言える。深く考える必要はないのだ。トム!戦闘機!デンジャーゾーン!みんな騒げー!メモれー!メイクサムノーイズ!ドゥルドゥドゥンドゥン バラッツバッツバッツバーバー…
青春。
何度観てもカッコいい
全220件中、81~100件目を表示